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#cup196:曙:高澤酒造場

曙(あけぼの):高澤酒造場曙(あけぼの):高澤酒造場

すみれの花があしらわれたデザイン。いわゆるフラワーカップと呼ばれるタイプのカップ酒だ。すみれの花は好きな花なので、好印象。

すこし苦味が感じられるが、いやな感じではない。食中酒にあいそうな味。基本的には辛口の酒なのだが、蔵のサイトの解説によると燗にすると甘みが出てくるとのこと。

蔵があるのは、富山湾に面した寒ブリで有名な氷見。氷見の漁港のすぐそばにある。この時期は寒ブリのシーズンだから、氷見のどこかで「曙」を熱燗にしたりして味わうといいのかもしれない。能登半島に旅行に出かけて、氷見の魚市場に行く途中にたまたま車窓に見かけた造り酒屋に立ち寄ったところプリントタイプのカップ酒があったのを幸い購入したもの。蔵のサイトによると、ここの蔵元は杜氏も兼任するいわゆる蔵元杜氏。立ち寄ったときは夏の終わりごろだったので(蔵の仕事が何もないころ)、もしかしたらこのカップ酒を買いにいったときに店頭にいたのは蔵元だったのかもしれない。

明治 5 年(1873)の創業だが、「曙」はその当時からの銘柄。曙の横綱昇進記念のパーティーにこの蔵の「曙」の四斗樽が使われたのだそうだ。

カップお気に入り度:★★

  • 高澤酒造場
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:14 - 15 度
  • 日本酒度:± 5.0
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:麹米・五百万石、掛米・てんたかく他
  • 精米歩合:70 %

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#cup195:雪雀:雪雀酒造

雪雀(ゆきすずめ):雪雀酒造雪雀(ゆきすずめ)

蔵のある松山市のシンボル、松山城をあしらったデザイン。前景には花が咲いている。何の花だろうか。桜には見えないけど、どうもこの角度から天守閣を見たときに前景に位置する場所には桜の木が植えてあるようだ。青とオレンジの組み合わせはかなり珍しいもの。

辛口の酒が増えてきている中でいまどき珍しい甘口の酒。とはいえ、日本酒度はプラスにもマイナスにも振れていない。酒だけで味わっていると甘みが前面にでてきてしまうが、ナッツと合わせると気にならない程度。味は濃厚といった風情ではなく、あっさりめ。うっすらと苦味が残っている。冬の冷やということで、ほぼ冷酒の温度で飲んでみたわけだけど、正解だったかも。

この蔵は大正 4 年(1915)の創業で、創業当初は「雀正宗」という銘柄。これは「雀の酒造り」という昔話にちなんだものだったらしい。昭和 6 年(1931)に蔵元と交流のあった当時の首相・犬養毅により「雪雀」と命名されたとのこと。

このカップ酒は、「日本酒チャンピオンズカップ 2008」でいただいてきたもの。

カップお気に入り度:★★

  • 雪雀酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:± 0
  • 酸度:1.4
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:北錦・松山三井
  • 精米歩合:65 - 70 %

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#cup193:三波石:田島酒造店

三波石(さんばせき):田島酒造店三波石(さんばせき):田島酒造店

青でプリントされ、銘柄名の文字の部分からは向こう側が透けて見えるデザイン。けっこう好きなパターンのデザイン。

カップには「芳醇清酒」と書かれているが、さてさて。芳醇というにはすこし弱いような気もするけど、飲みやすい味わい。これもまた普段遣いの酒。

蔵の創業は天保 8 年。1835 年だから幕末期。元々この蔵で造っていた酒は「竹に雀」という銘柄だったらしいが、昭和 13 年より「三波石」に改称したらしい。この三波石というのは、地元を流れる三波川の流域で採石される青緑色の変成岩だそうで、庭石に使われるような石のことらしい。

このカップ酒はあまり出回っていないのか、すぐ近くの高崎では見かけることがなかった。駅の中や駅周辺のデパートなんかを探してみたけどまったく見つからないので、藤岡まで行ってようやく買うことができた思い出の品。群馬藤岡駅は JR 八高線で運行本数が少ない。あとすこしで高崎なのに、バスの便も非常に少ないけっこう不便な町だったのが印象に強く残っている。駅からすこし歩いたあたりにあった昔からの酒屋で買ったもの。

カップお気に入り度:★★

  • 合名会社田島酒造店
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:+1
  • 酸度:1.3
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:70 %

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#cup192:宗玄:宗玄酒造

宗玄(そうげん):宗玄酒造宗玄(そうげん):宗玄酒造

カップに描かれている特徴的な形の島は、見附島。その船首のような形から軍艦島とも呼ばれているとのこと。島に渡れるように、石が並べてあるのも描かれている。実際には、島まで辿り着いても、上に登ることはできないようだ。というのも、この島は珪藻泥岩でできており、脆いためロッククライミングのようによじ上ることができないのだそうだ。カップのイラスト自体は上手いものではないが、地元の名所が描かれているのはいかにも地酒らしくて好きなタイプ。

味のほうはというと、辛口で旨味もあり、おいしいカップ酒。若干、舌の上に味が残るような気もするけど、飲み応えのある味わいなので、気になるほどではない。常温で飲んでいるけど、いかにも燗映えのしそうなおいしさだ。県下ではとてもポピュラーな酒で、至るところで販売しているので、入手は容易だ。

蔵元は、戦国時代に七尾城主であった畠山義春の末裔だそうだ。上杉謙信の侵攻に遭い、珠洲に逃れ、宗玄と改姓したという。明和 5 年(1768)に酒蔵を興したとのことなので、かなり歴史のある蔵だ。能登杜氏を輩出するこの地で長きに渡って、地元の水と米を使って、旨酒を醸してきたとのこと。

カップお気に入り度:★★

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#cup191:松乃井:松乃井酒造場

松乃井(まつのい):松乃井酒造場松乃井(まつのい):松乃井酒造場

菱形の井戸の形を意匠した紋の上に赤字で銘柄名があしらわれている。その後ろには松の木が細かく描かれている。松の葉が線香花火のようできれいなデザイン。銘柄名以外は白で描かれているので写真だと見えにくいが、なかなか繊細なデザイン。

新潟のカップ酒は、端淡辛口の酒をベースにした普通酒が入っていることが多く、薄っぺらい味のものが多いので、期待せずに飲んでみたけど、思いのほか旨みの感じられる酒だった。ふだん着の酒としていい感じ。つまみにほろほろ漬けをあわせてみたけど、偶然にもどちらも十日町の産。

米所の地の利を活かして、手作りの酒を醸している小さな酒蔵。地酒ブームのころに東京の百貨店からの取引のオファーを断り、地元重視の姿勢を貫いたという小造りの蔵なのだそうだ。「八海山」や「久保田」とかが東京進出した時代の話かな。

越後湯沢経由で野沢温泉に行ったときに、十日町のスーパーで購入したもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup188:薫長:クンチョウ酒造

薫長(くんちょう):クンチョウ酒造カップ酒のデザインは、誰の作品なのかがわからないノークレジットのものが非常に多いが、これはかなり有名なお方の作品。なんと、東郷青児画伯。有名人デザインのカップ酒と言えば、ここで紹介したものだと奈良美智の「A to Z House」(六花酒造)とか、滝平二郎の「八木節」あたりだろうか。カップ酒のデザインとしてすばらしいかどうかは別にして、これほどの大物というのは珍しい。

かない淡い味。辛口ではあるが、新潟の酒のような淡麗辛口の切れ味鋭い感じではない。飲むとふわっと淡雪のように解けてしまう感じ......というのが近いだろうか。同じ大分県でも「西の関」とはまったく違う味(エリアが違うわけだから、当たり前だけど)。キャップを開けると、ふわっとアルコールの香りが漂った。これは、米起源のアルコールか、添加アルコールか......。でも、バランスは悪くない。この酒は、常温ぐらいで飲むのがいいのかも。冷酒で飲みはじめたけど、だんだんおいしくなってきた。

薫長(くんちょう):クンチョウ酒造この酒は、大分の酒。この前の GW に別府に遊びにいったときに「薫長」という地酒があることを知り、いろんな店に行っては見たけど、結局見つけられなかった一品。それを連休明けに大分出身の S さんにいただいた♪ 探しても見つからなかったものだったことに加え、東郷青児デザインという稀少性もあり、非常にうれしいいただきものだった。あとで調べてみると、日田の酒。別府からはずいぶん遠い内陸部。これには別府で入手しにくいのにも納得。

日田と言えば、天領。北部九州の各地を結ぶ交通の要衝として、政治・経済・文化の中心地として繁栄したとのこと。こういう古い街には酒蔵は何軒かあったりするけど、このクンチョウ酒造も歴史は古く、いまでも元禄年間に立てた酒蔵が現存しているらしい。この蔵も九州の日本酒の酒蔵らしく、焼酎も造っている。麦、芋、米と定番の原材料はもちろんのこと、サフラン焼酎や銀杏焼酎などといったものもあるようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup186:御園竹:武重本家酒造

御園竹(みそのたけ):武重本家酒造御園竹(みそのたけ):武重本家酒造

緑の地がプリントされ、抜きで青竹をあしらい、白で銘柄名と蔵の建物(国の登録文化財らしい)の外観が描かれている落ち着いたデザインのカップ酒。緑の色もモスグリーンに近い色合いなのがシックさを増幅している。

何となく飲む前から甘口なのではないかと思っていたのだけど、ほぼ想像どおりの味。その甘口にも理由があるようだ。昔からこの地域は、愛飲家が多かったとのこと。一日の日給でやっと酒が一本買えるか買えないか程度の収入しかない人たちに一日の重労働を終えたあとの一杯を提供したい。たった一杯で「旨かった」と満足できる酒は......と考えたときに、「甘口だろう」という結論に至ったらしい。だから御園竹は甘口で、味のある酒にしようと......という歴史があったみたい。いまは、すこし辛口になってきているみたいだけど、それでも甘口だなあと感じる。

この蔵では、生酛造りを基本としているらしい。カップ酒にボトリングされているのは普通酒だろうけど、その普通酒にも生酛造りの酒をブレンドして出荷しているらしい。そういうことなのかな。カップ酒ながらカップ酒にありがちなケンカをしている感じがないのは。

長野に遊びにいったときに立ち寄った小諸の駅前通りの酒販店でみつけたもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup185:東北泉:高橋酒造店

東北泉(とうほくいずみ):高橋酒造店東北泉(とうほくいずみ):高橋酒造店

ゆるやかな稜線を描く山がデザインされたカップ酒。「東北泉」を醸す高橋酒造店なので、この山は鳥海山だろう。蔵のサイトにも鳥海山の写真が使われていて、カップ酒に描かれた稜線と同じ形をしているのがわかる。

東北の銘酒「東北泉」にカップ酒があるとは思わなかった。山形の上山温泉の酒販店で遭遇したもの。酸味が前面に出てきている味わい。アルコールの辛みもあいまって、辛口の飲みやすい良酒に仕上がっている。

東北泉は、山形を代表的名山である鳥海山の伏流水を使い、特定名称酒を中心に酒造りをおこなっている。そのため、本醸造酒やカップ酒は作っていないと思っていたのだが、意外にもカップ酒を出していた。このカップ酒も悪くないが、せっかくだったらやっぱり純米酒を飲みたいな。

カップお気に入り度:★★

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#cup182:武蔵鶴:武蔵鶴酒造

武蔵鶴(むさしつる):武蔵鶴酒造武蔵鶴(むさしつる):武蔵鶴酒造

青地に大きく白で「鶴」と大書されたシンプルデザイン。前から欲しいと思っていたが、なかなか手に入らず、蔵のある街まで出かけてようやく購入。青地に「鶴」のデザインは、以前紹介した「千代鶴」と同じだが、やはりこの「武蔵鶴」の「鶴」の字のほうが圧倒的にかっこいいな。

添加アルコールのせいかすこしバランスが悪いような気がする。ベースの味と辛味のバランスがよくないのだろう。香りは水っぽい感じ。甘味がすこし。

蔵があるのは、埼玉の小川町というところ。古くから和紙の産地として栄えていたようで、そのおかげか酒蔵も 3 軒ほどある(武蔵鶴酒造晴雲酒造松岡醸造)。

カップお気に入り度:★★

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#cup181:越の誉:原酒造

越の誉(こしのほまれ):原酒造越の誉(こしのほまれ):原酒造

褐色のお燗瓶。銘柄名を中心に赤でプリント。両脇に稲穂のついた稲あしらった、いいデザイン。お燗瓶は透明のガラスを使用したものが多いが、こういう褐色の瓶も一升瓶っぽくて、たまにはいいもの。

電子レンジで軽く温めてみた。香りは弱いが、かなり飲みやすい酒。辛口ですっきりした味わい。新潟の酒らしい味......といったところだろうか。普通酒だけど、バランスはよくとれている。食中酒に向いているかも。蔵のサイトでは、冷やもよいが、燗が最高だと書かれている。確かに燗ばえしそうな味。

蔵元の原酒造の創業は、文化 11 年(1814)年の創業。創業 200 年弱ということか。なかなかの歴史だ。ここの製品は、すべて「越の誉」という銘柄名を冠しているが、このお燗瓶は「酒母四段 銀」という名前の酒らしい。この蔵の製品中ではもっとも売れ筋の商品らしく、一升瓶、四合瓶、300 ml、紙パック、カップ酒......と豊富なラインナップで販売しているようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup180:澤乃井:小澤酒造

澤乃井(さわのい):小澤酒造澤乃井(さわのい):小澤酒造

白でプリントされたカップ酒(これはお燗瓶だけど)は、どうにも写真がうまく撮れない。これでは、どんなデザインだかよくわからないと思うので、もう 1 枚写真を用意したので、そちらをご覧いただきたい。中心に「澤乃井」の銘柄名を配し、左右にカニのイラスト。サワガニだろうか。けっこうこのカニのイラストがお気に入り。

先日うちの近所のフリーマーケットで、陶器やガラス食器を売っている人がいて、そこを覗いてみたら青緑でカニがプリントされたガラスのお猪口があって、これはなんだっけな......と思いながら買ってみた。たしかひとつ 20 円だったかな。うちに帰ってみると、「澤乃井」のお燗瓶に同じカニのイラストが。そうかそうか、「澤乃井」だったか。このお猪口はカニのイラストがくっきりプリントされていていい感じ。

澤乃井とオリジナルグラスお猪口ちょっと面倒だったので、レンジで手抜き燗に。いつもどおりの熱燗の設定にしたのに、えらく熱くなってしまった(とびきり燗クラス)。すこし冷めてきてから飲んでみる。味の方は、まあ普通かな。普段遣いの酒としては十分な味......といったところか。買ってからしばらく経っていたので、ちょっと黄色く変色してしまったのもよくなかったのかも。

「澤の井」を醸す小澤酒造は、東京は青梅の蔵。東京に住んでいるのでよく見かける銘柄だけど実際には飲んだことはなかった。日本酒以外には、「澤乃井」の酒粕と奥多摩のわさびを使ったわさび漬けなんてものを作っているのはおもしろい。飲食業も直営事業でやっていて、「ままごと屋」という店では、豆腐料理を売りにしているらしい。他にも「いもうとや」、「豆らく」なども。都心からもさほど遠くないという地の利を活かしたビジネスといったところだろうか。なかなか手広い。会社の住所を調べて気づいたことが。最寄り駅が「沢井」。それで「澤乃井」なのか。なるほど。

カップお気に入り度:★★

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#cup179:北の勝:碓氷勝三郎商店

北の勝(きたのかつ):碓氷勝三郎商店北の勝(きたのかつ):碓氷勝三郎商店

ここのところエントリーがいままで飲んだカップ酒のデザイン違いが続いているが、写真のストックがないので仕方ない。お気に入りのデザインのカップ酒、根室の「北の勝」の再登場(中身は、前のといっしょの「鳳凰」)。前に紹介したものとは色違い。昆布の色が緑から白に。でもやっぱり緑色の方が海藻っぽくていいね。

花咲ガニのイラストを見ていると、形は違うが先日別府で食べたアサヒガニを思い出した。あのカニも味の濃いおいしいカニだった。

この酒を醸している碓氷勝三郎商店は、明治 20 年(1888)の創業。北海道、しかも根室でこの老舗っぷりはすごい。

カップお気に入り度:★★

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#cup178:國稀:国稀酒造

國稀(くにまれ):国稀酒造國稀(くにまれ):国稀酒造

さくらんぼのあしらわれたかわいらしいデザイン。ショートタイプのカップというのも、このデザインにはマッチしている。昭和テイストでいい感じ。

辛口の味。普通酒らしい奥行きのなさが悲しい。2 回めに飲むと酒は、初回と違った印象を持つときがよくあるが、この酒もそうで、前回は甘みを感じたのだが、今回はひたすら辛い。造りが違うのだろうか......と思ったのだが、調べてみたら前回紹介した「國稀」と違って、今回のこの「國稀」には「上撰」という冠がついていた。若干こちらの方が値段も高い。

国稀酒造の初代は、江戸時代末期の新潟出身。明治の世になり北海道に移住し、元々の商売であった呉服商の他に、荒物雑貨販売、海運業、ニシン漁など手広く商っていたとのこと。当時の北海道で飲める日本酒は本土からのもので、高価だったらしい。新潟出身も縁あって、酒造業も始めることになったようだ。なかなかの実業家だ。

カップお気に入り度:★★

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#cup174:七笑:七笑酒造

七笑(ななわらい):七笑酒造七笑(ななわらい):七笑酒造

前に紹介した「七笑」は清酒だったけど、こちらは濁り。カップのにごり酒はあまり好みではないのでどうかな......と思いながら飲んでみると、悪くない。にごり成分は多めでクリーミーな味わい。若干辛口といったところだろうか。

カップのデザインは、清酒と同じもの。「ワンカップ大関」タイプの青地に白文字のシンプルなもの。見ている間にけっこうお気に入りのデザインに。

イカの唐揚げとあわせて飲んでみたが、組み合わせはいまひとつ。こういう濃いめのにごり酒は何をつまみにするのがいいんだろうか......。

このカップ酒は、旅行中に馬籠宿かどこかの酒屋で買ったもの。「七笑」は長野県内ではどこでもカップ酒が買えるけど、そのほとんどは紙カップ。ガラスのカップは、地元木曽エリアでないと買えないのかな。

カップお気に入り度:★★

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#cup173:十一正宗:森戸酒造

十一正宗(じゅういちまさむね):森戸酒造十一正宗(じゅういちまさむね):森戸酒造

ひさびさに記事をアップ。とはいえ、以前紹介した「十一正宗」の別デザインバージョン。あ、ご当地デザインの「日光旅物語」も入れれば、3 回めの紹介か。デザインが違うのでよしとしよう。

最初に紹介したのは、楓の葉がデザインされた秋っぽいデザイン。オレンジや赤が配色されていたが、こちらはリンドウをデザインしたもの。青と緑でクールにまとまっている。こういうフラワーカップは、花の図柄が全面に配されたものが多いけど、このカップは正面に銘柄名が堂々とプリントされている。そのあたりがお気に入り。

初回に飲んだときよりもおいしく感じる。「日光旅物語」を飲んだときにもこんなことを書いたけど、この違いはなんだろう。冷蔵庫の中で熟成したのかな。

カップお気に入り度:★★

  • 森戸酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール・糖類
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup169:柏盛:片山本店

柏盛(かしわざかり):片山本店柏盛(かしわざかり):片山本店

以前紹介した「柏盛」のお燗瓶バージョン。こちらは、カップ酒にプリントされていた英語のテキストがない。それ以外は、瓶とカップの違いだけ。ここのカップ酒もそうだったけど、ちゃんと褐色の瓶に入っている。カップ酒は、紫外線に弱いものが多く、管理を怠ると変色してしまうので、こういう紫外線対策のあるプロダクトはうれしい。

このお燗瓶も電子レンジでチンして、お手軽熱燗。ひさしぶりの柏盛。原酒ということで熱燗はキツイかと思ったけど、そうでもない。まろやかな味わいでいい感じ。割り水なしの原酒の熱燗も悪くない。カップ酒のときは冷酒から冷やの温度帯で飲んだと思うけど、それより熱燗のほうがいいのかも。

これは、湯西川温泉で買ったもの(だと思う)。

カップお気に入り度:★★

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#cup168:縁喜:玉村本店

縁喜(えんぎ):玉村本店縁喜(えんぎ):玉村本店

ピンク色の小さな花をあしらったデザインのカップ酒。写真に写っているのは、ユキワリソウ。カップの周囲には、他の花もデザインされていて、コマクサ、イワカガミとある。この酒を醸している蔵は、志賀高原の麓、渋温泉にある。きっとこれらの花も志賀高原で見ることのできる花なんだろう。花をあしらったフラワーカップというのはよくあるが、ひとつのカップに 3 種類も花をプリントしたものというのは珍しい。

飲んでみると、なかなかおいしい。甘みと辛みが同時に舌の上に広がるような感覚。どちらの味もいつまでも口の中に残る感じはない。蔵のサイトの商品説明には、淡麗・辛口の酒ではなく、あえて言えば端麗・旨口であると書かれていたが、そのとおりの味わいだと思う。

蔵の創業は、江戸末期の文化 2 年(1805 年)。以来、200 年以上この地で酒造りをおこなっているらしい。

多くの人に飲んでいただける酒に、もちろんしたいと思います。ただ、そのために他と同じ様な酒にはなりたくないと思っています。自分たちが信じるうまい酒を、飲んでいただきたいと思います。均質化のすすむ地方の、万人受けする酒ではなく、個性ある田舎の、個性ある酒でありたいと考えます。小さくても、味は全国トップの水準を目指します。単なる観光地の土産の酒ではなく、この酒を飲むために(も)ここに来たいと思っていただける酒を、不器用でも造っていきたいと思っています

いい目標だと思う。

この酒は、地元(中野市)のスーパーで発見して購入したもの。こういう小造りの蔵の酒は、現地でこまめに探さないとなあ。渋・湯田中の温泉にも行ってみたい。

カップお気に入り度:★★

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#cup167:舞姫:舞姫酒造

舞姫(まいひめ):舞姫酒造舞姫(まいひめ):舞姫酒造

とっくりの形をした「お燗瓶」の初登場。カップ酒を出している蔵の一部には、こうしたお燗瓶も販売しているところもある。お燗瓶は、丸いとっくりの形をしているところから、紙のラベルは貼りにくいためか、ガラスにプリントされているものばかり。なので、カップ酒ではなくても、コレクションの対象になる。きょうのお燗瓶は、諏訪の舞姫酒造の「舞姫」。

カップ酒だとあまり使われていない緑色のガラスを使ったお燗瓶。広げた扇の上に赤字で「舞姫」の銘柄名がプリントされている。ガラス瓶の緑色も加えれば、緑、白、赤といい感じの配色。前に紹介したカップ酒よりも数段いいデザイン。

お燗瓶ということで、電子レンジで熱燗にしてみる。すこし味が薄いような気もするけど、飲みやすい。温めたせいか、微かに甘みが出てきたようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup166:松竹梅 いか酒:宝酒造

松竹梅 いか酒(しょうちくばい いかざけ):宝酒造松竹梅 いか酒(しょうちくばい いかざけ):宝酒造

前回の「松竹梅 ふぐひれ酒」に続いて、「いか酒」。こちらは、黄色いイカが同じようなタッチで描かれている。これもかわいいデザイン。

ふぐひれ酒は、さほどふぐひれらしい味は感じられなかったが、こちらはそれよりもちゃんといかっぽい味がする。原材料のするめが溶け出しているのか、ふぐひれ酒よりもうっすらと濁りがあるようだ。すこし長め(ぬる燗)にしたら、むせてしまった。ベースは、合成清酒シリーズのどれかなんだろうか。

カップお気に入り度:★★

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#cup165:松竹梅 ふぐひれ酒:宝酒造

松竹梅 ふぐひれ酒(しょうちくばい ふぐひれざけ):宝酒造松竹梅 ふぐひれ酒(しょうちくばい ふぐひれざけ):宝酒造

ここで紹介することは非常に珍しいナショナルブランドの酒。カップのデザインがかわいかったのでピックアップ。ふぐひれを使ったカップ酒は他の蔵からもいくつかあるが、これがいちばんキュートなデザイン。赤い太線でとぼけた顔のフグが描かれている。

フグのひれが原材料に使われているようだが、あまりそれらしさは感じない。そもそもそんなにひれ酒とか骨酒の類いが好きではなく、経験値が高くないせいだろうか。ぬるめに燗につけてみたが、普通酒にありがちな鼻をつくようなアルコールを感じずにすんだ。

この酒は、ふぐひれを原材料に使っているため、酒税法上の分類上はリキュールという扱いになるようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup164:高砂:金谷酒造

高砂(たかさご):金谷酒造高砂(たかさご):金谷酒造

以前紹介した「高砂」の別デザインのカップ酒。今回のものは、ユリをあしらったもの。ユリのデザインというのは他にもいくつかあるが、これはいまひとつかなあ。もっとシンプルに抽象化されている方がプリントタイプのカップ酒にはあうように思う。

辛口の飲みやすい酒。ハモの八幡巻きにあわせてみたが、すこし八幡巻きの味のほうが強すぎるようだ。もっとあっさりした味わいのつまみのほうがあうだろう。

白山の名水を使って醸した白山菊酒。白山菊酒を名乗るには一定の基準と審査があるらしい。その基準とは......

  1. 「コク豊かで品格ある風味」であり、各蔵元の個性が生きていること
  2. 白山市内で醸造し瓶詰めした清酒であること
  3. 原料水は、白山・手取川水系の自家井戸から採取したものであること
  4. 国産の格付け一等以上の酒造好適米であること
  5. 麹歩合は、20 %以上であること
  6. 酒母は、「生もと」、「山廃」、または、「速醸」であること
  7. 精米歩合は、70 % 以下であること
  8. 「増醸」、「液化仕込み」による清酒でないこと

......だとのこと。こういう基準があれば、安心して飲めるというもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup163:蓬萊:渡辺酒造店

蓬萊(ほうらい):渡辺酒造店蓬萊(ほうらい):渡辺酒造店

以前紹介した「蓬萊 小町桜」と同じ蔵のカップ酒。これには「小町桜」の銘はないが、基本的には同じデザイン。向かって右が古川気多若宮神社で、左が山王宮日枝神社。

控えめな甘さに添加アルコールの味。味はあるが、全体的には軽め。「小町桜」の味は忘れてしまったが、以前書いた記事を見てみると、すこし違う味のようだ。多分、個人的には「小町桜」のほうが好きな味なんだろう。でも、サイトを見るとこっちの「小町桜」でないほうが若干高いみたい......。

以前、下呂温泉に遊びにいったときに、街を散策していて小さな食料品店で発見したもの。メインの商品は食料品で、こんな店にカップ酒なんてあるのかな......と思いながら入ってみたら、これを買うことができた。やっぱり歩いてみるものだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup162:特上 生一本:皇国晴酒造

特上 生一本(とくじょう きいっぽん):皇国晴酒造特上 生一本(とくじょう きいっぽん):皇国晴酒造

しばらく前に紹介した皇国晴酒造のカップ酒の別デザインのカップ酒かと思ったら、キャップを見るとちょっと違う。前のは「豪華 生一本」、これは「特上 生一本」。どっちがクオリティが上なのかがわからない。多分、「特上 生一本」の方が上なのではないかと思う。スイセンをあしらったデザイン。

鼻に抜けるアルコールが心地よい。特段辛口というわけではなく、うっすらと甘みの感じられる酒。普段遣いとしては、申し分ない。熱燗にするといいかもしれない。

創業当時は「岩瀬酒造」という社名だったが、昭和の初めに皇国日本の勢いにあやかりあやかり皇国晴みくにはれ酒造と社名変更したらしい。1000 円で買える純米酒造りをおこなっている小造りの蔵のようだ。先日、黒部方面には出かけたときに何軒か酒屋はまわったけど、見かけなかったな。

カップお気に入り度:★★

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#cup161:志賀泉:志賀泉酒造

志賀泉(しがいずみ):志賀泉酒造志賀泉(しがいずみ):志賀泉酒造

銘柄名のプリントのクオリティはいまひとつだが、そのバックにプリントされた切り絵のような図柄はなかなかいい。青でプリントされている部分と白でプリントされている部分があり、志賀の夏と冬を描いたものかと思われる。調べてみたが、チョウゲンボウのようだ。チョウゲンボウは、蔵のある長野県中野市の十三崖じゅうさんがけには、集団繁殖地があり、国の天然記念物に指定されているようだ。

甘めの造りの普通酒。醸造アルコールで増量した薄っぺらい味ではないが、自然な濃醇さとも違う。常温で飲むと甘さが際立つ。

この蔵は、そもそも共同瓶詰場として創業し、後に酒造を始めたらしい。清酒共同製造場という特異な組織だったようだ。いくつかの地酒の蔵が参加していたのだろうか。生産量の減少により、造りを昔ながらの方式にもどして、地元に愛される酒造りをしているとのこと。

カップお気に入り度:★★

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#cup160:越の磯:越の磯

越の磯(こしのいそ):越の磯越の磯(こしのいそ):越の磯

スイセンのイラストをあしらったデザインのカップ酒。なぜスイセンなのかと思い調べてみたら、蔵のある福井県の県の花はスイセンだとのこと。越前海岸のスイセンが有名らしい。海岸沿いのスイセンの生育面積は日本一の規模。福井県には、この「越の磯」以外にもスイセンをあしらったカップ酒はいくつかあるようだ。

香りは弱い。アルコールの辛みより、甘みのほうが幾分勝っているようだ。バランスは悪くなく、まずまずのクオリティ。レバ刺しを胡麻油でつまみにしてみたが、あまりあわない。干物なんかがいいかも。このカップ酒には、干したカニのフレークがついていた。

越の磯は、明治末期に創業した蔵だが、最近は地ビールに力を入れているらしい。「DIOS」という銘柄で、ピルスナー、アンバー、ダークの 3 種類を出している。

カップお気に入り度:★★

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#cup159:東獅子:元坂酒造

東獅子(あずまじし):元坂酒造東獅子(あずまじし):元坂酒造

桜をあしらったデザインのカップ酒はいくつかあるが、その中ではいちばんいいデザインだと思う。花だけでなく、若葉が元気に空に向かって伸びているのがいい。花見ならソメイヨシノのように若葉が出てくるよりも先に開花するソメイヨシノがいいけど、カップ酒のデザインとしては、花ばかりだと絵柄が単調になってしまう。その点、このデザインはなかなかいい。実際には、この裏側には花だけの枝もプリントされてはいるんだけど。目立たないところに、「清酒 東獅子」とプリントされているのもいい。通称、「花ちゃんカップ」。

甘味のある飲み口の酒。いやな甘味ではなく、アルコールの辛味を口に残して消えていく感じ。結構しっかりした味。

この酒を造っているのは、元坂酒造。「もとさか」、「もとざか」ではなく、「げんさか」と読むらしい。創業は、江戸後期の 1805 年。200 年以上の歴史を持つ蔵ということになる。この蔵のフラッグシップの銘柄は、「八兵衛」。純米大吟醸酒から本醸造酒まで幅広いバリエーションで造っている。三重県の大台町ということは、大台ケ原の近く。雨が多いんだろうなあ。

カップお気に入り度:★★

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#cup158:久寿玉:平瀬酒造店

久寿玉(くすだま):平瀬酒造店久寿玉(くすだま):平瀬酒造店

以前に紹介した「久寿玉」は、地元の伝統玩具のさるぼぼをあしらったものだったが、 今回のものはデザイン違い。何の模様だろう。

すっきり飲みやすい酒。多少辛口かな......という気もするが、さほどでもない。さるぼぼカップが純米酒ということで、それよりもワンランク下の酒ということになる。

飛騨高山の冬場の気候を活かして、地場産の酒造好適米と北アルプスの伏流水を使った造りをおこなっている蔵のようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup157:白馬錦:薄井商店

白馬錦(はくばにしき):薄井商店白馬錦(はくばにしき):薄井商店

カップにプリントされた地の色が半透明なのはとてもめずらしい。半透明ですこし向こう側が透けて見えるのもいいし、青というのもすっきりとしていい感じ。蔵のある大町あたりから望んだ白馬岳だろうか。冬の澄んだ青空にそびえる白馬岳といったイメージ。山の上に「日本の屋根から乾杯」とプリントされている。

しかし、酒の味のほうはさっぱりで、これといって特筆すべきポイントはない。うっすらと甘みの感じられる辛口の酒。以前に紹介したこの蔵の「白馬錦 純米吟醸・原酒生詰」はなかなかいい味だったのだが。

蔵は、白馬岳のお膝元の長野県の大町市にある。明治末期の創業。旨口の酒造りを身上としているとのこと。

浅間温泉のコンビニで遭遇して、購入したもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup154:名倉山 にごり酒原蔵:名倉山酒造

名倉山 にごり酒原蔵(なぐらやま にごりざけげんぞう):名倉山酒造名倉山 にごり酒原蔵(なぐらやま にごりざけげんぞう):名倉山酒造

緑色のカップが特徴的。一升瓶や四合瓶ではおなじみの緑色のガラスも、カップ酒となると採用している蔵はそんなに多くない。そこに控えめに銘柄名がプリントされ、それよりも主張するサイズで「原蔵」とプリントされている。「原酒」ということらしい。シンプルでお気に入りのデザイン。やはり、カップの色が決め手。

甘い。甘酒といってもいいぐらいの感じ。原酒ということで、アルコール度数が高めなんだけど、この甘さのおかげで、度数の高さが気にならず、思いのほかすいすい飲めてしまう。甘味に隠れているが、酸味もすこしありそう。オンザロックで飲むのがオススメらしい。すこし前に紹介した「白真弓 合掌の郷」ほどの濁り成分はない。適量な濁り。

蔵のサイトがないので、断片的な情報しか入手できないが、「東北鑑評会 17 年連続受賞」とあり、いい造りをおこなっている蔵のように思われる。清酒の「名倉山」、「月弓げっきゅう」がこの蔵の主力商品。創業は、大正 6 年。初代蔵元は、酒造技術指導者のようなことをやっていたらしい。当時の会津地方では越後杜氏を迎えることが多かったようだが、この蔵では昭和初期に南部杜氏を迎えた。会津地方の吟醸・純米酒造りの先鞭を着けたという。

カップお気に入り度:★★

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#cup148:長陵:高橋酒造

長陵(ちょうりょう):高橋酒造長陵(ちょうりょう):高橋酒造

青と白というカップ酒らしい配色。よく見ると、意外に凝ったデザインで、写真だとわかりにくいかもしれないが、白地の部分には、ところどころ色が抜けているところがあって、そこは透明になっていて、円形の注連縄のようなデザインになっている。これがポイントになっていて、単調なデザインにならずにすんでいる。この縄は、この蔵のシンボルらしく、サイトにも全面的にフィーチャーされている。

新潟らしい辛口の酒。普通酒なので、全体的にすこし薄い印象ながら、バランスがいい。この蔵のハイクラスの酒にも期待できそうに感じる。塩納豆を肴に飲んでいるが、いい感じ。

蔵の創業は、江戸時代末期の安政年間。大正時代に建造された煉瓦造りの蔵や煙突などは、長い年月の間に立て替えられたりもしているようだが、いまだに煉瓦の建造物は残っているらしく、六角形の特徴的な煙突は、おそらく地域のランドマーク的な存在になっているのではないかと思われる。2007 年には、国の登録有形文化財に指定されたらしい。

カップお気に入り度:★★

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#cup146:千代の光:千代の光酒造

千代の光(ちよのひかり):千代の光酒造千代の光(ちよのひかり):千代の光酒造

六角形の枠の中に銘柄名と鳳凰がデザインされたカップ酒。こういうデザインは珍しい。この六角形の枠が大きいせいか、なんだかバランスの悪いところが残念。緑色を使っていたり、ワンポイントの鳳凰があったりと、要素としては楽しめるデザインなんだけど。

糖類、酸味料添加の酒。こうした酒にはありがちだが、香りが弱い。吟醸香がなければ......というわけではないけど、「あぁ、酒を飲んでいるな」とわかるような香りは欲しい。味の方はというと、調味されているおかげ(?)で、平板というわけではないが、やはり隠しようのない深みの感じられない味。

すこし離れた吉川町というところが、酒米の五百万石のふるさとらしい。永田ながた農法という農薬や除草剤を使わず、施肥もほとんどしない農法で育んだ五百万石で造りをおこなっているらしい。この吉川町は、「杜氏の里」だという。そういえば『夏子の酒』の蔵の杜氏も吉川町出身だったな。商品案内を見てみると、もち米の純米酒を造っているらしい。最近の純米ブームで、コシヒカリを使った酒なんてのが話題になったりするけど、もち米っていうのは珍しい。

カップお気に入り度:★★

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#cup142:鷲の尾:わしの尾

鷲の尾(わしのお):わしの尾鷲の尾(わしのお):わしの尾

達筆すぎて最後の「尾」の字しか読み取れないが、「鷲の尾」と書かれているようだ。銘柄名や横に描かれたイラストは和なテイストだが、銘柄名の下の「WASHINOO」と横にプリントされた「Since 1829」のアルファベットが違和感。

味は、昔ながらの日本酒っぽい味。いま冷やで飲んでいるが、普通酒としては悪くない部類。

蔵元のわしの尾は、岩手県の八幡平市にある。八幡平は、岩手県北西部の山地だが、いくつもの山からなるもので、そのひとつが岩手山。その別名である巌鷲山がんじゅさんに因んだ命名だとのこと。巌鷲山には、雪解けのころ、羽を広げた鷲の姿の雪渓が見られるのだという。

カップお気に入り度:★★

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#cup139:高千代:高千代酒造

高千代(たかちよ):高千代酒造高千代(たかちよ):高千代酒造

雪の農村の風景を太めの線でほのぼのタッチで描いたデザイン。意外にありそうでないデザインかもしれない。透明なガラスに白く太い描線に赤字の銘柄名が映える。「雪国のまごころの酒」とある。

味はというと、平板な感じ。新潟の辛口の普通酒を地でいくような味だろうか。甘みはほとんど感じられない。酸も香りもほとんどない。なんとなくこんな味なんじゃないかと思っていたのだが、まさに想像どおり。安売りのカップ酒とはいえ、もうすこしなんとかならないものだろうか。

高千代酒造は、南魚沼、米どころの酒蔵。谷川岳などのある三国山脈の巻機まきはた山(日本百名山のひとつに数えられているようだ)の名水にこだわった造りをおこなっているらしい。高千代酒造は、その水をミネラルウォーターとしても販売していて、「円水」という商品のようだ。ブルーのボトルにいいデザインのロゴがプリントされている。なかなかよさそう。

カップお気に入り度:★★

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#cup138:純米とんぼカップ:泉橋酒造

純米とんぼカップ(じゅんまいとんぼかっぷ):泉橋酒造純米とんぼカップ(じゅんまいとんぼかっぷ):泉橋酒造

通称「赤とんぼカップ」。以前紹介した「純米とんぼカップ」の赤バージョン。イラストを見てみたところ、同じ版のように思われる。のんびりした田舎の風景が郷愁を誘う(でも、蔵があるのは神奈川県)。

ひさしぶりのカップ酒ということで味わって飲む。クセのないすっきりとした味わい。トゲトゲした感じもまったくなく、甘辛酸のバランスのとれた味。どの味が飛び出ていることもない。アルコールがふわっと香る。もうちょっと濃いめの味が好きなんだけど、あっさりめの純米酒が好みの人にはオススメかも。

泉橋酒造は、神奈川県海老名市という首都圏近郊にある酒蔵だが、地場産の米を使った造りや、亀の尾、神力といった生産量の少ない米を使った造りをおこなうなど、特徴のある酒蔵だ。こういう蔵は好感が持てるなあ。

カップお気に入り度:★★

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#cup136:明峰喜久盛:信州銘醸

明峰喜久盛(めいほうきくさかり):信州銘醸明峰喜久盛(めいほうきくさかり):信州銘醸

浅間山を中心にした信濃の山々がカップをぐるりと囲むいいデザイン。写真は小さくてわかりにくいかもしれないけど、山の名前と標高がひとつひとつプリントされていて、見ているだけでも楽しいカップ酒。浅間山は、2568 m。プリントされた山の中でいちばん高い。

鼻に抜けるアルコールが、添加された醸造アルコールを感じさせるが、バランスのとれた味わい。普通酒ながら、悪くない。甘みもあり、辛口の酒らしい味もあり。普段遣いの酒としては、けっこういいかもしれない。ちびちびと飲んでいたらあっという間に常温になってしまったけど、常温で飲むのがよさそう。味にふくらみが出る。

信州銘醸と言えば、ここでも紹介した「ろくろ首」や「儀右ェ門」を醸す蔵。普通酒もいいものをつくっているなあ。蔵のある町は、上田市。なるほど浅間山のお膝元。

カップお気に入り度:★★

  • 信州銘醸株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:美山錦・とどろき
  • 精米歩合:麹米 59 %・掛米 65 %

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#cup135:ふじの井:ふじの井酒造

ふじの井(ふじのい):ふじの井酒造ふじの井(ふじのい):ふじの井酒造

ブルーを基調にした、涼しげなすっきりとしたカップデザイン。青地の部分は、透明度の残るもので、それが余計に涼しげなイメージを与える。銘柄名や「Fuji Cup」の文字は、白くプリントされているけど、山の部分にはプリントがされておらず、ガラスそのままの透明。この組み合わせがいい。プリントされている部分を手で触ってみると、すこしざらつきを感じるが、よく見ると縦横に走る繊維が見てとれる。プリントスクリーンの技術でプリントされているのがよくわかる。

すっきり辛口。すこし苦味が感じられる。普通酒にありがちな平板な味。チーズをつまみにしたら、よくあう。

蔵のサイトを覗いてみると、「高橋留美子展」の開催告知とが目立つ。調べてみると納得。この蔵では、地元新潟県出身の高橋留美子にラベルデザインをしてもらった酒を造っているらしいのだ。「酒蔵一刻館」というブランドで、「大吟醸 めぞん一刻」という酒を醸しているようだ。そういえば、『めぞん一刻』の主人公の管理人さんのエプロンに描かれたひよこ(ピヨピヨというらしい)のプリントされた利き猪口がついた日本酒のセットがあるというのは聞いたことがあったが、ここの蔵だったか。『うる星やつら』のラムちゃんの描かれたラベルの商品もあるみたい。

カップお気に入り度:★★

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#cup134:白真弓・歓杯:蒲酒造場

白真弓 歓杯(しらまゆみ かんぱい):蒲酒造場白真弓 歓杯(しらまゆみ かんぱい):蒲酒造場

青地にいい感じの書体で「歓杯」とある。ふつう、「カンパイ」と言えば、「乾杯」と書く。杯を飲み干すという意味なんだろうけど、「歓杯」とあるのを見ると、こっちのほうがなんかいいような気がする。こっちのほうが楽しそうなイメージが濃厚。実は、写真を撮り忘れてしまったんだけど、このカップの裏側には、祭りの様子が描かれている。版画風のタッチで、「起こし太鼓」とある。調べてみると、飛騨地方の春の祭りで、白鉢巻、白足袋、木綿の白いさらしで身を固めた半裸の男たちが櫓の上の太鼓を叩くという勇壮な祭りのようだ。

味のほうはというと、意外に甘味のある酒。平板な味ではあるが、飲みやすい。舌の上で味わうと、そこそこ味が感じられる。普通酒クラスとしては、まずまずのクオリティ。

主力銘柄の「白真弓」は、飛騨の枕詞だとのこと。

しらまゆみ 斐太の細江のすが鳥の 妹に恋れか いをねかねつる

......という歌が万葉集に収録されているらしい。「斐太」 = 「飛騨」なんだろう。飛騨の古川の人の気質を表現する「やんちゃ」を銘柄名にしたものもある。この蔵では、「じゃんぱん」という純米酒発泡酒も造っているらしい。発泡といえば、よくあるのは発泡にごり。でも、この「じゃんぱん」は、どうも清酒っぽい。他にも、「吟こぼれしゅわしゅわ」、「はてな」、「あまずっぱ~くて白い酒」、「とろ~りとろ~り夏生原酒」......などというユニークな銘柄名も。

カップお気に入り度:★★

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#cup133:豪華 生一本:皇国晴酒造

豪華 生一本(ごうか きいっぽん):皇国晴酒造豪華 生一本(ごうか きいっぽん):皇国晴酒造

これもお気に入りのデザイン。タイプとしては、「歡の泉」に近い。ショートタイプのフラワーカップ。こんな感じのデフォルメされたフラワーカップは、なんかレトロ感が漂っていて、そのあたりが好きなんだろう。

甘味の中にもキレのよさが残る味わい。すっきりとした飲み口で、濃い味のつまみに合いそう。そう思って、さつま揚げと昆布の甘辛い炊き合わせを用意。よくあった。

皇国晴みくにはれ酒造は、富山の黒部にある蔵。北アルプスから一気に駆け下りる黒部川の豊かな地下水を利用した造りをおこなっているらしい。黒部の街は、湧水に恵まれているらしく、市内の随所に湧水が見られるらしい。皇国晴酒造は、社の敷地内に湧水があるようだ。このカップ酒は、某 EC サイトでは「幻の瀧」という皇国晴酒造の主力銘柄で紹介されていたが、この商品の正式な名称かどうかがよくわからないので、キャップにプリントされていた商品名で記載(後の調査で、「豪華 生一本」が正式名称と判明)。

カップお気に入り度:★★

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#cup130:御代櫻・純米:御代櫻醸造

御代櫻(みよざくら)純米:御代櫻醸造御代櫻(みよざくら)純米:御代櫻醸造

以前、この蔵の普通酒を紹介したが、きょうのカップ酒は、同じ「御代櫻」の純米酒。パンダのデザインということで、けっこういろいろな店で扱っているのを見かけるが、それは普通酒バージョン。このパンダカップの純米酒バージョンは、笹が緑色でプリントされていて、いいアクセントになっている。パンダのイラスト自体も、この純米酒バージョンのほうがいくぶんかわいいような。

辛口。純米酒ということで、期待して飲んでみたが、思いの外ふくらみに欠ける印象。雑味はなく、悪くはないいのだが、もうひとつといったところ。個人的な嗜好の問題か。甘辛い肉じゃがなんかには合いそう。これといったつまみが見当たらず、冷奴をあてにしてみたが、いまいち。普通酒の日本酒度が +1.0 だったのに対し、この純米酒は +6.5。かなり辛口。

蔵のサイトを見たところ、日本酒以外にも焼酎を造っているようだ。他にも造りに使った酒粕で漬け物を作っているようで、これはおいしそう。「御代櫻」にあうんじゃないかなあ。

このカップ酒は、山中酒の店で買ったもの。なんせ流通量が少ないようで、手に入れるにはちょっと苦労した。

カップお気に入り度:★★

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#cup128:北光正宗:角口酒造店

北光正宗(ほっこうまさむね):角口酒造店北光正宗(ほっこうまさむね):角口酒造店

この手の白地プリントで文字が抜きになっているものは、キレイに撮影することができないのが残念だけど、このカップはかなりお気に入りのデザイン。「北光」と中央に大書。その脇を固めるように小さな文字で左に「正」、右に「宗」。「北光」の上には、北斗七星。この北斗七星がいい。日本酒のデザインに天体が使われることがない中で、北斗七星を選んだというのがなんともいいセンス。

香りからして「正宗」の名のとおりの辛口らしい印象。しかし、口に含んでみると、ほんのすこし甘味を感じるかな。普通酒ながら、しっかりとしたボディの感じられる酒。

この「北光正宗」を醸す角口酒造店は、長野県の北の果て。温泉はもちろんスキーでも有名な野沢温泉の近く。野沢温泉は新潟との県境に近く、以前、野沢温泉を訪れた際にも、新潟側から入ったのを思い出す。鍋倉山のブナの原生林を源にする良水と涼冷な気候、県産の金紋錦や美山錦、しらかば錦などの酒米を使った造りをしているようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup127:木曽路:湯川酒造店

木曽路(きそじ):湯川酒造店木曽路(きそじ):湯川酒造店

ワンカップ大関タイプの青地に白の文字を配したトラッドなデザイン。「木曽路」の銘柄名の横の三角形が、蔵のある南信州・木曽エリアの山々を表しているものと思われる。

甘口の酒。普通酒らしい平板な味わいの酒なので、冷酒ならいいが、常温以上だとすこし甘過ぎるかも。とはいえ、飲みやすくて、常温になるまでに空になってしまった......。

創業は古く、慶安 3 年(1650 年)とのことだから、江戸時代の初期。当主は、15 代目だとのこと。木曽路の藪原宿にて長らく酒を醸している蔵だそうだ。「平成の名水百選」に選ばれた水木沢の原生林に源を発する名水で造りをおこなっているらしい。篤農家の協力により「ヨネシロ」(食糧米)を栽培し、酒造りに使ってみるといった地酒蔵ならではの地道な取り組みをおこなっているようだ。「ヨネシロ」の栽培が始まったのは、2007 年のことだから、今年の出荷分には、この米を使った酒が「燦水木さんみずき」として出荷されたらしい。その植え付けと瓶詰めには地元の小学生も参加。瓶詰めした酒は、彼らが成人するまで蔵で保管されるらしい。参加したのは、小学 6 年生だということだから、8 年ものの古酒になっているわけか。なかなかいいエピソード。蔵元の長女が蔵人として造りに参加しているというのもファミリービジネス(家業)としての日本酒造りらしいエピソードでいい。

カップお気に入り度:★★

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#cup125:七笑:七笑酒造

七笑(ななわらい):七笑酒造七笑(ななわらい):七笑酒造

濃い青地に「Sake Cup」と大書。隅に「七笑」。シンプルなワンカップ大関スタイルのデザイン。この青の濃さとすこしかすれたような「Sake Cup」の書体がお気に入り。長野県では広く流通している(「真澄」もかなり流通しているが、「七笑」のほうが上かも)酒のようで、県下ほぼどこに行っても入手可能。ただし、出回っているもののほとんどは長野県らしく、紙カップのものがほとんど。本場の木曽エリアでようやくガラスのカップ酒を買うことができた。

甘味控えめ、アルコールの香りが漂う普通酒らしい味。長野県民の普段遣いの酒といったところだろうか。

銘柄名の「七笑」とはなんだろうと思っていたのだが、地名らしい。平安時代の木曽義仲が幼少時代を過ごした縁のある地だという。蔵のサイトは、いかにも大手地酒酒造会社っぽいつくり。主力商品は、ほとんど日本酒だが、少量の焼酎も造っているようだ。その銘柄名は木曽らしいもので、「なんちゃらホイ」。

カップお気に入り度:★★

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#cup123:今錦:米澤酒造

今錦(いまにしき):米澤酒造今錦(いまにしき):米澤酒造

昔の少女マンガの背景のような薔薇が全面にあしらわれたデザイン(薔薇ではない花も描かれているけど)。カップ酒のデザインには、植物がモチーフになっている、いわゆるフラワーカップというものはよくあるが、もっと「和」な雰囲気の植物がよく用いられている中で、薔薇というのは珍しい。華やかなデザインでありながら、花を小さめに描いていることでバランスがいい感じ。

濃いめの味でまろやかさがある。さほど濾過をしていないのか、うっすらと黄色い色が残っている。まろやかさの中に甘みが感じられる。けっこう好きな味。

蔵は、南信の伊那谷にある。南アルプスからの軟水の湧水を仕込み水に使っている。銘柄名の由来がおもしろく、先祖に地方相撲の力士がいて、そのしこ名からとったものだという。

木曽路を旅しているあいだに立ち寄った酒屋で遭遇したカップ酒。

カップお気に入り度:★★

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#cup122:松の寿:松井酒造店

松の寿(まつのことぶき):松井酒造店松の寿(まつのことぶき):松井酒造店

シンプルかつトラッドな和なデザイン。「松の寿」の松を意識しての緑色なんだろう。悪くない。

どんな味かなと口に含んでみると、甘口の酒(日本酒度は、+の値だというデータもあるので、)。糖類添加とは書いてないから三倍増醸造酒ではないんだろうけど。日本酒らしい旨味はあまり感じられないが、思いのほか味はある。喉を通りすぎるころには、その味も消えていく。とはいえ、淡いわけでもなく、表現が難しい味。

江戸時代末期の慶応元年(1865)創業の蔵。新潟杜氏であった初代・松井九郎治が名水を求めて栃木に渡り、蔵を始めたというおもしろいエピソードがある。蔵の裏手の杉林から湧き出る超軟水の湧水が松井九郎治の求めた水だったということらしい。この蔵は、社長が杜氏を務める蔵。いわゆる「蔵元杜氏」なわけだけど、この社長兼杜氏が初の「下野杜氏」らしい。

カップお気に入り度:★★

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#cup121:宮の雪:宮崎本店

宮の雪(みやのゆき):宮崎本店宮の雪(みやのゆき):宮崎本店

しばらく青を使ったカップが続いたので、気分を変えて赤いカップを紹介。何の花だかわからないけど、赤い花があしらわれたデザイン。桜の花のデザインのカップもあるようだ。

味は......残念ながらお世辞にもいいとは言えない。キャップを開けると、アルコールの香りがまず感じられた。酒の香りではなく、アルコールの香り。ある程度アルコールが飛ぶと、水っぽい香りに。口に含んでみても、薄い味わい。糖類・酸味料添加の三倍増醸酒的な味。

この蔵の稼ぎ頭は、おそらくキンミヤ焼酎。なかなかステキなラベルが印象的なこのキンミヤ焼酎は、老舗の大衆酒場でよく扱われている焼酎ということで、最近は人気銘柄らしく、スーパーとかでも扱っていたりするぐらい。焼酎は、泡盛をたまに飲んでいた時期があるぐらいで、ほとんどわからない......。

カップお気に入り度:★★

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#cup120:若鹿:舟木酒造

若鹿(わかしか):舟木酒造若鹿(わかしか):舟木酒造

以前紹介した「秋鹿」が「バンビカップ」と呼ばれているが、こちらのカップは、「青バンビ」と呼ばれている。ちょっとレトロな雰囲気のかわいらしさの感じられる鹿のイラスト。地元には、青だけでなく、他のカラーリングのカップも存在しているとウワサもあり......。キリ番なので、ちょっとかわいめのカップを。

うすっぺらい普通酒っぽい味かなと思って飲んでみたら、意外にそうでもない。しっかりとした味のある酒。でも不思議に水っぽい感じもしないでもない。なんだろう......。香りは弱いかな。辛口。

地元の霊峰白山を起源とする九頭龍川の伏流水と県産米を使った造りをおこなっている。前任の杜氏の跡を継ぐ若き杜氏が、「若鹿」をはじめとした「越前」、「北の庄」、「福の國富成喜」といった特定名称酒を醸す。

カップお気に入り度:★★

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#cup119:自然郷・さわやか:大木代吉本店

自然郷・さわやか(しぜんごう・さわやか):大木代吉本店自然郷・さわやか(しぜんごう・さわやか):大木代吉本店

太い線で描かれた酒蔵のイラスト。きっとこの蔵を描いたものなんだろう。イラストの上の

酒造最盛期は 11 月中旬頃から 3 月下旬頃までです。酒蔵見学にどうぞお立ち寄り下さいませ。

......という酒蔵見学のお誘いのコピーがおもしろい。

キャップを開けると、ほとんどその縁まで酒が入っていた。そろーりと開けたのでよかったけど、不用意に開けるとこぼれちゃいそう。しばらく普通酒が続いていたので、この本醸造酒がおいしく感じる。舌の上で吟味するまでもなく感じる味の濃さ(特別濃い味というわけではないんだけど)。冷酒から飲みはじめて、常温に近づくにつれ、味がはっきりしてきた。甘すぎず、辛すぎず。

この蔵は、「蔵の素」や「こんにちは料理酒」という料理酒で有名らしい。各種メディアでも取り上げられたみたいで、EC サイトでも扱っている店がけっこうある。料亭向けに醸していたものが、「料理がおいしくなる料理酒」ということで、人気になったらしい。アミノ酸の含有量が多く、旨味の濃い料理酒に仕上がっているとのこと。飲み残しの酒を料理酒に転用するというのはよくやるけど、これではアミノ酸不足。市販の料理酒は、アミノ酸(たぶん、うまみ調味料)は含有されているけど、飲んでもおいしくない(塩分も添加されているし)。しかし、ここの料理酒は飲んでもおいしいものであるらしい。純米仕込みの料理酒。興味あるなあ。本物志向の酒造りを基本に、昭和 40 年代から純米酒造りに取り組み、地元の篤農家との酒米の有機栽培をおこなったり、社員による酒米作りにも取り組んでいるようだ。

カップお気に入り度:★★

  • 合名会社大木代吉本店
  • 種別:本醸造酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup118:秩父錦:矢尾本店

秩父錦(ちちぶにしき):矢尾本店秩父錦(ちちぶにしき):矢尾本店

ワンカップ大関の逆版のような白地に青文字のシンプルなデザイン。手抜きと言えば手抜きなんだろうけど、嫌いではない。カップの裏側に「チチブニシキカップ」とカタカナ表記で銘柄名が書いてあるのが、なんかかわいい。カップ酒には、ちょくちょくこういうカタカナ表記を見かけるんだけど、伝統なんだろうか......。これは、普通酒だけど、本醸造酒のカップ酒もあって、そちらは青地に白文字。

味は、よくある感じのもので、辛口。全体的に淡い印象。香りは、昔ながらの日本酒の香りを薄くしたような感じ。舌の上で味わってみても、やはりぼんやりとした印象が拭えない。

矢尾本店は、矢尾グループの中核をなす酒蔵のようだ。創業 260 年というから、けっこうな老舗蔵。グループは、百貨店や葬祭場、家電量販店なども運営しているというから、元は秩父の豪農出身の旧家だったりするのかな。日本酒をメインに、焼酎とワインも醸している。

いつか秩父エリアに足を伸ばして、カップ酒探しの散策にでも行こうかと思っていたのだが、意外に大阪のとある店に陳列してあったので、そこで購入。

カップお気に入り度:★★

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#cup117:米鶴:米鶴酒造

米鶴(よねつる):米鶴酒造米鶴(よねつる):米鶴酒造

スキーヤーの絵や雪の結晶など雪国を思わせるデザイン。山形なので、蔵王のイメージだろう。その横には花笠を持った女性の絵。花笠を使った山形のお祭りでもあるのかな......と探してみたら、あった、あった。そのまんまの「山形花笠まつり」。オフィシャルサイトを見てみたが、地元の伝統の祭り......というわけではないらしい。それはともかく、地方の風物詩を扱ったデザインということでお気に入りの範疇。山形のお隣の上山温泉の共同浴場の休憩室にもたくさんこの空きカップがあったことも記憶に新しい。

このカップ酒は、伊勢勇で買ったもの。糖類、酸味料を添加した酒ということだが、伊勢勇が販売する唯一のカップ酒ということで、期待して飲んでみる。キャップに「醇成」と書かれているが、そのとおりに濃醇な味。香りの強い、辛口の刺激的な味わい。普段遣いの酒としては、なかなか悪くない。

主力銘柄の「米鶴」だけでなく、亀の尾や亀の尾をベースに独自開発した亀粋を使った純米大吟醸酒「亀の尾」や「亀粋きっすい」、「うきたむ」、「まほろば」、「自然流じねんりゅう」など、かなり銘柄の多い蔵。「巨匠」や「F1」(市販の吟醸酒の走りだそうだ)、「盗み吟醸」といったユニークな銘柄もある。蔵の歴史は、300 年。創業は、元禄年間だとのこと。

カップお気に入り度:★★

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#cup115:窓乃梅:窓乃梅酒造

窓乃梅(まどのうめ):窓乃梅酒造窓乃梅(まどのうめ):窓乃梅酒造

中央にかなり大きな梅の花をあしらった通称「MADO CUP」こと「梅乃花」。淡い色使いなのでさほど鬱陶しくも感じないけど、もう少し小さい方がバランスがいいんじゃないのかな......と思う。でも、悪いデザインではない。このデザインを「絞り梅」と呼ぶらしい。

どんな味かな......と飲んでみると、甘い! 冷酒で飲んでいるおかげか、まだこの甘みがこの程度ですんでいるのかも。香りはあまり感じられない。舌の上で味わうとなんだか不思議な味がする。しばらく待って、常温で飲んでみたところ、いわゆる三倍増醸造酒の「甘くてべたべたする」と言うほどではないレベルで、甘くて甘くてどうしようもないというわけではなかった。でも、あまり酒を飲んでいるような感じでもなかった。蔵のサイトには、

やや甘口で、味付けの濃い九州の「食」にあう酒質。

......とあった。そうか、そういうものと合わせればいいのかも。

「窓乃梅酒造」は、九州の酒どころ、佐賀県の蔵。九州の蔵にはよくあることだが、この蔵もご多分に漏れず、焼酎も主力商品のひとつらしい。蔵の歴史は、かなり古く、元禄元年(1688 年)だとのこと。佐賀で現存する最古の酒蔵らしい。藩の余剰米を用いた酒造りを源にしている。風にあおられた梅の花びらが、蔵の窓から入り込み、仕込みの最中の桶に入り込んだ。これは一大事と蔵人は桶に駆け寄るが、とき既に遅し。桶の中は一面の花びら。しかし、その酒を飲んでみると意外にもとても美味であった......という江戸末期のエピソードを元にこの「窓乃梅」の銘柄名としたらしい。

カップお気に入り度:★★

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#cup114:大雪渓:大雪渓酒造

大雪渓(だいせっけい):大雪渓酒造大雪渓(だいせっけい):大雪渓酒造

山の姿を水色と白で描いたさわやかなデザインのカップ酒。蔵から見える北アルプスを描いたもの。中央に大書された「大雪渓」の銘柄名の脇に書かれた「山の酒」の文字がいい。長野ではスーパーとかでもけっこう簡単に手に入るが、その多くは以前紹介した紙カップのタイプ。ガラスのカップの方が好きだけど、「大雪渓」に関しては、紙カップのほうがインパクトがあって、いいデザイン。

山の清水を思わせるさらりとした酒。淡麗辛口。アルコールの香りがツンとくるが、味のまとまりは悪くない。

県産の酒米と北アルプスの清冽な伏流水を使い、普通酒クラスの酒の造りも手を抜かないという姿勢で取り組んでいるとのこと。「大雪渓」は地元の名山、白馬岳の雪渓に因んで命名したものだそうだ。

カップお気に入り度:★

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#cup113:堀の井:高橋酒造店

堀の井(ほりのい):高橋酒造店堀の井(ほりのい):高橋酒造店

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」をそのままデザインしたような稲穂を描いたカップ酒。実は、この正面の稲穂の裏には、まだ「頭を垂れる」ほどには成長していない稲も 2 つほど描かれていて、稲穂の成長を描いたものなのかも。考えてみると、酒は米がないとできないわけだけど、ダイレクトに稲を描いたデザインのカップ酒って少ないかもしれない。

甘みがあり、アルコールの刺激が感じられる酒。昔ながらの日本酒っぽい味。たぶん熱燗にすると、昭和テイスト満点の仕上がりになりそう。

これも前回の「南部関」に続き、南部杜氏の発祥地からの酒。戦前は大地主で、現在でも数町歩(1 町歩 = 約 10000 m2)の専用田で米を育てているとのこと。伝統的な酒造りをおこない、20 年ほど前に三倍増醸酒から撤退したらしい。「堀の井」の銘柄名は、この堀米で掘った井戸の水で醸した酒が美味だったことによるらしい。奥羽山系の伏流水に恵まれた地ならでは。

JR 花巻駅併設のコンビニで購入したもの。この稲穂のデザインだけでなく、スズランを描いたものあるようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup112:南部関:川村酒造店

南部関(なんぶぜき):川村酒造店南部関(なんぶぜき):川村酒造店

白い軍配が中央に配置され、左右に桜の花があしらわれているバランスのいいデザイン。軍配の上に小さく「うまい酒」と書かれているのがいい。

すこし酸味を感じるが、全体的には昔ながらの日本酒らしい味わいの酒。軽い飲み口。もともとはこんなに黄みがかった色の酒ではないみたいだけど、酒販店の保存が長かったのか、こんな色に。なので、フレッシュなときと味わいはすこし変わってしまっているかも。

蔵の住所が石鳥谷だったので、南部杜氏の里(南部杜氏伝承館などという施設もある)だなあ......と思いながら、蔵のサイトを見てみると、なんとこの蔵は、「酉与右衛門よえもん」を醸している蔵だった。「酉与右衛門」(ホントは、最初の 1 字は、「酉」がへんで、「与」がつくり)は、川村家 19 代目の当主の名前。若いころから酒造りに関わり、杜氏に。後に川村酒造店を起こし、「東関」(後に「南部関」に改名)を醸し、造り酒屋に。原点回帰を目指し、「酉与右衛門」の名を冠した地酒造りを始めたとのこと。蔵のサイトに、「NAO 的 日本酒考」というコーナーがあるが、「酒造りとは家業であり、企業では地酒を造れない」との考えを持つ蔵の若旦那の酒造りについての思いを読むことができる。

酉与右衛門(よえもん):川村酒造店......ということで、ついでに「酉与右衛門」も飲んでみる。和紙のラベルに、達筆な文字で「酉与右衛門」と書いてあるのが印象的。光の影響を受けにくいようにと配慮された褐色のガラスカップも好印象。このカップ酒は、18BY の全量山田錦の純米酒。ぜいたくなスペックだ。アルコール分は、すこし高めの 17〜18 度。

とはいえ、アルコール度の高さを感じさせない、きわめてまろやかな味わい。甘辛酸苦の味が渾然一体となったいい感じの酒。舌の上で味わうと、濃醇な味わいが感じられる。その味がさっと消えるような淡麗さとはどこか違う。旨味が残る......感じなのかな。そのあたりがまた好印象。

「酉与右衛門」は前に紹介した大阪の「山中酒の店」で購入したもの(いつか飲もうと思って、取っておいた)。「山中酒の店」は、蔵元との交流もあるようで、蔵のサイトにも何回か登場している。「南部関」は、花巻市の酒販店で入手。舞姫酒造の「翠露」もそうだけど、この川村酒造店の「酉与右衛門」も県外の地酒ファンには有名な銘柄。でも、「舞姫」や「南部関」などの普段遣いの酒は県外にはあまり出回らなかったりする。その辺が地酒旅のおもしろさだったりするんだけど。

カップお気に入り度:★★

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#cup108:奥能登の白菊:白藤酒造店

奥能登の白菊(おくのとのしらぎく):白藤酒造店奥能登の白菊(おくのとのしらぎく):白藤酒造店

ひさしぶりの無印カップ酒(カップにプリントされていないという意味)。カップを縦にぐるりと囲む紙の封が上品な感じ。一昔前の Apple Comuputer の箱のようなイメージ。カップには何もプリントされておらず、封に銘柄名と成分表が印刷されている。

これはおいしい♪甘口の柔らかい味の酒。常温でもいやな甘味が残ることなく、いい感じのアルコールが広がる。封に

軟水の山水を仕込水とした柔らかな甘さのお酒です。

......とある。まさにそんな感じ。

輪島の廻船問屋から始まり、質屋などを生業としていたが、江戸時代末期より造り酒屋としての歴史が始まったらしい。現在の杜氏は、九代目。家族中心の小さな蔵だが、まじめな酒造りをしているという印象。

カップお気に入り度:★★

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#cup107:翁鶴:大石酒造

翁鶴(おきなづる):大石酒造翁鶴(おきなづる):大石酒造

川の流れがプリントされ、その上に「保津川下り」と書かれている。京都の北西部の保津川を舟で川下りするのが保津川下り。よく見ると、激流の中に小舟とそれを操る船頭の姿も見える。浮世絵風の波頭がいい感じ。

淡い甘味を感じる。全体的にまろやかな味。酸味や辛味はあまり表にまで出てこない。鼻に抜けるアルコールも軽く感じられる。

蔵元の大石酒造は、嵯峨野トロッコ列車の上流川の起点のある京都府亀岡市にある。蔵の歴史は古く、元禄年間の創業ということなので、300 年以上酒造りをおこなっているようだ。蔵のサイトを見ていると、蔵に併設されている資料館のところに、

『探偵ナイトスクープ』に出演?したマネキンがいます。ここで結婚式を挙げたとか、、、

......と書かれていた。そういえば、こんなのあった、あった。資料館に置いてあるマネキンに一目惚れした女性が、このマネキンと結婚したい......という依頼だった。そうか、ここの蔵だったか。丹波の蔵ということで、杜氏はもちろん丹波杜氏。

カップお気に入り度:★★

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#cup106:蓬萊 小町桜:渡辺酒造店

蓬萊 小町桜(ほうらい こまちざくら):渡辺酒造店蓬萊 小町桜(ほうらい こまちざくら):渡辺酒造店

青をメインにしたプリントでなかなかいいデザイン。大きな山車が描かれている(写真ではわかりにくい......)。この蔵は、飛騨地方にある。飛騨で山車と言えば、飛騨高山の高山祭り。調べてみると、高山祭りというのは、総称のようで、4 月の山王祭りと 10 月の八幡祭りのことらしい。日本の神道でもメジャーな山王信仰と八幡信仰の祭りが春と秋に両方おこなわれるというのもなかなかおもしろい......ということで、このカップ酒デザインは、ローカル色が感じられるという点で、◎。

味はと言うと、普通酒にしては、なかなかおいしいかも。普通酒ということで、アルコール添加されていて、そのアルコール分がすこし邪魔をしている気がするけど、全体的には調和のとれた味。思いのほか、豊かな味わい。

サイトは、けっこうキレイに作ってある。蔵の人たちによるブログなんかも併設されていて、3 人がブログを書いているみたい。代表者 1 名がブログを書くというのはたまにあるけど、3 人も書き手がいるというのは珍しい。最強チラシ集というコーナーがある。ここのチラシは、けっこうユニークでなかなかおもしろい。地元のスーパーに貼ってあるのを見たが、かなりインパクトがあった。

カップお気に入り度:★★

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#cup104:みつくりの里:平和酒造

みつくりの里(みつくりのさと):平和酒造みつくりの里(みつくりのさと):平和酒造

地元の城、伊賀上野城をあしらったデザイン。ほとんどが太めの線で描かれているので、イラストがごちゃごちゃしていないところがいい。

昭和スタイルの日本酒っぽい味。ちょっとクセがあるようにも感じるが、決してイヤな味ではない。ほんの軽く熟成香が感じられる。特別純米酒の実力か。無濾過生原酒だからか、色はかなり黄色い。アルコールは、17 度と軽め。とはいえ、一合飲みきるころには、ほろ酔い気分。

このカップ酒のキャップ部分には、セロテープで小さな紙が貼付けてあり、「みつくり」と書かれていた。この平和酒造で醸している酒は、「みつくりの里」と「富士正宗」。ラベルには「みつくり」としか書かれていなかったが、たぶん「みつくりの里」なんだろう。伊勢神宮の御用達の甘酒なんてのも造っているみたい。伝統的な酒造りを守っているみたい。

大阪の「山中酒の店」で購入したもの。

カップお気に入り度:★

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#cup101:竹の露:竹の露

竹の露(たけのつゆ):竹の露竹の露(たけのつゆ):竹の露

黄緑色で竹が描かれたシンプルなデザインのカップ酒。品のいいデザインでもある。一色刷りのもののなかでは、なかなか秀逸なデザイン。

甘口の酒。いやな感じの甘味ではない。しかし、なんかとっても薄味。とても酒を飲んでいる気分にはなれないなあ。同じカップを使って、純米酒なんかも販売されているみたいだけど、普通酒はこんな感じ。純米酒のほうは、評判がいいようなんだけど。

東北における修験道のメッカとも言うべき出羽三山の羽黒山の麓に蔵はある。修験道の行事に供される酒を醸す蔵のうちのひとつが、現在の竹の露合資会社の前身だとのこと。銘柄名の由来についてはよくわからないようだが、蔵の付近は竹の産地としても名高い地域だったようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup099:吉の川:吉の川酒造店

吉の川(よしのがわ):吉の川酒造店吉の川(よしのがわ):吉の川酒造店

黄色い水仙がカップをぐるりと囲むデザイン。北国の春を彩る水仙の花を前面に押し出しているのがいい感じ。去年、ゴールデンウィークに肘折温泉に行ったときに川のそばで水仙が咲き誇っていたのを思い出す......が、このカップ酒は、福島は喜多方からのもの。

まろやかな味わい。微妙に甘味を感じるが、甘辛酸の調和のとれた味。悪くない。

綴り違いの新潟の吉乃川は有名だけど、この蔵に関してはあまり情報がない。ぽろぽろと拾ってきた情報をまとめてみると......98 % が地元で消費される地産地消のまさに文字どおりの地酒、地元の居酒屋にならどこにでも置いている地元に愛される酒、昔ながらの伝統的な酒造りをしている、普段遣いの普通酒にも手を抜かない......といったあたり。なかなか、好感が持てる。

カップお気に入り度:★★

  • 合資会社吉の川酒造店
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:±0
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:五百万石・チヨニシキ・桜吹雪
  • 精米歩合:ー

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#cup098:旭興:渡邉酒造

旭興(きょくこう):渡邉酒造旭興(きょくこう):渡邉酒造

とてもシンプルなデザインのカップ酒。水色の地に白字で銘柄名を大書。意外にこういうデザインも好き。たぶん銘柄名の文字が好きなんだろうな。

「芳醇清酒」と書かれているが、確かにそんな感じ。詳しいデータがないけど、これが普通酒だとすれば、普通酒クラスではかなり上位ランキングに入るおいしさではないだろうか。調和のとれた味わい。

詳しいデータがあまり手に入らないが、ちょこちょこみかけるレビューからは、なかなか実力派の蔵のようだ。初代の蔵元は、新潟杜氏でありながら、名水を求めて、栃木に蔵を構えたという。現在の酒造りの陣頭指揮をとるのは、専務の渡辺英憲氏。東京農業大学醸造科を卒業後、群馬の美峰酒造で修行。数年前に蔵元に戻り、精力的に酒造りをしているようだ。

このカップ酒は、那須に遊びにいったときに、たまたま黒磯駅の近くのスーパーで買い求めたもの。こんなカップ酒に出会ったりするもんだから、この趣味はやめられない。

カップお気に入り度:★★

  • 渡邉酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup097:澤乃泉 :石越醸造

澤乃泉(さわのいずみ):石越醸造澤乃泉(さわのいずみ):石越醸造

白鳥の絵がプリントされたカップ酒。この蔵のある宮城県登米市の伊豆沼は白鳥をはじめとした渡り鳥の飛来地であり、水鳥の聖地。ラムサール条約にも登録された湿地だとのこと。自然の豊かなところなんだろうな。

なかなかに濃い味わい。特別に濃いわけではないけど、純米酒ならではの飲みごたえがある部類。甘味は少なめの辛口。原酒で飲んでみたくなる一杯。そういえば、ここの蔵の酒は、以前いただきもので紹介したことがある。あのときの酒とは、ずいぶん違った味。

県内第 3 位の生産量とはいえ、2000 石。そんなに大きな蔵とは言えない。小さいからこそ地道に酒造りをおこない、鑑評会でも何度も入賞しているようだ。

カップお気に入り度:★★

  • 石越醸造株式会社
  • 種別:特別純米酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:+3.0
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:55 %

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#cup096:緑川:緑川酒造

緑川(みどりかわ):緑川酒造緑川(みどりかわ):緑川酒造

「緑川」の名に違わぬ緑色のカップ。このタイプのデザインのほとんどは、ワンカップ大関を模した青がほとんどで、緑を使ったカップ酒はあまりない。そんなこともあって、お気に入り。とはいえ、実はこのカップは、汎用カップ。同じデザインで別の蔵も使っている(ホントは、カップの下の方に小さなシールが貼ってあって、ここに銘柄名、社名がプリントされている)。

新潟の酒ということで、淡麗辛口だろうと思って飲んだところ、予想を裏切る味わい。濃醇と言うほどではないけど、甘味もすこし残っている。緑川は特定名称酒で評価の高い酒だけど、このカップ酒は普通酒ながら、なかなかのもの。

蔵のサイトがないので、あまり詳しい情報がわからないが、このカップ酒は、栃尾又温泉に遊びにいったときに、最寄り駅の小出駅前の小さな酒屋にて発見したもの。店の主人が、「この町の地酒ですよ」と言って薦めてくれた。確かに車窓から緑川酒造の蔵が見えたな。緑一面の水田の中にぽつんと工場があった。裏には信濃川の支流の魚野川が流れていて、のどかな風景。小出と言えば、日本有数のローカル線である只見線の起点駅でもある。

カップお気に入り度:★★

  • 緑川酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:+4.0
  • 酸度:1.5
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:北陸 12 号
  • 精米歩合:65 %
  • カップ地酒と車窓旅』掲載

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#cup095:日の丸:日の丸醸造

日の丸(ひのまる):日の丸醸造日の丸(ひのまる):日の丸醸造

別名「秋田まつりカップ」。インパクトがあるので、なまはげの写真を掲載したが、このカップには、秋田を代表する祭りが 3 つ描かれている。ひとつが、男鹿のなまはげ。残るふたつは、秋田の「竿燈まつり」、横手の「かまくら」。楽しいデザインでいいんじゃないかな。

冷酒で飲んでも濃い味を感じる。無骨な野武士のようなどっしりとした昔の日本酒のような味。飲んだあとにも口の中にその味が残る。甘味はあまりない辛口で、すこし酸味が感じられる。

とはいえ、勝手に推測して「日の丸」としてみたが、実はこのカップ酒の中身、なんだかわからない。蔵のサイトを見てみたところ、この蔵の主力銘柄は「まんさくの花」。かなり流通している地酒。でも、中身が「まんさくの花」なら、そう書きそうなものだ。しかも、「まんさくの花」のカップは、それとして販売している。『カップ地酒と車窓旅』には、このカップ酒が紹介されていて、本醸造酒であるとあった。この蔵で出している「まんさくの花」でない本醸造酒は、「日の丸」。たぶんあってると思うんだけどな。

カップお気に入り度:★★

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#cup093:鬼剣舞:喜久盛酒造

鬼剣舞(おにけんばい):喜久盛酒造鬼剣舞(おにけんばい):喜久盛酒造

和装の男たちが面をつけて踊っている。これは、岩手県北上市周辺の伝統芸能である「鬼剣舞」の様子を描いたもの。修験道の始祖、役小角えんのおづぬの念仏踊りに起源を持つらしい。踊り手の面には 5 色の色があり、青、赤、白、黒、黄......と陰陽五行の 5 色を踏襲している。「鬼剣舞」とは言うものの、踊り手の面の意味するところは、降三世明王(青)、軍茶利明王(赤)、大威徳明王(白)、金剛夜叉明王(黒)、不動明王(黄)......ということで、「鬼」ではなく「仏」......なので、面には角がないとのこと。

銘柄名の脇に「登録 男の酒」とプリントされているが、そのとおりの辛口。昔ながらの日本酒らしい味わいも微妙に残っている。地元の普段遣いの酒といったところだろうか。

蔵元の喜久盛酒造は、酒造会社らしくない、かなり特異なサイトを開設している(と言っても、特異なのはトップページだけみたいだけど)。かなりいいデザイン。きっと社長が若いんだろうなあ......と思って調べてみたら、1972 年生まれだそう。若い。伝統の銘柄「鬼剣舞」や「喜久盛」はさておき、「電氣菩薩」(純米大吟醸)、「タクシードライバー」(純米原酒)などという酒も造っている。確かにこの酒、見かけた。なんとも不思議な感性。

このカップ酒は、去年の夏に夏油温泉に行ったときに買い求めたもの。宿の外には、「鬼剣舞」専用自販機も。

カップお気に入り度:★★

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#cup092:鶴齢:青木酒造

鶴齢(かくれい):青木酒造鶴齢(かくれい):青木酒造

小さいカップに薄いピンク色の花がプリントされたかわいいデザイン。何の花だろうか。

キレのあるすっきりした味。完全にアルコール発酵させたかのような淡麗さ。もうすこし味わいがほしいところだけど、新潟地酒らしいと言えば、そうなのかな。

蔵元は、新潟の中でも有数の米どころ、魚沼にある。車窓から眺めていても、一面が水田。これが全部コシヒカリなんだろうなあ、さすが魚沼......と思った。鶴齢は、蔵元の青木酒造のフラッグシップブランド。ここの純米大吟醸は、しっかりした味ですばらしい食中酒。

越後湯沢の駅にある酒販店で購入したもの。越後湯沢駅には、「ぽんしゅ館」という新潟の地場物産を扱う大きな店があり、そこに利き酒コーナーが併設されている。有料だけど、これだけの数の酒の中から好みの酒を探して利き酒できるというのは、おもしろい(カウンターでお金を払って、コインを 5 枚もらう。そのコインを好きな酒、気になる酒のベンディングマシンに投入して利き酒する......というシステム)。

カップお気に入り度:★★

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#cup088:菊正宗:菊正宗酒造

菊正宗(きくまさむね):菊正宗酒造菊正宗(きくまさむね):菊正宗酒造

ここで取り上げるカップ酒としては珍しいナショナルブランドクラスの酒。ナショナルブランドのカップ酒は、紙のラベルを貼ったものが多いけど、この「菊正宗」は、プリントタイプ。中央に「正宗」の文字が配置され、臙脂色と白抜きの文字のコントラストがいい感じのデザイン。上のほうに「キクマサムネ」と小さくプリントされているのもかわいい。

燗にすると、強いアルコールの香りが立ちそうな日本酒らしい香り。全体的に味は濃い感じだけど、「正宗」という名にあるとおり、切れはあるので、濃醇というのとは違う。すこし後味が口にのこるのがいまひとつ。

データを調べているときに、地図を見たところ、この菊正宗酒造のご近所には、白鶴酒造、櫻正宗酒造に剣菱酒造。さすが灘。大手酒造メーカーが林立している。菊正宗酒造の商品ラインナップを見て、意外に感じたのだが、この蔵は総合酒造メーカーではなく、焼酎も出しているようだけど、それ以外はすべて日本酒。へぇ、そうなんだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup087:墨廼江:墨廼江酒造

墨廼江(すみのえ):墨廼江酒造墨廼江(すみのえ):墨廼江酒造

正面から見るとシンプルに「すみのえ」と銘柄名がプリントされているだけだけど、ちょっと回すとくじらのイラストが特徴のカップ酒。蔵のある宮城県石巻市は、捕鯨をやっている街なのかと思い、調べてみたところ、ビンゴ。沿岸小型捕鯨の基地としての役割を果たしていたらしい。

酒の味は、くじらとは関係ないようだ。基本的には淡い味わいながら、すこし後口に酸味の感じられると同時に辛口の味わいがさっと消えていく。

小さな蔵だけど、伝統的な手法に基づいてマジメな造りをしているらしい。

カップお気に入り度:★★

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#cup085:稲里:磯蔵酒造

稲里(いなさと):磯蔵酒造稲里(いなさと):磯蔵酒造

黄緑色の稲穂が 2 本で輪を描き、その中心に銘柄名がプリントされているなかなかセンスのいいカップ酒。稲穂の緑を黄緑で描くことで、デザインが重くならずにすんでいる。このようなデザインだったら、2 本の稲穂が下から上に向かって伸びていって頂点で再び稲穂同士が出会うようなデザインにしそうなものだけど、この「稲里」のデザインでは、「C」の字のように右端で稲穂が出会う。これにより、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」的なデザインに仕上がっている。

糖類添加ということで、増醸酒なんだろうけど、思いのほか飲みやすい。甘みもそんなにはくどくない感じ。糖類添加はしていない普通酒でも、多量の醸造アルコールが使用されている味のしない酒よりはましなんではないだろうか。

蔵のサイトは、なかなかきれいなデザイン。蔵のある茨城県笠間市周辺は、稲作に適した地域だったようだ。「種をまかなくても稲が生えた」と伝えられる「三つの御神田」のある蔵周辺の地域が「稲田」と呼ばれているらしい。銘柄名もそこから取られたようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup084:愛宕の松:新澤醸造店

愛宕の松:新澤醸造店愛宕の松(あたごのまつ):新澤酒造店

再び登場の「愛宕の松」。前回紹介したのは、真っ黒な地の通称「ブラックカップ」。こちらは、カップの裏側に「中取り PLATINUM」とプリントされている。おめでたい雰囲気の松の図柄がシンプルでいい。

日本酒度としては辛口なんだろうけど、甘味を感じる旨口の高品質。甘いと言っても、べたついた甘味ではなく、すっきり消える淡い甘味。燗にすると、華やいだ香りが立ってくる。味もふくよかな感じになる。冷やよりも燗向きのお酒かな。

ここの蔵は、知っている範囲では、あともう 1 種類のカップ酒を出している。残るひとつは、「ブラックカップ」やこの「中取り PLATINUM」が特別純米酒であるのに対し、本醸造。本醸造とはいえ、いい酒を醸している蔵なので、期待。

こちらも上高田の「味のマチダヤ」にて購入。

カップお気に入り度:★★

  • 株式会社新澤醸造店
  • 種別:特別純米酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹
  • 使用米:山田錦
  • 精米歩合:60 %

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#cup082:開當男山:開当男山酒造

開當男山(かいとうおとこやま):開当男山酒造開當男山(かいとうおとこやま):開当男山酒造

電車のイラストがプリントされた珍しいデザイン。浅草から出る東武日光線が、東武鬼怒川線に接続し、さらに会津鉄道線に接続。その会津鉄道線の中荒井駅がこの蔵の最寄り駅。東武鬼怒川線は、もちろん鬼怒川温泉を擁している。そこから先の会津鬼怒川線には、川治温泉、湯西川温泉と温泉が続く。カップの裏側にも「新藤原ー川治温泉ー湯西川温泉ー会津高原」と沿線駅の駅名がプリントされている。この電車自体は、特に風情があるというものではないけど、ボックスシートになってるのがうれしい車両。空いた車内で向かいの席に足を伸ばして座り、テーブルを出してのんびり車窓とカップ酒を楽しむというのはなかなかオツなもの。旅気分が盛り上がる。

甘味が強い。やはり、糖類添加のせいだろうか。昔ながらの日本酒といった味わい。どうも糖類添加の酒に関しては、コメントが一辺倒になってしまう......。

享保元年(1716)創業とのことなので、創業 300 年近い歴史のある蔵元。酒造りを始めたのが創業家の三代目、渡部開当。この三代目の名前をとって、「開當男山」の銘柄となったのだろう(「當」は「当」の旧字)。会津地方の寒冷な気候を活かしての酒造りをおこなっているらしい。

年末に湯西川温泉に行ったときに、きっと手に入るだろうと思っていたけど、湯西川温泉の酒屋にはなく、帰りに立ち寄った川治温泉の酒屋で買い求めたもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup081:清嘹:町田酒造店

(せいりょう):町田酒造店清嘹(せいりょう):町田酒造店

白地に赤く銘柄名がプリントされている。その下にカタカナで「セイリョウ」と書いてあるし、キャップにも「金紋 ハイ・セイリョウ」と書かれているので、「セイリョウ」と詠むということはすぐにわかるけど、「リョウ」の字がどんな字なのかがわかりにくい。口偏に「尞」と書いて、「嘹」らしい。写真ではわかりにくいが、山とたなびく雲が図柄としてプリントされている。

普通酒ながら、雑味の少ないところに好感が持てる。舌の上で味わうとなかなかしっかりした味があるのが感じられる。熱燗にすると、すこしアルコールが立ちすぎる気もするけど、味が膨らみ、まろやかに。このカップ酒は、「日本酒チャンピオンズ・カップ 2007」で本醸造普通酒部門でベストカップ賞を獲得したもの。

この町田酒造店の杜氏は女性。蔵元の娘さんで、新聞記事によると、OL だったのが家業を継ぎ、杜氏になったらしい。新潟杜氏に師事して、酒造りを学んだ......というあたりのエピソードも『夏子の酒』みたい。平均年齢が 20 歳台という若いメンバーながら、全国新酒鑑評会で金賞受賞などがんばっているようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup079:常きげん:鹿野酒造

常きげん(じょうきげん):鹿野酒造常きげん(じょうきげん):鹿野酒造

花菖蒲がカップにぐるりとプリントされているなかなかいいデザインのカップ酒。銘柄名も控えめで飲み口あたりにちょこんとプリントされている。花菖蒲は、石川県加賀市の花であるとの説明もプリントされている。

すこし黄色がかった色。日本酒度はさほど高いわけではないようだが、ふくよかな味の中にも辛口の酒らしい味も主張が見受けられる。

銘柄名の「常きげん」は、祝いの席で四代目の詠んだ「八重菊や 酒もほどよし 常きげん」に因むものだと言う。この蔵の仕込み水は「白水の井戸」からくみ上げた水。この井戸は、蓮如上人に由来するものだと言う。蓮如と加賀の関係は、もちろん一向一揆の一向宗。この「白水」という名前も、きっと背後の霊峰白山の伏流水ということなんじゃないだろうか。

このカップ酒は、近くのスーパーの定番商品なので、いつでも買える。

カップお気に入り度:★★

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#cup076:七福神:菊の司酒造

七福神(しちふくじん):菊の司酒造七福神(しちふくじん):菊の司酒造

このカップ酒のデザイン、ありがちなワンカップ大関タイプながら、この「UniCup」の文字のデザインがなんとも 70 年代風なのが妙に気に入っている。別の蔵の酒でも、「UniCup」という名前のついたカップ酒もあったりするし、このデザインにも「七福神」の銘柄名がプリントされていないことからも汎用カップなのかな......と思いつつも、このレトロテイストがいいんだなあ。イメージとしては、手塚治虫の『悟空の冒険』のタイトルロゴデザインなんだけど......わかんないか。

味は、悪くない。妙に甘ったるいようなこともないし、いやな味や香りもない。アルコール添加も増量を目的としてのものではないと蔵のサイトに書いてあったが、これは信用してもいいように思う。飲みやすい酒。燗もいい感じ。

蔵元の菊の司酒造は、本社は盛岡の市街地にあり、造りはここと石鳥谷(いしどりや)でおこなっているらしい。石鳥谷と言えば、南部杜氏の里とも言うべき県下有数の酒造地域。石鳥谷にある道の駅は、酒蔵をイメージしたデザインらしく、次に行くときは寄ってみようと思っている(酒匠館、南部杜氏伝承館も!)。蔵のサイトによると、この蔵の二大銘柄の「菊の司」のうち、「菊の司」は盛岡で、「七福神」は、石鳥谷の七福神工場で醸しているらしい。盛岡は近代的な設備での醸造だが、石鳥谷は手作り的な醸造をおこなっているようだ。

カップお気に入り度:★★★

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#cup075:天穏:板倉酒造

天穏(てんおん):板倉酒造天穏(てんおん):板倉酒造

ワンカップ大関タイプの青地に白文字。ただの四角の青地だったらおもしろくもなんともないんだけど、このカップのデザインはなかなか秀逸。多角形なのがいい。アルファベット表記の部分は、普通だけど、その上に小さく「清酒 天穏」とプリントされているところがまたいい。

辛口の酒ながら、甘みを感じるのは糖類添加のせいだろうか。飲みごたえのある味だけど、後に残らない味。普通酒の中では、いい味だと思う。香りは、なつかしい感じの日本酒の香り。

一度飲んでみたいと思っているのだが、この蔵の純米酒はいいらしい。銘柄名の「天穏」は、日蓮宗の経文からとった言葉らしい。

蔵のサイトに、出雲にも松尾神社があるということで調べてみたら、主祭神は、久斯之神(くすのかみ)だという。久斯之神は、少名毘古那神(少彦名神:すくなひこなのかみ)の別名らしく、大国主とともに国造りをした神らしい。大国主は、国神(くにつかみ)で、少名毘古那は海を越えてやってきた異国の神。この醸造と関わりのある少名毘古那が海からやってきたということは、やはり醸造の起源が異国からやってきたことを意味するのだろうか。京都の松尾大社は、大山咋神(おほやまくひのかみ)と中津島姫命(なかつしまひめのみこと)。後に大山咋神も祭られるようになったらしい。この神社は別名「佐香神社」とも呼ばれ、「さかじんじゃ」と読む。『出雲風土記』にも

佐香郷(さかのさと)郡家(こおりのみやけ) の正東(うのかた)四里一百六十歩(あし)なり。佐香の河内に百八十神集い座して、御厨立て給いて、酒を醸させ給いき。即ち百八十日喜讌して解散坐(あらげま)しき。故、佐香と云う

......とあり、古くから酒とのつながりが深いようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup072:東薫:東薫酒造

東薫(とうくん):東薫酒造東薫(とうくん):東薫酒造

あやめの花がプリントされた「東薫 あやめカップ」。茎や葉を描かず、花だけというのもいいし、色もあやめらしくていい感じ。

糖類添加のせいもあってか、甘く感じる酒。『The カップ酒 ベストセレクション 900』に燗がいいと書いてあったので、ぬる燗にしてみたら、確かに飲みやすい。ちょっと口に酸味が残るかな。

文政八年(1825)創業というから、かなり歴史のある蔵。下総の地の利を活かした、舟便と水郷地帯の良質の早場米で酒造りをしてきたとのこと。蔵のサイトでいちばん充実しているのが、「かんばん娘」のコーナー。なんとものどかな......。日本酒を利用した化粧水なんてのも販売しているみたい。

カップお気に入り度:★★

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#cup071:柏盛:片山酒造

柏盛(かしわざかり):片山酒造柏盛(かしわざかり):片山酒造

カップ酒には、かなり珍しい茶色のカップ。一升瓶だったら珍しくもなんともないけど、カップ酒で茶色のガラスを使うのは珍しい。「柏盛」の銘柄よりも「原酒」を前面にアピールしているというのも珍しい。銘柄名ぐらいをローマ字であしらったデザインというのはよくあるけど、このカップ酒には、なにやら長々と英文が書かれている。

IN APPOINTMENT TO NIKKO TOSHOGU SHRINE, SPECIALLY BOTTLED PURE JAPANESE SAKE
KATAYAMA BREWERYCO.,LTD. SINCE 1879 IN NIKKO NATIONAL PARK JAPAN

日光は、有名な観光地なので、外国人観光客向け......ということなのだろうか。

味はというと、どうなんだろう......。もっと濃醇な味を想像していたんだけど、そうでもないなあ......。もちろんカップ酒にありがちな淡麗辛口というのとは明らかに一線を画す濃醇さではあるんだけど......と思いながら飲んでいると、悪くない。度数の割には、アルコールの香りもやわらかく、味も甘すぎず、辛すぎず、いい感じ。

仕込み水にこだわり、日光三大霊水のひとつ「酒の泉」と日光連山からの伏流水「千両水」という軟水で「柏盛」を醸しているらしい。また、商品ラインナップにも特徴があり、このカップ酒もそうだけど、原酒にこだわりを持っているようだ。年間 5 本限定の 15 年熟成原酒なんていう代物もあるみたい。若い六代目当主が蔵を盛り上げていこうとがんばっている雰囲気が伝わってくるブログもいい感じ。

年末の湯西川温泉に行く途中の鬼怒川温泉の土産物屋で買い求めたもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup070:四海王:福井酒造

四海王(しかいおう):福井酒造四海王(しかいおう):福井酒造

とてもかわいらしいデザインのカップ酒。イチゴとサクランボとリンゴがプリントされている。シンプルかつ記憶に残るデザイン。

ふくよかな旨味のある酒。独特の味わい。日本酒度的には甘くも辛くもない数値。イラストのとおりのフルーティ......とは言えないけど、飲みやすい酒。アクセントのある酸味も好感。

「四海王」は、この蔵の代表的銘柄。この「四海王」の吟醸酒「極」は、全国新酒鑑評会でも連続入賞の実力派。「四海王」の命名の由来は、

日本を取り巻く四つの海(太平洋、日本海、オホーツク海、東支那海)に囲まれた日本そのものを四海の王にたとえ、日本一のお酒を目指して命名され、弊社の代表登録商標です。

......だとのこと。しかし、それにしてもかわいらしすぎるデザイン。

カップお気に入り度:★★

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#cup065:山形正宗:水戸部酒造

山形正宗(やまがたまさむね):水戸部酒造山形正宗(やまがたまさむね):水戸部酒造

「山形正宗」ときて、そのまわりには将棋の駒。であれば、この酒の蔵元は、やはり天童か......と思えば、そのとおり。いいね、こういうデザイン。王将に飛車、角行。日本一の将棋駒の産地、天童市の蔵元らしいデザイン。

細かいデータは不明だが、けっこう辛口の酒。淡麗というのとも違う特徴的な味。

ここの蔵では、すべての製品を伝統的な木槽搾りで上槽しているらしい。蔵元のサイトでは、杜氏自身による山形弁のラジオ CM が聞けたりして、ちょっとおもしろい。

カップお気に入り度:★★

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#cup064:飯豊山:若乃井酒造

飯豊山(いいでさん):若乃井酒造飯豊山(いいでさん):若乃井酒造

緑色で銘柄名を大書。左右に松を従え、背後に白い山の姿。バランスもよくなかなかのデザイン。蔵元のある西置賜郡飯豊町は、その名を冠した飯豊山の山麓にある町。地元のシンボルとも言うべき名峰なのだろう。

かなり甘い。甘口の酒は好きだけど、この甘さはどうだろう......。いわゆるひと昔前の日本酒らしい、日本酒。香りもそんな感じ。普段遣いのお酒といったところ。レンジで熱燗にしてみたら、アルコールがつんと鼻にくるのは仕方ないとしても、意外にも甘さが引っこんだ。すこし飲みやすくなったかな。

鎮守の若宮八幡宮のそばを流れる小川の近くで井戸を掘ったところ、酒造りに適した水が湧きだしたことをきっかけに酒造りを始めた......というのが蔵元の起こり。その起源に因んで、「若乃井」と名乗ったようだ。ここの蔵では、「若乃井」と「飯豊山」を主力銘柄として醸している。

カップお気に入り度:★★

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#cup062:一品:吉久保酒造

一品(いっぴん): 吉久保酒造一品(いっぴん): 吉久保酒造

写真だと白でのプリントがとても見づらい......。大きな円に梅の花のイラスト。その下に「いっぴん」と銘柄のロゴがプリントされている。蔵元は、水戸の吉久保酒造。水戸と言えば、偕楽園の梅で有名。その梅をあしらったというところだろう。

日本酒度は、微妙に辛口めに振れてるようだけど、甘みも感じる酒。糖類添加だからだろうか。常温で飲むとちょっぴり辛口らしさも感じる。

元々は水戸藩の米問屋だった粟野屋が寛政二年に酒造りを始めたのがこの蔵の始まりだそうだ。寛政二年と言えば、1790 年。200 年以上の歴史があるということになる。U.G. サトーのデザインする新聞広告のデザインがなかなか秀逸。

このカップ酒は、廃線間近の鹿島鉄道を乗り潰したときに水戸に寄り道して買い求めたもの。あれからもう 10 ヶ月......。鹿島鉄道、よかったな。

2008 年の 1 本めが、糖添カップというのもなんだけど、まあいいか。

カップお気に入り度:★★

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#cup059:愛宕の松:新澤醸造店

愛宕の松(あたごのまつ):新澤酒造店愛宕の松(あたごのまつ):新澤酒造店

真っ黒な地がカップの外周をぐるり。そこに「愛宕の松」と大書。その裏側には「あたごのまつ」と仮名書きで。シンプルなデザイン。シックな黒地のカップは、「ブラックカップ」と呼ばれているらしい。

雑味のないしっかりとした味わい。鼻に抜けるアルコールもいい感じ。さすが特別純米。飲んだあとも舌に残る旨味が何とも言えず、いい。フルーティーな味わいも見え隠れする。きょう 3 本目のカップ酒ということで、締めくくりに特別純米酒を持ってきたのは正解だったかも。つまみに用意したカンパチの酒盗和えとも相性抜群。良質の酒に感じられる独特の甘みもうれしい。カップ酒に山田錦を使っているというのも特筆に値する。

蔵元の新澤酒造店は、生産量 200 石の小さな蔵だとのこと。蔵人の平均年齢は、24 歳だとのこと。蔵人を率いる新澤専務は、利き酒師としても相当の実力らしい。20 歳で純粋純米酒協会主催の利き酒選手権大会で、全問正解とのこと。この記録は、最年少とのこと。20 歳で全問正解とは、いつから嗜んでいたのやら。この蔵の新銘柄「伯楽星」は、『夏子の酒』の尾瀬あきらも絶賛だとか。

上高田の「味のマチダヤ」にて購入。

カップお気に入り度:★★

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#cup058:麗人:麗人酒造

麗人(れいじん):麗人酒造麗人(れいじん):麗人酒造

水色のバックに「麗人」のロゴと「歴史と水の蔵」の文字が浮かぶすっきりとしたデザイン。ロゴを通して向こうが透けて見える。

すっきりとした飲み口だけど、舌の上で転がすとけっこうしっかりとした味が感じられる。酸味もあるかな。ちょいと辛口。

上諏訪駅の前を通る国道 20 号線には、酒蔵がいくつもある。「真澄」で有名な宮坂醸造、酒ぬのや本金酒造、「横笛」の伊東酒造、「翠露」の舞姫酒造とまさにひしめきあうように。そのうちの一軒が、この「麗人」の蔵元、麗人酒造。主力銘柄の「麗人」に加え、古酒にも力を入れている。「洒古里」という銘柄。試飲させてもらったけど、白ワインのような味に仕上がっている。チーズがあいそうな味。買ったけど、まだ飲んでない。いいチーズを買ってこよう。「諏訪浪漫麦酒」という地ビールも造っている。

諏訪の町の酒屋をいろいろ覗いたが、意外にこの「麗人」のカップ酒は置いていない。「真澄」や「舞姫」はどこにでもあるんだけど。諏訪湖畔の日帰り温泉施設「片倉館」(昭和初期のレトロ建築がすばらしい)の休憩室では、この「麗人」を置いていた。このカップ酒は、直接蔵元で購入。もう何回も行ったことあるけど、薄暗い店内(昔の酒蔵って感じ)にきれいなおねえさんがいつもいる。直売コーナーにカップ酒が置いていないので、おねえさんに言って奥から出してもらった。

カップお気に入り度:★★

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#cup057:金蘭黒部:市野屋商店

金蘭黒部(きんらんくろべ):市野屋商店金蘭黒部(きんらんくろべ):市野屋商店

青で銘柄を筆文字で大書。文字のバランスもよく、好印象。背景に描かれている絵も筆で描かれた水墨画風のもの。写真ではわかりにくいだろうが、描かれているのは、銘柄にもある黒部のダム。地元北アルプスの代表的なランドマーク。

蔵元のあるのは、黒部立山アルペンルートの長野側の拠点、大町。かつては「福正宗」、「富久蘭」といった酒を世に送りだしていたようだが、黒部ダムの建造を機に「金蘭黒部」を主力銘柄にしたとのこと。ローカル色が前面に押し出されていて、好印象。

思いのほか味が濃い。もう少し旨味が欲しい気もするが、しっかりしたボディが感じられるだけでもいいかも。

カップお気に入り度:★★

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#cup054:金波:光武酒造場

金波(きんぱ):光武酒造場金波(きんぱ):光武酒造場

好きなタイプのフラワーカップ。「グラジオラス」と花の名前も書いてあるところがうれしい。カップの周囲の 3 箇所にグラジオラスがプリントされているけど、どれも同じ柄。もうすこし工夫があってもいいような気もするけど、赤と緑の組み合わせがいい感じなので、十分合格点。金波のカップ酒は、実は何種類も存在する。すべてフラワーカップ。

そこそこの旨味も感じる飲みやすい酒。

蔵元は、佐賀県の光武酒造場。九州といえば、焼酎エリアという印象があるけど、意外に日本酒の蔵もけっこうある。以前に紹介した「西の関」の萱島酒造(大分)、「冨の寿」の冨安(福岡)などなど。『The カップ酒 ベストセレクション 900 ー 日本全国カップ酒カタログ』にもいろんな蔵が紹介されていて、掲載されている蔵がないのは、鹿児島だけ(沖縄にも日本酒のカップ酒がある!)。その多くは、日本酒だけでなく、焼酎も造っているところが多いみたいだけど。光武酒造場は、元禄元年の創業という。かなりの歴史。杜氏の輩出も多いらしい。焼酎を造りはじめたのは、ここ 10 年ぐらいのことらしいから、長年の日本酒蔵ということのようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup048:アルプス正宗:亀田屋酒造店

アルプス正宗(あるぷすまさむね):亀田屋酒造店アルプス正宗(あるぷすまさむね):亀田屋酒造店

数多くある「○○正宗」のひとつ。長野からは「アルプス」。やはり「(カタカナ)+正宗」のネーミングは笑ってしまう。蔵元のある長野県の名峰、日本アルプスをデザインしたカップ。長野のお酒には、日本アルプスをデザインしたものが多いな。青と白のプリントで版画風。すっきりとしたデザインで好感が持てる。蔵元のあるのは、松本市。ということは、穂高や乗鞍あたりの眺めだろうか。

細かいデータが見当たらないので詳しくはわからないけど、甘口でも辛口でもない感じ。すっきりと飲みやすい感じではある。

たしか、西荻の酒屋で買ったもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup039:雪国:黒澤酒造

雪国(ゆきぐに):黒澤酒造雪国(ゆきぐに):黒澤酒造

藍色のりんどうの花と緑の茎がすてきなコンビネーションのカップ酒。花柄のフラワーカップでは、かなりお気に入りの部類かも。ちゃんと「りんどう」と書かれているところも親切。

山吹色のお酒は、なかなか濃厚な味わい。味のほうもお気に入り。甘みと旨味、酸味がちょうどいい感じでマッチしている。

醸造元は、黒澤酒造。ここの主力銘柄は、「井筒長」。同社のウェブサイトによると「雪国」は、販社の国分株式会社のブランドなのだと言う。ここがが一手にマーケティングをおこなっているらしい。国分のウェブサイトを見ると「地酒蔵元会」という組織を運営していて、地酒の蔵元のマーケティングを担当している......という印象。地産地消以上のマーケティングを小規模の蔵元がおこなうとなると、こういう手もありだな。『The カップ酒 ベストセレクション 900』には、このカップ酒と同じデザインのものが「井筒長」の銘柄で紹介されている。「雪国」と「井筒長」は中身はいっしょなんだろうか。

カップお気に入り度:★★

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#cup036:由利正宗:齋彌酒造店

由利正宗(ゆりまさむね):齋彌酒造店由利正宗(ゆりまさむね):齋彌酒造店

紅梅、白梅のおめでたいデザインのカップ酒。昭和テイストなゆるいデザイン。

甘口の懐かしい感じの味わい。とはいえ、糖類添加ではないらしい。味の方も、昭和テイスト。

蔵元のサイトを見てみたが、現在の主力商品は「雪の茅舎」シリーズらしい。地元での売上高ということで言えば、「由利正宗」が「雪の茅舎」を上回っているのかもしれないけど、対外的に打ち出したいのは「雪の茅舎」らしい。カップ酒にボトリングされる普通酒の商品ラインナップをウェブサイトであまり説明しない蔵元は多いけど、サイトでは「由利正宗」の説明はまったくなく、その銘柄を醸しているという事実はほとんどわからない。蔵元には、明治時代に建造された建物が何棟も残っていて、国の有形文化財指定を受けているらしい。

このカップ酒は、有楽町の交通会館にある秋田県のアンテナショップ「花まるっ秋田ふるさと館」で購入したもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup034:ろくろ首:信州銘醸

ろくろ首(ろくろくび):信州銘醸ろくろ首(ろくろくび):信州銘醸

ろくろ首というポピュラーな妖怪がプリントされたとてもユニークなデザイン。カップのぐるり一周をろくろ首の長い首が飾る。カップをまわしながら眺めていると楽しい。

詳細なデータが公開されていないので、よくわからないけど、おそらく日本酒はプラスの値。でも、ほのかに甘みが感じられる。かっちりしたベースの味が感じられる。香りはいかにも日本酒っぽい香り。吟醸ではないけど、吟醸酒と同程度に磨き込まれた精米度が印象的。

以前このブログで取り上げた「儀右ェ門」と同じ信州銘醸の酒。ここの蔵は「儀右ェ門」もそうだけど、醸した酒を蔵元のオフィシャルなブランド以外で展開することが多いような気がする。上田市に鹿教温泉という温泉があるのだが、ここに地酒を精力的に紹介している土産物屋「サカエヤ」がある。先日、ここに訪れたときに「風」という蔵出しの酒を買ったんだけど、これも信州銘醸だった。鑑評会でも常連入りの蔵。信州銘醸のウェブサイトにある西澤杜氏の言葉に

キリッとして、清冽、爽やかな味わいを求め
麹とモロミの気持ちを肌で感じ
人・米・水にこだわって
自然を生かした酒造りに徹す

とある。

カップお気に入り度:★★

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#cup032:春鶯囀:萬屋醸造店

春鶯囀(しゅんのうてん):萬屋醸造店春鶯囀(しゅんのうてん):萬屋醸造店

葛飾北斎の『富嶽三十六景』より「甲州石班沢」(こうしゅうかじかざわ)をプリント。最初はどこの絵だかわからなくて、山梨のお酒なのになんで海なんだろう......と思っていたのだが、山梨での作品だった。石班沢は、笛吹川と荒川、釜無川が合流して富士川となるエリアだという。現在は、「鰍沢」と綴られる。駿河と甲斐を結ぶ水運の交通の要衝だったらしい。蔵元はまさに川の合流地点にほど近いところにあって、まさにこの作品をカップ酒のデザインに採用するにふさわしい蔵と言える。

日本酒度的には、辛口なんだけど、ふわっとした甘みが感じられて、好きな味。カップ酒にありがちな薄っぺらい味でないところがお気に入り。

昭和 8 年に以前より交流のあった与謝野晶子がこの地を訪れた際に、

法隆寺など行く如し甲斐の御酒
春鶯囀のかもさるゝ蔵

と詠んだのを銘柄名に採用したとのこと。

カップお気に入り度:★★

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#cup031:國権:国権酒造

國権(こっけん):国権酒造國権(こっけん):国権酒造

写真はちょっと見づらいけれど、ひょうたんの中に筆文字で「國権」とプリントされている。単色のシンプルなデザイン。ひょうたんの横には堂々と「純米酒」とも。「和」な雰囲気が漂う。

すっきり、辛口。シャープな味わい。どんなつまみにも合いそうな感じ。

この蔵元の商品のすべてが特定名称酒だという。こだわりの蔵元。

カップお気に入り度:★★

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#cup029:お福正宗:お福酒造

お福正宗(おふくまさむね):お福酒造お福正宗(おふくまさむね):お福酒造

お気に入りのデザインのカップ酒。大きく「やまこしの郷」とプリントされている。新潟中越地震で話題になった山古志村の「やまこし」。その上のイラストはちょっと見づらいけど、錦鯉。あの辺りで養殖しているらしい。下のイラストも山古志の闘牛。こういう地方色豊かなデザインは好き。

普通酒。すこし甘みのある味わい。新潟は、男酒(辛口)が多いので、また男酒かなと思ったんだけど、そうではなかった。淡麗系ではなく、軽くボディを感じるタイプ。

蔵元は、山古志村ではなく、長岡市(旧山古志村は、2005 年に長岡市に編入)。原材料の米を山古志の契約農家に作ってもらっているらしい。きっと地震直後は大変だっただろうなあ。

たしか、このカップ酒は、新潟出張で買ってきたもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup027:西の関:萱島酒造

西の関(にしのせき):萱島酒造西の関(にしのせき):萱島酒造

だるまのイラストがプリントされたカップ酒。素朴なタッチのイラストがかわいい。だるまの横にプリントされているのは、姫だるまのように見えるんだけど、姫だるまって、蔵元のある国東市じゃなくて、竹田市のはずなんだけど。

普通酒かと思ってたら、純米酒。辛口っていう感じじゃない。詳細データがないのでわからないけど、日本酒度は、±0 ぐらいだろうか。飲みやすい。精米歩合も 60 % 以下ということのおかげか、雑味も少ない。あっという間になくなってしまった。

蔵元のある国東市のある国東半島は、宇佐神宮(宇佐市)や石仏(臼杵市)で有名なところ。「西の関」の「関」は豊後水道の「関サバ」、「関アジ」の「関」だろうか。......と思いきや、

二代目米三郎が「西の関」と命名した。「西の関」と名付けたのは、西日本の代表酒になりたいとの意気込みと願いとを込めたものである

......とのことらしい(萱島酒造ウェブサイトより拝借)。国東では、タチウオがおいしいみたい(知らなかった)。

EC サイトで通信販売されているのをよく見かける。

カップお気に入り度:★★

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#cup019:銀嶺月山:月山酒造

銀嶺月山(ぎんれいがっさん):月山酒造銀嶺月山(ぎんれいがっさん):月山酒造

黄緑のプリントが印象的なすっきりデザイン。こういうデザインはけっこう珍しい。こういうラベル風なプリントカップで黄緑色っていうのも珍しいかも。山形の名峰、月山の麓にある酒蔵らしく、このカップデザインも山の端を表したものかも。

けっこうありがちな味。熱燗にしたほうがおいしかったかな。

新庄の駅のそばのコンビニで大人買いしたうちの一品(あ、カップ酒は大人しか買わないか......)。

カップお気に入り度:★★

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#cup018:純米とんぼカップ:泉橋酒造

純米とんぼカップ(じゅんまいとんぼかっぷ):泉橋酒造純米とんぼカップ(じゅんまいとんぼかっぷ):泉橋酒造

青と白のプリントで、とんぼ、稲、酒蔵(?)、山(丹沢山系かな)を描いたカップ。とんぼが郷愁を誘ういいデザイン。難を言えば、酒蔵とか稲、山あたりが、昔風のチープなドット絵風なのが残念。とんぼは滑らかな線で描かれているんだけど、それ以外はなんかジャギー......。

純米酒。おいしい。辛口淡麗。すいすい飲めてしまって、味のコメントを書く前にほとんどなくなってしまった......。カップを開けたときに、いい香りがしたことが記憶に残っている。地元の人と地元の米で信条をもって酒造りをしているようだ。好感が持てる。

しかし、このカップ酒、ちょっと不思議。ふつうは、何か銘柄名があって、「○○カップ」という名前がついていることが多いんだけど(このブログでは省略している)、このカップ酒には銘柄名が記載されていない。この蔵元のどのお酒がカップに詰められているのかがわからない。

どこで買ったかは不明(覚えていない)。通販だったか......。

カップお気に入り度:★★

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#cup016:鮎正宗:鮎正宗酒造

鮎正宗(あゆまさむね):鮎正宗酒造鮎正宗(あゆまさむね):鮎正宗酒造

清流を泳ぐ鮎の姿を描いたカップ。淡い色のイメージでインパクトには欠けるが、黄緑の輪郭線をベースに、涼しげなイメージで好印象。

昭和の初めに若宮博義殿下が蔵元のある妙高は猿橋を訪れ、鮎釣りをお楽しみあそばされた際にいただいた名前とのこと。近くの川にはいまも鮎をはじめとした川魚や沢蟹がいるとのこと。水に恵まれた地域なんだろう。

辛口のカップ酒が多い新潟の銘柄の中では珍しい甘口。旨味も感じて、飲みやすい。

近所のスーパーで購入。

カップお気に入り度:★★

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#cup015:母情:平野醸造

母情(ぼじょう):平野醸造母情(ぼじょう):平野醸造

写真だとすこしわかりにくいかもしれないけど、赤字でプリントされた「母情」のロゴの左側には踊りを踊っている人たち、山車、民謡の歌詞のようなものがプリントされている。この「母情」を醸している平野醸造は、岐阜は郡上八幡の蔵元。このカップに描かれているのは、郡上八幡の郡上踊り。

プリントされている民謡の歌詞は、代表曲のひとつ、「かわさき」(リンク先ページには動画あり。いきなり再生されるので注意)の一節。

郡上のナー、八幡 出てゆく時は アソンレンセ
雨も振らぬに 袖しぼる 袖しぼる
ナオ袖絞る アソンレンセ

すこし甘口。酸味が後口に残る。好きな味かも。

郡上踊りの大好きな友だちに誘われた「郡上踊り in 青山」同時開催の物産展で入手したもの。風物詩がプリントされたものということで、お気に入り度高め。

カップお気に入り度:★★

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#cup014:萬寿鏡:マスカガミ

萬寿鏡(ますかがみ):マスカガミ萬寿鏡(ますかがみ):マスカガミ

筆書きの「萬寿鏡」のバックに地球がプリントされた珍しいデザインのカップ。「萬」の字の左あたりにあるのが、日本。「寿」の左がオーストラリア。この写真を見て気づいたんだけど、太平洋に大きな島がプリントされている。これは......と思ってカップを見てみると、裏側にプリントされた新潟県だった。新潟県の中で蔵元の所在がどのあたりなのかがわかるように印がついている。黄緑と水色の色違いがある。

このカップ酒、背面に「マスカガミ ワールドカップ」とプリントされているんだけど、その上には「マスカガミカップ」と書かれたシールが貼ってあって、「ワールドカップ」という文字が見えないようになっている。これは、FIFA にクレームでもつけられたんだろうか。あるいは、初光酒造からか。しかし、初光酒造も FIFA と法廷闘争したようなので、違うのかな。

味は、すっきり。辛すぎない辛口。新潟は、辛口のお酒が多いな。

通信販売で購入したもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup012:出羽ノ雪:渡會本店

出羽ノ雪(でわのゆき):渡會本店出羽ノ雪(でわのゆき):渡會本店

お気に入りのデザインのカップの紹介。紅花。山形の県花らしい。紅花をカップにぐるりとプリントしたもの。緑とオレンジの 2 色。「出羽路に酒あり」というフレーズもいい。

生酛純米。やっぱり純米酒はいい。味は、辛口。濃醇系。うまい。最後に酸味が残るかな。薄い黄色がかったお酒。キャップには、アルコール度数は、14 度と書いてあるけど、ほんとかな。けっこうまわるんだけど......。

蔵元の市島酒造は、兄弟で力を合わせて、名酒を醸しているらしい。蔵元のサイト曰く、

過去10年間で開催されなかった平成6酒造年度を除き、8回の入賞、特に最近の4年間は連続金賞受賞しております。15BYよりは、蔵元専務渡會俊仁が杜氏、実弟俊男が、製麹責任者となり、酒質の飛躍的なアップを実現させました。不易流行、温故知新をキ−ワードに、これからも日本酒を愛する皆様に感動と満足を与えられる酒造りを目指して参りたいと思います。
(株式会社 フルネット 金賞受賞蔵ガイド2004 P38より抜粋)

...ということらしい。

近所のコンビニで買ったもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup009:十一正宗:森戸酒造

十一正宗(じゅういちまさむね):森戸酒造十一正宗(じゅういちまさむね):森戸酒造

なかなか独特な味。なんて表現すればいいのかがよくわからない。濃厚というのとは違う。なんだろう......。

十一正宗を作っているのは、栃木は那須の小さな蔵元、森戸酒造。自社のウェブサイトはないみたい。

おもしろいのは、この銘柄の由来。甘すぎず、辛すぎず......というのを「十一」と表現したらしい。日本酒の甘口度・辛口度を表現する指標で、日本酒度というのがあるのだが、それを+(プラス:辛口)やー(マイナス:甘口)の値で表現する。甘口でもなく、辛口でもないときには、日本酒度は ± になる。それを「十一」と表現しているらしい。

那須の温泉に行ったときの帰り道に寄った酒屋さんで購入。

カップお気に入り度:★★

  • 森戸酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール・糖類
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup008:越の華:越の華酒造

越の華(こしのはな):越の華酒造越の華(こしのはな):越の華酒造

新潟の夏といえば、花火。その花火をカップ全面にあしらったカップ。大きな橋も描かれているけど、これは阿賀野川か、信濃川か。新潟のシンボルの橋といえば、萬代橋。......ということは、阿賀野川ではなく、信濃川。夏のイメージの花火がフィーチャーされているけど、実はその裏の方には、白鳥と山がプリントされている。どこの山なんだろう。この周囲の名山といえば、八海山だろうか。

カップ酒には、地元の名物・風物詩をプリントしたものがけっこうあるけど、このカップのようにそれらをてんこもりにしたものはおもしろい。「この山はどこの山?」とか「この祭りはなに?」とか調べながらお酒を飲んでいるとなかなか楽しい。

味は、普通かなあ。

たしか、新潟に出張に行ったときに、泊まったホテルの近所のコンビニで買ったような......。

カップお気に入り度:★★

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#cup004:出羽桜:出羽桜酒造

dewazakura.png出羽桜(でわざくら):出羽桜酒造

山形の名酒、出羽桜のカップ酒。大きく赤地がプリントされたトラッドなデザイン。「でわざくら」と白文字でぷりんとされた「で」と「ざ」の濁点は、桜の花びらのようなハート形。意外に細かなデザイン。けっこうお気に入り。

飲んでみると、なかなかおいしい。出羽桜で比較的手に入りやすいところで言えば、「吟醸 桜花」。流通量が多いせいか、ちょっとした居酒屋にも置いてあったりする。このカップ酒には、「花宝出羽桜」と書いてある。さすがに「桜花」までおいしくはないけど、カップ酒にしては悪くない。カップ酒は、平板な味のものが多いけど、これはすこし味がある。

このカップは、肘折温泉に行ったときの新庄駅で購入。駅の脇にコンビニがあって、そこに山形のカップ地酒が山盛り♪ その中のひとつ。

カップお気に入り度:★★

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