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#cup193:三波石:田島酒造店

三波石(さんばせき):田島酒造店三波石(さんばせき):田島酒造店

青でプリントされ、銘柄名の文字の部分からは向こう側が透けて見えるデザイン。けっこう好きなパターンのデザイン。

カップには「芳醇清酒」と書かれているが、さてさて。芳醇というにはすこし弱いような気もするけど、飲みやすい味わい。これもまた普段遣いの酒。

蔵の創業は天保 8 年。1835 年だから幕末期。元々この蔵で造っていた酒は「竹に雀」という銘柄だったらしいが、昭和 13 年より「三波石」に改称したらしい。この三波石というのは、地元を流れる三波川の流域で採石される青緑色の変成岩だそうで、庭石に使われるような石のことらしい。

このカップ酒はあまり出回っていないのか、すぐ近くの高崎では見かけることがなかった。駅の中や駅周辺のデパートなんかを探してみたけどまったく見つからないので、藤岡まで行ってようやく買うことができた思い出の品。群馬藤岡駅は JR 八高線で運行本数が少ない。あとすこしで高崎なのに、バスの便も非常に少ないけっこう不便な町だったのが印象に強く残っている。駅からすこし歩いたあたりにあった昔からの酒屋で買ったもの。

カップお気に入り度:★★

  • 合名会社田島酒造店
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:+1
  • 酸度:1.3
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:70 %

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#cup184:八木節:永井本家

八木節(やぎぶし):永井本家八木節(やぎぶし):永井本家

群馬の沼田から三国街道を新潟に向けて進んでいくと、湯宿温泉、猿ケ京温泉、法師温泉と温泉が続く。その途上の酒屋で出会ったカップ酒が、この「八木節」。かなりお気に入りのデザイン。正面から見ると、さほどおもしろみのあるデザインだとは言えないけれど、右と左の側面のイラストが秀逸。先日(2009/05/16)逝去された切り絵・版画作家の滝平二郎の手になるもの。太めの青の輪郭線とアクセントとして使われている白の着色がとてもいい感じ。前々から細い線はカップ酒のデザインとしてはかよわすぎて適していないと思っていたが、このカップ酒により切り絵的なデザインというのが最も適しているのではないかと気づかされた。滝平二郎と言えば、記憶に鮮明に残っているのは『モチモチの木』。全体に暗い絵(表紙からして黒かった......)で、こども心にとてもコワい印象が強かったが、それと同時に『モチモチの木』が夜に放つさまざまな光の美しさもに記憶に残っている(紙の上の印刷で見てもきれいだったけど、きっとディスプレイ上で見ても楽しいだろう)。滝平二郎の絵はとても特徴的なので、一瞬見ただけでわかってしまう。店先でこのカップ酒を見つけたときも、「あ、『モチモチの木』」と思い出してしまったほど。

八木節(やぎぶし):永井本家八木節(やぎぶし):永井本家側面にどんな絵が描かれているかというと、こんな感じ。「八木節」とは、「栃木県足利郡御厨町字八木(現、足利市)から出た名称。江戸時代に例幣使街道にあたってた旧八木宿でおこなわれた盆踊りで、もと越後の「新保広大寺くずし」の口説節が土着したもので、八木宿に近い山辺村堀込(現、足利市)に、通称堀込源太(本名 渡辺源太郎)という馬方の美声がこれをひろめたといわれる」(出典:『世界大百科事典』・平凡社)とのこと。また、「はじめ 樽(たる)を縦にしてその鏡や胴をたたいて篠(しの)笛などを伴奏としたが......」とあり、それを忠実に描いたイラストもプリントされている。反対側にプリントされた傘を持った女性のイラストもいい。

味の方はと言うと、若干の甘味と苦味があるようだ。飲み口はすっきりしているかな。口に含んだ瞬間には、はっきりとした味があるが、キレもある酒。

カップお気に入り度:★★★

  • 株式会社永井本家
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup081:清嘹:町田酒造店

(せいりょう):町田酒造店清嘹(せいりょう):町田酒造店

白地に赤く銘柄名がプリントされている。その下にカタカナで「セイリョウ」と書いてあるし、キャップにも「金紋 ハイ・セイリョウ」と書かれているので、「セイリョウ」と詠むということはすぐにわかるけど、「リョウ」の字がどんな字なのかがわかりにくい。口偏に「尞」と書いて、「嘹」らしい。写真ではわかりにくいが、山とたなびく雲が図柄としてプリントされている。

普通酒ながら、雑味の少ないところに好感が持てる。舌の上で味わうとなかなかしっかりした味があるのが感じられる。熱燗にすると、すこしアルコールが立ちすぎる気もするけど、味が膨らみ、まろやかに。このカップ酒は、「日本酒チャンピオンズ・カップ 2007」で本醸造普通酒部門でベストカップ賞を獲得したもの。

この町田酒造店の杜氏は女性。蔵元の娘さんで、新聞記事によると、OL だったのが家業を継ぎ、杜氏になったらしい。新潟杜氏に師事して、酒造りを学んだ......というあたりのエピソードも『夏子の酒』みたい。平均年齢が 20 歳台という若いメンバーながら、全国新酒鑑評会で金賞受賞などがんばっているようだ。

カップお気に入り度:★★

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