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#cup196:曙:高澤酒造場

曙(あけぼの):高澤酒造場曙(あけぼの):高澤酒造場

すみれの花があしらわれたデザイン。いわゆるフラワーカップと呼ばれるタイプのカップ酒だ。すみれの花は好きな花なので、好印象。

すこし苦味が感じられるが、いやな感じではない。食中酒にあいそうな味。基本的には辛口の酒なのだが、蔵のサイトの解説によると燗にすると甘みが出てくるとのこと。

蔵があるのは、富山湾に面した寒ブリで有名な氷見。氷見の漁港のすぐそばにある。この時期は寒ブリのシーズンだから、氷見のどこかで「曙」を熱燗にしたりして味わうといいのかもしれない。能登半島に旅行に出かけて、氷見の魚市場に行く途中にたまたま車窓に見かけた造り酒屋に立ち寄ったところプリントタイプのカップ酒があったのを幸い購入したもの。蔵のサイトによると、ここの蔵元は杜氏も兼任するいわゆる蔵元杜氏。立ち寄ったときは夏の終わりごろだったので(蔵の仕事が何もないころ)、もしかしたらこのカップ酒を買いにいったときに店頭にいたのは蔵元だったのかもしれない。

明治 5 年(1873)の創業だが、「曙」はその当時からの銘柄。曙の横綱昇進記念のパーティーにこの蔵の「曙」の四斗樽が使われたのだそうだ。

カップお気に入り度:★★

  • 高澤酒造場
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:14 - 15 度
  • 日本酒度:± 5.0
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:麹米・五百万石、掛米・てんたかく他
  • 精米歩合:70 %

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#cup195:雪雀:雪雀酒造

雪雀(ゆきすずめ):雪雀酒造雪雀(ゆきすずめ)

蔵のある松山市のシンボル、松山城をあしらったデザイン。前景には花が咲いている。何の花だろうか。桜には見えないけど、どうもこの角度から天守閣を見たときに前景に位置する場所には桜の木が植えてあるようだ。青とオレンジの組み合わせはかなり珍しいもの。

辛口の酒が増えてきている中でいまどき珍しい甘口の酒。とはいえ、日本酒度はプラスにもマイナスにも振れていない。酒だけで味わっていると甘みが前面にでてきてしまうが、ナッツと合わせると気にならない程度。味は濃厚といった風情ではなく、あっさりめ。うっすらと苦味が残っている。冬の冷やということで、ほぼ冷酒の温度で飲んでみたわけだけど、正解だったかも。

この蔵は大正 4 年(1915)の創業で、創業当初は「雀正宗」という銘柄。これは「雀の酒造り」という昔話にちなんだものだったらしい。昭和 6 年(1931)に蔵元と交流のあった当時の首相・犬養毅により「雪雀」と命名されたとのこと。

このカップ酒は、「日本酒チャンピオンズカップ 2008」でいただいてきたもの。

カップお気に入り度:★★

  • 雪雀酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:± 0
  • 酸度:1.4
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:北錦・松山三井
  • 精米歩合:65 - 70 %

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#cup194:道灌:太田酒造

道灌(どうかん):太田酒造道灌(どうかん):太田酒造

陶器の器のカップ酒というのは、有田焼を使った NOMANNE というのが有名だけど、それ以外にはあまり見たことがない。白い陶器なのでまるで湯のみのよう。器に描かれているのは、彦根城。滋賀県草津市の蔵なので、近くの彦根の名城を使ったということなのだろう。他にも紙ラベル(太田道灌の絵がプリントされている)のカップ酒も出しているようだけど、これは限定品なのかも。これを買った酒屋の人が、「このカップじゃ原価割れだよ」と言っていた。確かにその店での価格は 300 円ぐらいだったような気がする。売れ残りだったのだろうか。

太田道灌の絵が描かれたカップ酒のデザインは、有名な山吹伝説に因むもので、雨の中蓑を所望した道灌に山吹の花を差し出す娘の絵があしらわれたもの。

淡い黄色の酒。陶器のカップのおかげで緑茶のように見える。甘みと苦みを感じる。下の上で味わうと、しっかりとしたボディがある。

太田道灌公の末裔である太田若狭守正長がこの地の関守として江戸時代初期にこの地に根付き、後に東海道の宿場町である草津で酒造りを始めたときに太田酒造の歴史は始まるらしい。日本酒から焼酎、ワインまでを造る蔵。

カップお気に入り度:★

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いただきもの:丹頂鶴

  • Posted by: maki
  • October 31, 2009 1:38 PM
  • +topics | cup

丹頂鶴(たんちょうづる):日本清酒株式会社先日北海道に遊びにいった @rei_mei_07 ちゃんにもらったカップ酒。ラベルの右肩に小さく「千歳鶴」と書かれている。北海道ではとてもポピュラーな酒だ。純米酒なので飲みやすい。うっすらと黄色みがかった感じなので、炭素濾過はあまり施していないのかも。香りは、いかにも日本酒といった風情。甘みは少なめ、でも辛口すぎることもない。旨味を感じる仕上がり。米は、北海道産の「吟風」を 6 割 5 分に精米したものを使用。日本酒度は、+ 5 なので辛口。度数は、すこし低めの 13 - 14 度。常温が最適だとのこと。

蔵元の日本清酒の母体となった柴田酒造店の創業は明治 5 年。松前地域はともかく、道内の蔵にしては古い方なんじゃないだろうか。他には、味噌やワインなどを製造販売しているようだ。

銘柄名の「丹頂鶴」の「丹」の字の頭がタンチョウヅルのように赤く彩られているのがいい感じ。「鶴」の字のつくりの「鳥」の字が鳥のようなデザインになっているのも洒落てる。

@rei_mei_07 ちゃん、ありがとう♪ おいしくいただきました。

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#cup193:三波石:田島酒造店

三波石(さんばせき):田島酒造店三波石(さんばせき):田島酒造店

青でプリントされ、銘柄名の文字の部分からは向こう側が透けて見えるデザイン。けっこう好きなパターンのデザイン。

カップには「芳醇清酒」と書かれているが、さてさて。芳醇というにはすこし弱いような気もするけど、飲みやすい味わい。これもまた普段遣いの酒。

蔵の創業は天保 8 年。1835 年だから幕末期。元々この蔵で造っていた酒は「竹に雀」という銘柄だったらしいが、昭和 13 年より「三波石」に改称したらしい。この三波石というのは、地元を流れる三波川の流域で採石される青緑色の変成岩だそうで、庭石に使われるような石のことらしい。

このカップ酒はあまり出回っていないのか、すぐ近くの高崎では見かけることがなかった。駅の中や駅周辺のデパートなんかを探してみたけどまったく見つからないので、藤岡まで行ってようやく買うことができた思い出の品。群馬藤岡駅は JR 八高線で運行本数が少ない。あとすこしで高崎なのに、バスの便も非常に少ないけっこう不便な町だったのが印象に強く残っている。駅からすこし歩いたあたりにあった昔からの酒屋で買ったもの。

カップお気に入り度:★★

  • 合名会社田島酒造店
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:+1
  • 酸度:1.3
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:70 %

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#cup192:宗玄:宗玄酒造

宗玄(そうげん):宗玄酒造宗玄(そうげん):宗玄酒造

カップに描かれている特徴的な形の島は、見附島。その船首のような形から軍艦島とも呼ばれているとのこと。島に渡れるように、石が並べてあるのも描かれている。実際には、島まで辿り着いても、上に登ることはできないようだ。というのも、この島は珪藻泥岩でできており、脆いためロッククライミングのようによじ上ることができないのだそうだ。カップのイラスト自体は上手いものではないが、地元の名所が描かれているのはいかにも地酒らしくて好きなタイプ。

味のほうはというと、辛口で旨味もあり、おいしいカップ酒。若干、舌の上に味が残るような気もするけど、飲み応えのある味わいなので、気になるほどではない。常温で飲んでいるけど、いかにも燗映えのしそうなおいしさだ。県下ではとてもポピュラーな酒で、至るところで販売しているので、入手は容易だ。

蔵元は、戦国時代に七尾城主であった畠山義春の末裔だそうだ。上杉謙信の侵攻に遭い、珠洲に逃れ、宗玄と改姓したという。明和 5 年(1768)に酒蔵を興したとのことなので、かなり歴史のある蔵だ。能登杜氏を輩出するこの地で長きに渡って、地元の水と米を使って、旨酒を醸してきたとのこと。

カップお気に入り度:★★

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荻窪の「金魚」、閉店

  • Posted by: maki
  • October 18, 2009 12:04 AM
  • +topics | cup

金魚JR 荻窪駅の北口の再開発が進んでいる。普段そんなに通るわけではないんだけど、たまたま通ったときに気づいた。この一角には焼き鳥屋とこの「金魚」があって、会社帰りの人とかがよく集っていたのを思い出す。焼き鳥屋の方は、移転して商売を続けているようだけど、「金魚」は残念ながら 2009/09/07 に閉店。4 年間の営業だったみたい。たぶん開業時から閉店しなければいけないことは知ってはいたんだろうけど。

狭い入り口を入ると薄暗い店内に。立ち飲みがメインの店で、焼酎やワインもあるけど、日本酒は地酒カップだった。「秋鹿」とか「黒牛」あたりが置いてあった。つまみは、ワインにあいそうなものが多くて、生ハムとかマッシュルームのオイル煮がおいしかった。このオイルにバゲットを浸して食べると、またおいしい。豚バラ串もおいしかった。

気軽に入れてさくっと帰れる居酒屋で、ちゃんとした日本酒を飲むってのは実はなかなか難しいんだけど、厳選したカップ酒を揃えてくれていると、そんなこともできちゃうわけ。

閉店すると知っていれば、もう何回か行ってみたかったなあ。

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#cup191:松乃井:松乃井酒造場

松乃井(まつのい):松乃井酒造場松乃井(まつのい):松乃井酒造場

菱形の井戸の形を意匠した紋の上に赤字で銘柄名があしらわれている。その後ろには松の木が細かく描かれている。松の葉が線香花火のようできれいなデザイン。銘柄名以外は白で描かれているので写真だと見えにくいが、なかなか繊細なデザイン。

新潟のカップ酒は、端淡辛口の酒をベースにした普通酒が入っていることが多く、薄っぺらい味のものが多いので、期待せずに飲んでみたけど、思いのほか旨みの感じられる酒だった。ふだん着の酒としていい感じ。つまみにほろほろ漬けをあわせてみたけど、偶然にもどちらも十日町の産。

米所の地の利を活かして、手作りの酒を醸している小さな酒蔵。地酒ブームのころに東京の百貨店からの取引のオファーを断り、地元重視の姿勢を貫いたという小造りの蔵なのだそうだ。「八海山」や「久保田」とかが東京進出した時代の話かな。

越後湯沢経由で野沢温泉に行ったときに、十日町のスーパーで購入したもの。

カップお気に入り度:★★

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長野でカップ酒と地ビールを

  • Posted by: maki
  • September 13, 2009 7:48 PM
  • cup

雲山とオラホビールこの夏は、青春 18 きっぷを買わずじまいになるかと思っていたが、先週末恒例の野沢温泉へ。野沢温泉の最盛期は、やはり冬のスキーシーズンだと思うけど、避暑がてら野沢温泉に行くのでいつも訪問は夏。高崎(高崎線)、水上(上越線)、六日町(ほくほく線)、十日町(飯山線)と北回りで。

野沢温泉は、いつものごとく硫黄の香りのする熱い湯に満足。宿では隣町の飯山の酒、北光正宗(カップ酒はこちら)と地ビールを飲んだ程度。

帰りは、戸狩野沢温泉から飯山線で長野まで。長野で乗り換え時間があったので、この「雲山」と「オラホビール」を購入。「雲山」は長野ではポピュラーな紙のカップ酒。別デザインのものが多く出回っているが、今回は善光寺をあしらったデザインのカップに。酸味がうっすら残る甘口でも辛口でもない酒。懐かしい感じの日本酒らしい日本酒の味。

「オラホビール」は......よく覚えてないや。

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#cup190:オバステ正宗:長野銘醸

オバステ正宗(おばすてまさむね):長野銘醸オバステ正宗(おばすてまさむね):長野銘醸

190 本めのカップ酒は、お気に入りのデザインの「オバステ正宗」。シンプルなデザインだけどなんだか気に入っているカップ酒。そう、カップ酒界の「ハイライト」(たばこ)的存在。水色に抜きで「CUP」の文字が大きくあしらわれている。その下には銘柄名がローマ字で「OBASUTE MASAMUNE」とある。気に入っているのは、(右の写真だと半分しか見えていないけど)満月のような黄色い円が描かれていて、そこにも抜きで「オバステ正宗」とプリントされているところ。この商品の正式な名称も「本醸造金月オバステ正宗カップ酒」とのことで、やはりあの黄色い円は月らしい。

普通酒だろうと思い込んで飲んでいたが、よく見ると本醸造酒だった。「正宗」と名乗るだけあってちょっと辛口の酒で、淡い味わい。とはいえ、日本酒度はマイナスの値(-1.0)。

長野にはちょこちょこ行くけど、なかなか買うことができなかった一品。バス旅行で岐阜県の下呂温泉に向かう途中、休憩で立ち寄った土産物屋の近くにあった酒屋にたまたま入ってみたら出会うことができたというもの。その酒屋は、長野県下のカップ酒を数多く集めていて、その中にこの「オバステ正宗」もあったというわけ。

長野銘醸では、日本酒の悪酔いの原因が米起源ではない醸造アルコールにあるのではないかと考え、添加アルコールの原料に米を使うことにし、次の日に残らない酒を造るという試みなどをおこなっているようだ。日本酒は、米からできているんじゃないの......という疑問もあるかもしれないが、実際にはさとうきびから砂糖を製造する工程で出る廃糖蜜などの糖分をアルコールにして使ったりしている。

カップお気に入り度:★★★

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純米カップ酒、三種

  • Posted by: maki
  • August 15, 2009 11:52 PM
  • +topics | cup

純米三酒会社帰りに寄り道をして、浜田山へ。この街には以前紹介した伊勢屋商店がある。この店はカップ酒もすこし置いていて、たまにいくと仕入れが変わっているので、軽くチェックしようと立ち寄ってみた。ひとつぐらい欲しいものがあるかと思ったんだけど、結局 3 本購入♪ 中央が、「日置桜」(鳥取・山根酒造場)、右が「鯉川」(山形・鯉川酒造)、左が「七福神」(岩手・菊の司酒造)。いずれも純米酒。さすがにこだわりの酒屋。

まずは「日置桜」。以前紹介した「貝がら節」は本醸造酒だったけど、こちらは純米酒。褐色のカップに守られた酒。まろやかな香りにまろやかな味。純米酒のよさが楽しめるいい酒。普通酒では出せないね、この味は。常温で飲んでしまったが、軽く燗にしてもよさそうだ。

次は、「七福神」。これも、以前紹介したフラワーカップユニカップが普通酒だったけど、これまた純米酒。「七福神」は普通酒でもかなりおいしい酒なので、純米酒にも当然期待したけど、期待を裏切らない味わい。手造りが特徴の「七福神」ブランドは、誰にもおススメできるクオリティ。南部杜氏の本領発揮といったところか。食中酒にもふさわしい。金山寺味噌といっしょにちびちび。

最後の「鯉川」は、こんなのとかこんなのとは別デザインのカップ酒。中身は、いっしょなのかな......。

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#cup189:越乃景虎:諸橋酒造

越乃景虎(こしのかげとら):諸橋酒造越乃景虎(こしのかげとら):諸橋酒造

写真ではわかりにくいが、中央下の「景虎」の銘柄名の両脇には、長尾景虎(上杉謙信)の兜が左右にデザインされている。それ以外の部分は、「ワンカップ大関」スタイルの青地に白というデザイン。新潟のカップ酒によく見られる「New Cup」の文字も。

ひさしぶりの新潟の酒。辛口の酒。常温で飲んでいるが、普通酒らしい味で、特筆すべきポイントは特にない。普通酒は、個性が失われやすいから、せっかくカップ酒で飲む機会を得ても印象に残らない味になってしまっているものが多いのはとても残念。

この酒を醸しているのは、諸橋酒造。以前紹介した「越乃千禄」の蔵でもある。銘柄名の「景虎」は、もちろん、上杉謙信の元服名、長尾景虎。地元の英雄、上杉謙信にちなんでの命名。

カップお気に入り度:★

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#cup188:薫長:クンチョウ酒造

薫長(くんちょう):クンチョウ酒造カップ酒のデザインは、誰の作品なのかがわからないノークレジットのものが非常に多いが、これはかなり有名なお方の作品。なんと、東郷青児画伯。有名人デザインのカップ酒と言えば、ここで紹介したものだと奈良美智の「A to Z House」(六花酒造)とか、滝平二郎の「八木節」あたりだろうか。カップ酒のデザインとしてすばらしいかどうかは別にして、これほどの大物というのは珍しい。

かない淡い味。辛口ではあるが、新潟の酒のような淡麗辛口の切れ味鋭い感じではない。飲むとふわっと淡雪のように解けてしまう感じ......というのが近いだろうか。同じ大分県でも「西の関」とはまったく違う味(エリアが違うわけだから、当たり前だけど)。キャップを開けると、ふわっとアルコールの香りが漂った。これは、米起源のアルコールか、添加アルコールか......。でも、バランスは悪くない。この酒は、常温ぐらいで飲むのがいいのかも。冷酒で飲みはじめたけど、だんだんおいしくなってきた。

薫長(くんちょう):クンチョウ酒造この酒は、大分の酒。この前の GW に別府に遊びにいったときに「薫長」という地酒があることを知り、いろんな店に行っては見たけど、結局見つけられなかった一品。それを連休明けに大分出身の S さんにいただいた♪ 探しても見つからなかったものだったことに加え、東郷青児デザインという稀少性もあり、非常にうれしいいただきものだった。あとで調べてみると、日田の酒。別府からはずいぶん遠い内陸部。これには別府で入手しにくいのにも納得。

日田と言えば、天領。北部九州の各地を結ぶ交通の要衝として、政治・経済・文化の中心地として繁栄したとのこと。こういう古い街には酒蔵は何軒かあったりするけど、このクンチョウ酒造も歴史は古く、いまでも元禄年間に立てた酒蔵が現存しているらしい。この蔵も九州の日本酒の酒蔵らしく、焼酎も造っている。麦、芋、米と定番の原材料はもちろんのこと、サフラン焼酎や銀杏焼酎などといったものもあるようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup187:菊勇:菊勇

菊勇(きくいさみ):菊勇菊勇(きくいさみ):菊勇

青と白の花弁の細かい菊の花があしらわれたデザイン。シンプルな和柄パターンといったところだろうか。あまりおもしろいデザインとは言えない。

酒本来の味と添加アルコールがケンカしているというか、なんともアンバランスな味。舌でよく味わえば日本酒らしいの味も感じられるが、クイッと飲んでしまうとなんとも頼りない味。普通酒らしいと言えば普通酒らしい味。

菊勇は、山形は酒田の蔵。普通酒から大吟醸まで幅広く醸している。米焼酎も造っているようだが、おもしろいことに「きくいさみ」(ひらがな表記)というブランド名で出している。日本酒の蔵が焼酎も造るというのは珍しくないが、表記が違うとはいえ、同じ銘柄名を使うのは珍しい。

吉祥寺のアンテナショップで買い求めたもの。

カップお気に入り度:★

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#cup186:御園竹:武重本家酒造

御園竹(みそのたけ):武重本家酒造御園竹(みそのたけ):武重本家酒造

緑の地がプリントされ、抜きで青竹をあしらい、白で銘柄名と蔵の建物(国の登録文化財らしい)の外観が描かれている落ち着いたデザインのカップ酒。緑の色もモスグリーンに近い色合いなのがシックさを増幅している。

何となく飲む前から甘口なのではないかと思っていたのだけど、ほぼ想像どおりの味。その甘口にも理由があるようだ。昔からこの地域は、愛飲家が多かったとのこと。一日の日給でやっと酒が一本買えるか買えないか程度の収入しかない人たちに一日の重労働を終えたあとの一杯を提供したい。たった一杯で「旨かった」と満足できる酒は......と考えたときに、「甘口だろう」という結論に至ったらしい。だから御園竹は甘口で、味のある酒にしようと......という歴史があったみたい。いまは、すこし辛口になってきているみたいだけど、それでも甘口だなあと感じる。

この蔵では、生酛造りを基本としているらしい。カップ酒にボトリングされているのは普通酒だろうけど、その普通酒にも生酛造りの酒をブレンドして出荷しているらしい。そういうことなのかな。カップ酒ながらカップ酒にありがちなケンカをしている感じがないのは。

長野に遊びにいったときに立ち寄った小諸の駅前通りの酒販店でみつけたもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup185:東北泉:高橋酒造店

東北泉(とうほくいずみ):高橋酒造店東北泉(とうほくいずみ):高橋酒造店

ゆるやかな稜線を描く山がデザインされたカップ酒。「東北泉」を醸す高橋酒造店なので、この山は鳥海山だろう。蔵のサイトにも鳥海山の写真が使われていて、カップ酒に描かれた稜線と同じ形をしているのがわかる。

東北の銘酒「東北泉」にカップ酒があるとは思わなかった。山形の上山温泉の酒販店で遭遇したもの。酸味が前面に出てきている味わい。アルコールの辛みもあいまって、辛口の飲みやすい良酒に仕上がっている。

東北泉は、山形を代表的名山である鳥海山の伏流水を使い、特定名称酒を中心に酒造りをおこなっている。そのため、本醸造酒やカップ酒は作っていないと思っていたのだが、意外にもカップ酒を出していた。このカップ酒も悪くないが、せっかくだったらやっぱり純米酒を飲みたいな。

カップお気に入り度:★★

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One Cup Sake Week 2009 at UrbanSake.com

  • Posted by: maki
  • July 18, 2009 7:27 PM
  • +topics | cup

One Cup Sake Week 2009 at UrbanSake.com前々回の Post にアメリカの日本酒啓蒙サイト "UrbanSake.com" でこのサイトがフィーチャーされるという記事を書いたけど、それがいま "One Cup Sake Week 2009" という企画の一部として公開中。このサイトの主催者の Timothy Sullivan 氏は、マンハッタン在住の日本酒愛好家で、UrbanSake.com のサイトやオフラインでのイベントを通じて、日本酒のおいしさを彼の地の人々に伝えている。

氏の日本酒との出合いは、そんなに古いものではなく、2005 年。初めて飲んだ日本酒の玄妙な味わいに魅了されて以降、日本酒についてリサーチを重ね、口にした日本酒のメモ程度に始めたブログがいまや英語による有数の日本酒啓蒙サイトになった......ということのようだ。

そんな彼が、思いついたのがカップ酒特集。デザインがおもしろかったり、すこしずついろいろな銘柄を試してみたりできることが気に入っているみたい。カップ酒のことをいろいろリサーチしていて、こちらにコンタクトをいただいた次第。このサイトは日本語でしか記事を書いていないので、よくインタビューの提案をしようと思ったなあ......とその積極性に感心。

アメリカでもカップ酒が飲めるのは、都市部だけなんだろうけど、こういうのをきっかけに日本酒が広まっていくといいなあ。

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#cup184:八木節:永井本家

八木節(やぎぶし):永井本家八木節(やぎぶし):永井本家

群馬の沼田から三国街道を新潟に向けて進んでいくと、湯宿温泉、猿ケ京温泉、法師温泉と温泉が続く。その途上の酒屋で出会ったカップ酒が、この「八木節」。かなりお気に入りのデザイン。正面から見ると、さほどおもしろみのあるデザインだとは言えないけれど、右と左の側面のイラストが秀逸。先日(2009/05/16)逝去された切り絵・版画作家の滝平二郎の手になるもの。太めの青の輪郭線とアクセントとして使われている白の着色がとてもいい感じ。前々から細い線はカップ酒のデザインとしてはかよわすぎて適していないと思っていたが、このカップ酒により切り絵的なデザインというのが最も適しているのではないかと気づかされた。滝平二郎と言えば、記憶に鮮明に残っているのは『モチモチの木』。全体に暗い絵(表紙からして黒かった......)で、こども心にとてもコワい印象が強かったが、それと同時に『モチモチの木』が夜に放つさまざまな光の美しさもに記憶に残っている(紙の上の印刷で見てもきれいだったけど、きっとディスプレイ上で見ても楽しいだろう)。滝平二郎の絵はとても特徴的なので、一瞬見ただけでわかってしまう。店先でこのカップ酒を見つけたときも、「あ、『モチモチの木』」と思い出してしまったほど。

八木節(やぎぶし):永井本家八木節(やぎぶし):永井本家側面にどんな絵が描かれているかというと、こんな感じ。「八木節」とは、「栃木県足利郡御厨町字八木(現、足利市)から出た名称。江戸時代に例幣使街道にあたってた旧八木宿でおこなわれた盆踊りで、もと越後の「新保広大寺くずし」の口説節が土着したもので、八木宿に近い山辺村堀込(現、足利市)に、通称堀込源太(本名 渡辺源太郎)という馬方の美声がこれをひろめたといわれる」(出典:『世界大百科事典』・平凡社)とのこと。また、「はじめ 樽(たる)を縦にしてその鏡や胴をたたいて篠(しの)笛などを伴奏としたが......」とあり、それを忠実に描いたイラストもプリントされている。反対側にプリントされた傘を持った女性のイラストもいい。

味の方はと言うと、若干の甘味と苦味があるようだ。飲み口はすっきりしているかな。口に含んだ瞬間には、はっきりとした味があるが、キレもある酒。

カップお気に入り度:★★★

  • 株式会社永井本家
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup183:伏見男山:男山本店

伏見男山(ふしみおとこやま):男山本店伏見男山(ふしみおとこやま):男山本店

前々から欲しかったカップ酒。なんといってもこのサンマのイラストがかわいい。右の写真は正面なので、銘柄名が大きく書かれているが、裏側にはサンマが描かれている。その顔がなんともバカっぽいのがいい。人の心に隙を与えてしまうようなぽわんとした感じ。和み系だね。3 尾のサンマが海の中をすいーっと泳いでいるようなイラストがいいなあ。魚がプリントされているという点では、「鮎正宗」にもかなり近いデザインだ。

「男山」という銘柄名なので、大辛かと思いきや、辛口ながら淡麗ではなく、力強さが感じられる。特別純米酒ということで、バランスの取れた味わい。冷酒で飲んでいると香りは弱いようだ。冷やに近づくと酸味と甘味がすこし前に出てきたかな。燗映えする酒かも。

伏見男山(ふしみおとこやま):男山本店「伏見男山」という銘柄名だけど、蔵のあるのは宮城県の気仙沼。にもかかわらず、「伏見」の名を冠しているのは、蔵の創業者が京都伏見の岩清水八幡宮に酒の製造免許を取得できたことをのお礼として参拝したときに宮司よりその銘柄名をいただいたということに由来するとのこと。この岩清水八幡宮は、別名・男山八幡宮とも呼ばれており、神社のある酒に縁の深い「伏見」とこの「男山」を合わせて銘柄名としたものだとのことらしい。「伏見男山」は、この蔵のフラッグシップ・ブランドだが、これ以外にも県産酒造好適米「蔵の華」を使った「華心」や「山田錦」を使った「蒼天伝」などを醸している。

蔵のサイトに小さな写真が掲載されているだけなのだが、なかなか素敵な社屋を構えているようだ。昭和初期の建造の木筋コンクリート造りの 3 階建て。モダンな印象。「洗い出し仕上げの重厚な外壁とモダンな内部構造が特徴」だとのこと。です。国の登録有形文化財に登録されているらしい。この地域はまだ Google Maps のストリートビューの撮影がおこなわれていないようで残念。

カップお気に入り度:★★★

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#cup182:武蔵鶴:武蔵鶴酒造

武蔵鶴(むさしつる):武蔵鶴酒造武蔵鶴(むさしつる):武蔵鶴酒造

青地に大きく白で「鶴」と大書されたシンプルデザイン。前から欲しいと思っていたが、なかなか手に入らず、蔵のある街まで出かけてようやく購入。青地に「鶴」のデザインは、以前紹介した「千代鶴」と同じだが、やはりこの「武蔵鶴」の「鶴」の字のほうが圧倒的にかっこいいな。

添加アルコールのせいかすこしバランスが悪いような気がする。ベースの味と辛味のバランスがよくないのだろう。香りは水っぽい感じ。甘味がすこし。

蔵があるのは、埼玉の小川町というところ。古くから和紙の産地として栄えていたようで、そのおかげか酒蔵も 3 軒ほどある(武蔵鶴酒造晴雲酒造松岡醸造)。

カップお気に入り度:★★

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#cup181:越の誉:原酒造

越の誉(こしのほまれ):原酒造越の誉(こしのほまれ):原酒造

褐色のお燗瓶。銘柄名を中心に赤でプリント。両脇に稲穂のついた稲あしらった、いいデザイン。お燗瓶は透明のガラスを使用したものが多いが、こういう褐色の瓶も一升瓶っぽくて、たまにはいいもの。

電子レンジで軽く温めてみた。香りは弱いが、かなり飲みやすい酒。辛口ですっきりした味わい。新潟の酒らしい味......といったところだろうか。普通酒だけど、バランスはよくとれている。食中酒に向いているかも。蔵のサイトでは、冷やもよいが、燗が最高だと書かれている。確かに燗ばえしそうな味。

蔵元の原酒造の創業は、文化 11 年(1814)年の創業。創業 200 年弱ということか。なかなかの歴史だ。ここの製品は、すべて「越の誉」という銘柄名を冠しているが、このお燗瓶は「酒母四段 銀」という名前の酒らしい。この蔵の製品中ではもっとも売れ筋の商品らしく、一升瓶、四合瓶、300 ml、紙パック、カップ酒......と豊富なラインナップで販売しているようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup180:澤乃井:小澤酒造

澤乃井(さわのい):小澤酒造澤乃井(さわのい):小澤酒造

白でプリントされたカップ酒(これはお燗瓶だけど)は、どうにも写真がうまく撮れない。これでは、どんなデザインだかよくわからないと思うので、もう 1 枚写真を用意したので、そちらをご覧いただきたい。中心に「澤乃井」の銘柄名を配し、左右にカニのイラスト。サワガニだろうか。けっこうこのカニのイラストがお気に入り。

先日うちの近所のフリーマーケットで、陶器やガラス食器を売っている人がいて、そこを覗いてみたら青緑でカニがプリントされたガラスのお猪口があって、これはなんだっけな......と思いながら買ってみた。たしかひとつ 20 円だったかな。うちに帰ってみると、「澤乃井」のお燗瓶に同じカニのイラストが。そうかそうか、「澤乃井」だったか。このお猪口はカニのイラストがくっきりプリントされていていい感じ。

澤乃井とオリジナルグラスお猪口ちょっと面倒だったので、レンジで手抜き燗に。いつもどおりの熱燗の設定にしたのに、えらく熱くなってしまった(とびきり燗クラス)。すこし冷めてきてから飲んでみる。味の方は、まあ普通かな。普段遣いの酒としては十分な味......といったところか。買ってからしばらく経っていたので、ちょっと黄色く変色してしまったのもよくなかったのかも。

「澤の井」を醸す小澤酒造は、東京は青梅の蔵。東京に住んでいるのでよく見かける銘柄だけど実際には飲んだことはなかった。日本酒以外には、「澤乃井」の酒粕と奥多摩のわさびを使ったわさび漬けなんてものを作っているのはおもしろい。飲食業も直営事業でやっていて、「ままごと屋」という店では、豆腐料理を売りにしているらしい。他にも「いもうとや」、「豆らく」なども。都心からもさほど遠くないという地の利を活かしたビジネスといったところだろうか。なかなか手広い。会社の住所を調べて気づいたことが。最寄り駅が「沢井」。それで「澤乃井」なのか。なるほど。

カップお気に入り度:★★

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#cup179:北の勝:碓氷勝三郎商店

北の勝(きたのかつ):碓氷勝三郎商店北の勝(きたのかつ):碓氷勝三郎商店

ここのところエントリーがいままで飲んだカップ酒のデザイン違いが続いているが、写真のストックがないので仕方ない。お気に入りのデザインのカップ酒、根室の「北の勝」の再登場(中身は、前のといっしょの「鳳凰」)。前に紹介したものとは色違い。昆布の色が緑から白に。でもやっぱり緑色の方が海藻っぽくていいね。

花咲ガニのイラストを見ていると、形は違うが先日別府で食べたアサヒガニを思い出した。あのカニも味の濃いおいしいカニだった。

この酒を醸している碓氷勝三郎商店は、明治 20 年(1888)の創業。北海道、しかも根室でこの老舗っぷりはすごい。

カップお気に入り度:★★

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地獄蒸しでゆでたまご

  • Posted by: maki
  • May 17, 2009 10:07 PM
  • +topics | cup

久比岐(くびき):頚城酒造この間の GW は、前から行ってみたかった別府の貸間に投宿。貸間というのは、別府の鉄輪地区の素泊まり宿のこと。鉄輪地区には、こうした素泊まり宿がたくさんあって、その多くは温泉の蒸気を利用した「蒸し釜」(「地獄釜」が正式名称?)がある。宿泊客は、思い思いの食材をその釜で蒸して自炊をするというものゆでたまごなんてものは、ほんの 10 分ぐらい釜に入れておけばおいしい固ゆでたまごに仕上がる。油を使わない料理なので、ヘルシーでもある。

写真に写っているのは、そのゆでたまごと、宿の近くのコンビニで入手した頚城酒造の「久比岐くびき」。別府周辺のカップ酒といえば、「西の関」。さすがに地元では大手の酒蔵ということでけっこうどこでも手に入る。「西の関」以外のカップ酒はないかな......と思って探していたところに出くわしたわけだけど、あれれ......新潟の酒だ......。まあ、蒐集対象のプリントタイプだし、いままで見かけたことのないアイテムだから、「買い」。しかし、なぜ新潟の酒を仕入れているんだろう......。

ゆでたまごこのゆでたまごは、蒸し釜で 12 時間蒸したもの。数時間蒸すとくんせいたまごのような色に仕上がるとどこかのサイトで読んだので試してみたもの。釜に入れたのをすっかり忘れていて、寝てしまったので蒸し時間が 12 時間になってしまった......。でも、おいしくいただくことができた。ゆでたまご本来の香りにすこしだけ温泉効果かなと思える香りが加わった感じ。だけど、どちらかというと普通に短時間で蒸し上げたもののほうがおいしいかな。

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#cup178:國稀:国稀酒造

國稀(くにまれ):国稀酒造國稀(くにまれ):国稀酒造

さくらんぼのあしらわれたかわいらしいデザイン。ショートタイプのカップというのも、このデザインにはマッチしている。昭和テイストでいい感じ。

辛口の味。普通酒らしい奥行きのなさが悲しい。2 回めに飲むと酒は、初回と違った印象を持つときがよくあるが、この酒もそうで、前回は甘みを感じたのだが、今回はひたすら辛い。造りが違うのだろうか......と思ったのだが、調べてみたら前回紹介した「國稀」と違って、今回のこの「國稀」には「上撰」という冠がついていた。若干こちらの方が値段も高い。

国稀酒造の初代は、江戸時代末期の新潟出身。明治の世になり北海道に移住し、元々の商売であった呉服商の他に、荒物雑貨販売、海運業、ニシン漁など手広く商っていたとのこと。当時の北海道で飲める日本酒は本土からのもので、高価だったらしい。新潟出身も縁あって、酒造業も始めることになったようだ。なかなかの実業家だ。

カップお気に入り度:★★

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#cup177:金波:光武酒造場

金波(きんぱ):光武酒造場金波(きんぱ):光武酒造場

ひさしぶりの金波。これは、アジサイをあしらったフラワーカップ。花の部分が幾何学的というかパターン的なデザインになっているのがいまひとつ......。前回紹介したグラジオラスのほうがいい感じにデフォルメされていて、植物っぽい感じも残っていて、いい雰囲気だと思う。

甘めで飲みやすい酒。べたべたした甘さではなく、甘口に仕上げた本醸造酒のよさが出ているといったところだろうか。

前回蔵のサイトを見たときには書かれていなかったように思うが、いま見てみたら「モンドセレクショントリプル金賞受賞」とある。「魔界への誘い」(芋焼酎)、「舞ここち」(麦焼酎)、「雫しぼり」の 3 アイテムが受賞したらしい。「雫しぼり」だけが日本酒で、残りは焼酎。やはり九州の蔵は焼酎も強いのかな。

カップお気に入り度:★

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いただきもの:日本の名城百選・国宝彦根城

  • Posted by: maki
  • April 14, 2009 10:26 PM
  • +topics | cup

国宝彦根城(こくほうひこねじょう):滋賀酒造関ヶ原方面に遊びにいった H さんからのいただきもの。「日本の名城百選・国宝彦根城」とラベルには書かれていたが、中身が何なのかは不明。醸造元の滋賀酒造の主力銘柄は、「貴生娘」とある。このカップ酒もそうなんだろうか......。

純米酒。とてもまろやかな味わい。純米酒の力だろうか、カップ酒にありがちな刺々しさは微塵もない。すこし辛口よりかな。無濾過だからか、紫外線の影響か、すこし黄みがかった色合い。熱燗があいそう。

春夏秋冬の彦根城がラベルにはプリントされていて、すこしデザイン的にはごちゃごちゃしずぎかなとは思うけど、観光客向けの商品としてはいいかもね。

彦根と言えば、こんなのもあったな。


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#cup176:飛騨の匠:渡辺酒造店

飛騨の匠(ひだのたくみ):渡辺酒造店飛騨の匠(ひだのたくみ):渡辺酒造店

ご当地デザインらしく合掌造りの家屋をあしらったカップ酒。そこに紫色で銘柄名がプリントされている。紫色ってあんまりカップ酒では使われない色。フラワーカップの花の色とかにたまに使われるぐらい。写真では確認できないが、脇には緑色でバーコードがプリントされている。バーコードなんて珍しくないと思われるかもしれないが、ガラスに直接バーコードがプリントされているカップ酒はかなり珍しいものだ。銘柄名の横には、「飛騨美酒 蓬莱・原酒にごり酒」とある。

写真からもわかるように相当にごり成分の多い酒。カップの 2/3 ぐらいは、白いにごり成分が沈澱しているのが見える。先日「七笑」のにごりを飲んだときに、にごり酒を飲んだのがひさしぶりだったせいか、にごり成分がとても多いように感じたが、これは「七笑」とは比較にならない濃さ。酒が口からなくなっても、舌の上や唇のあたりににごり成分が残っているような感覚がある。口に含んだ瞬間は甘く感じるが、さすが原酒ということか、かなりアルコール分を感じる。とはいえ、飲みやすい酒だ。

先に書いたとおりこの酒は「蓬萊」、「蓬萊 小町桜」と同じ渡辺酒造店のもの。

カップお気に入り度:★

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八高線でカップ酒

  • Posted by: maki
  • April 12, 2009 9:40 AM
  • +topics | cup

君が旗先月の連休に八高線に乗って、群馬県の後閑に向かう途中。後閑という駅は、上越線の駅で、水上の手前あたりの群馬県北部。東京から行くのであれば、高崎線で高崎まで出て、そこから上越線に乗り換えるのが常道だけど、青春 18 きっぷがあったので、わざと八王子から八高線に乗ってみた。

目的は、2 つ。ひとつは、ひさしぶりに八高線に乗りたかったから。八高線は、八王子から高崎に向かう路線。全線単線。途中の高麗川までは電化されているけど、その先は高崎まで非電化のディーゼル区間。東京都近郊で味わえるローカル線風情を味わいたいときには悪くない。もうひとつは、高崎の手前の群馬藤岡に行きたかったから。そこにも地酒カップがあって、それを買いたかったから。

それらは、後日紹介するとして、写真に写っているのは「君が旗」のキミカップ。長沢酒造店の酒。高麗川での乗り換え時間を使って、駅近くのコンビニで買ってきたもの。まろやかな味わい。普通酒だろうが悪くない。すこし薄味かな。

長沢酒造店では、この「君が旗」以外に、「高麗王」という酒を醸している。朝鮮半島からの移住者が「高麗川」という地名の由来だというのは知っていたが、ちょっと調べてみた。716 年に渡来人がこの地に移住してきた。その首長、高句麗王族とされる高麗若光が高麗神社の祭神らしい。つまり、高麗王 = 高麗若光ということだ。

高麗神社の祭神は三柱あり、残りは猿田彦命と武内宿禰だとのこと。武内宿禰の系譜には、蘇我氏があり、蘇我氏渡来人説というものもあるらしい(そもそも実在の人物かどうかも不明だが)。そういう流れで考えると、高句麗王族の高麗若光が武内宿禰を白髭明神として祀り、それが高麗神社となったという話も納得できる。しかし、猿田彦命は、国津神だからなあ......。

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#cup175:宮の雪:宮崎本店

宮の雪(みやのゆき):宮崎本店宮の雪(みやのゆき):宮崎本店

前回紹介した「宮の雪」は、赤い花をあしらったフラワーカップだったけど、今回のは青い花。これまた何の花だかよくわからない。かわいいけど。

ひさしぶりに飲んでみたが、甘い......。とても甘い。甘口の酒もいけるほうだが、これはどうだ。砂糖水にアルコールが混ざっているかのような味わい。酸味もすこし感じるが、添加された酸味料のせいか。同じ酒を飲んでもそのときどきで違った印象を受けたりするが、これに関しては今回も前回も......。

この蔵は、大衆酒場で人気の「キンミヤ焼酎」で有名なだけあって、日本酒以外に焼酎も造っている。米や麦といったよくある材料だけでなく、ゴボウの焼酎なんてのも造っているみたい。「白髭」なる商品らしい。ゴボウで焼酎ねえ。

カップお気に入り度:★

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雄町純米大吟醸でお花見

  • Posted by: maki
  • April 10, 2009 6:07 AM
  • +topics | cup

月桂冠の雄町純米大吟醸でお花見今年は開花宣言が出てから、急に冷えこんで、思いのほか長いあいだ桜を楽しむことができた。この前の日曜日は天気もよかったので、昨年に引き続き中野にお花見に。

去年は同じ中野で「東光」と「初孫」でお花見をしたが、今年は月桂冠の「プレミアム月桂冠・雄町純米大吟醸」で。たまたまスーパーで見つけたので、大手メーカーの製品だけど新製品らしく、ネタとして買ってみたもの。

スペック的には、純米大吟醸、アルコール度数 15 度、日本酒度 -4.5、酸度 1.3、アミノ酸度 1.5 といったところで、甘口の飲みやすい感じに仕上げてある。月桂冠のウェブサイトでは、

落ち着いた香りと濃醇でコクのあるふくよかな味わいが特徴の酒造好適米雄町を使用した純米大吟醸酒。

......と紹介されていた。「濃醇でコクのあるふくよかな味わい」については疑問。濃いめの味の酒が好きだからか、さほどのコクは感じず、さらっと飲んでしまった。

このカップ酒には、「雄町純米大吟醸」だけでなく、「山田錦大吟醸」もある。価格は、どちらもカップ酒にしては高めの 380 円。

新井薬師のお寺の裏のお花見メイン会場は、例年どおりたくさんの人出。人ごみは好きではないが、露店やお祭りの雰囲気は好きなので、それなりに満足。

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#cup174:七笑:七笑酒造

七笑(ななわらい):七笑酒造七笑(ななわらい):七笑酒造

前に紹介した「七笑」は清酒だったけど、こちらは濁り。カップのにごり酒はあまり好みではないのでどうかな......と思いながら飲んでみると、悪くない。にごり成分は多めでクリーミーな味わい。若干辛口といったところだろうか。

カップのデザインは、清酒と同じもの。「ワンカップ大関」タイプの青地に白文字のシンプルなもの。見ている間にけっこうお気に入りのデザインに。

イカの唐揚げとあわせて飲んでみたが、組み合わせはいまひとつ。こういう濃いめのにごり酒は何をつまみにするのがいいんだろうか......。

このカップ酒は、旅行中に馬籠宿かどこかの酒屋で買ったもの。「七笑」は長野県内ではどこでもカップ酒が買えるけど、そのほとんどは紙カップ。ガラスのカップは、地元木曽エリアでないと買えないのかな。

カップお気に入り度:★★

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女郎うなぎと帝松

  • Posted by: maki
  • April 6, 2009 10:17 PM
  • +topics | cup

女郎うなぎと帝松いつものアイテム、青春 18 きっぷの最後の一枚を使って、小川町へ。ここには「武蔵鶴」や「青雲」といった地酒があって、一度行ってみたいと思っていた(どちらの蔵もカップ酒を出している)。冬休みのあいだに行ってみようと思ったこともあったが、風邪をひいてしまったのでそれっきりになっていた。暖かくなったことだし、散歩がてら出かけてみようと、ようやく実現。八王子まで出て、そこから八高線に乗り換え。高麗川からは 2 輛編成のディーゼルカー。しかも単線。ローカル線風情も満喫できる。うとうとしたり、車窓の桜を見たり、本を読んだりしているあいだに小川町到着。駅前にはコンビニもあったり、飲食店もあったり。高麗川から高崎のあいだの中では栄えた町。酒蔵があるぐらいだから、昔はもっと栄えていたんだろう。

駅から歩いてすぐのところにスーパーがあって、さっそく入店。思ったとおり、「武蔵鶴」、「青雲」のカップ酒を発見。さっそく購入。両方ともガラスに直接プリントされたタイプでよかった。スーパーを出て、通りを歩いていると、「武蔵鶴」と「青雲」の看板があり、それにつられて寄ってみることに。すぐに武蔵鶴酒造に到着。昔ながらの造り酒屋の趣き。販売所を覗いてみるが、すでに購入済みのカップ酒だったので、ここでは何も買わず退散。

青雲酒造はもっと先。道々、酒屋があると覗いていく。ある店に入ると、フラワーカップがいくつか並んでいる。キャップを見ると「青雲」。スーパーで買ったのは、ユリのイラストだったけど、他の花をあしらったデザインのものもある。当然、これらも買っておく。店に置いてあった全種類を購入。さらに歩いて、青雲酒造に到着。販売所に寄ってみる。ちゃんとカップ酒も陳列してあって、そこにも同じフラワーカップが何種類か。蔵の人に聞いてみたところ、全部で 4 種類だという。であれば、すでにコンプリート。せっかくなので、銘柄名の入った利き猪口を買ってみる。

青雲酒造には、食事どころが併設されているが、粕汁がメインのようだったので、パス。粕汁は苦手なので。街の方に戻っていくと、古い宿屋のような建物があった。看板に「女郎うなぎ」と書いてある。興味はあったが、開店前だったので、あとで戻ってくることにして、もうすこしぶらり。また別の酒屋へ行ってみる。ここには「帝松」という地酒カップがあった。紙ラベルだけど、帰りの列車で飲むことにして買っておく。

そんなこんなで、「女郎うなぎ」の開店時間になった。入ってみると、昔の宿屋の造りそのもの。宿屋の部屋を使って、個室で食べさせるらしい。通された部屋もレトロ感満載のいい雰囲気。湯治宿のような感じ。うな重とぬる燗を注文する。メニューには、日本酒としか書いてなかったが、聞いてみると「青雲」と「帝松」だという。「帝松」を注文。待つことしばし、ぬる燗来る。ちびちびやっている間にうな重も。ひさしぶりのうなぎということで、おいしくいただいた。途中で酒がなくなってしまったので、ちょっとずるをしてさっき買ったカップ酒を飲んだ。

昔の宿で「女郎うなぎ」ということだけど、ここが女郎宿だったわけではない。吉原で遊女を身請けをした人がいて、この宿に預けたらしい。その遊女がお礼に生家のうなぎ屋の秘伝のタレを教えてくれて、それ以来うなぎを出すようになったらしい。

帰りの列車は、二合飲んだ後で、満腹だったこともあり、うとうと......。

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#cup173:十一正宗:森戸酒造

十一正宗(じゅういちまさむね):森戸酒造十一正宗(じゅういちまさむね):森戸酒造

ひさびさに記事をアップ。とはいえ、以前紹介した「十一正宗」の別デザインバージョン。あ、ご当地デザインの「日光旅物語」も入れれば、3 回めの紹介か。デザインが違うのでよしとしよう。

最初に紹介したのは、楓の葉がデザインされた秋っぽいデザイン。オレンジや赤が配色されていたが、こちらはリンドウをデザインしたもの。青と緑でクールにまとまっている。こういうフラワーカップは、花の図柄が全面に配されたものが多いけど、このカップは正面に銘柄名が堂々とプリントされている。そのあたりがお気に入り。

初回に飲んだときよりもおいしく感じる。「日光旅物語」を飲んだときにもこんなことを書いたけど、この違いはなんだろう。冷蔵庫の中で熟成したのかな。

カップお気に入り度:★★

  • 森戸酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール・糖類
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup172:菊正宗:菊正宗酒造

菊正宗(きくまさむね):菊正宗酒造菊正宗(きくまさむね):菊正宗酒造

菊正宗のお燗瓶。このお燗瓶は、いままでに紹介したお燗瓶とはプロポーションが異なる。この瓶は、背が低いずんぐりむっくりタイプ。背が低く、体重(内容量:180 ml)はいっしょ。徳利の形をしているから注ぎ口の部分は同じ。となると必然的に胴回りが太くなる。愛嬌のあるデザインではある。

熱燗にすると、こどものころにかいだ日本酒に限りなく近い香りがする。懐かしいような......。大人はこんなの飲んで何が楽しいんだろう......と思ったものだけど、これは大人になっても......。

カップお気に入り度:★

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いただきもの:金陵・上撰〜 JR 四国観光路線図ラベル

  • Posted by: maki
  • March 1, 2009 11:13 AM
  • +topics | cup

金陵(きんりょう):西野金陵H さんにいただいた「金陵 ハンディグラス・L200」。関西方面に出張したので、ついでに愛媛に帰省したときに買ってきていただいたもの。ガラスにプリントされたものではなく、プラスチックのシートにプリントされたものでカップがラッピングされているもの。JR 四国と土佐くろしお鉄道の路線図と沿線の観光地が紹介されている。ちょっと字が小さいので読みにくかったりするけど、四国の主要路線の駅が網羅されているのがおもしろい。

このカップ酒は、H さんが帰省中に見たテレビの旅番組で紹介されていたんだそうだ。瀬戸内海沿いの車中でタレントがこのカップ酒を飲んでいるのを見かけたらしい。きっと多度津あたりで売っているんだろうと目星をつけて帰りがけに多度津の駅のキヨスクに寄ってくれたとのこと。結果、ビンゴで、めでたく入手成功。ありがたや、ありがたや。キヨスクの売店の人に「お客さんもテレビ見ましたか?」、「テレビで放映されてから、売れて、売れて」などと言われ、少々気恥ずかしい思いをしたらしい。ありがたや、ありがたや。

多度津は香川県内の交通の要衝。東に向かえばそのまま予讃線で愛媛に至る。南に向かえば、「こんぴらさん」でお馴染みの琴平を経由して、秘境駅・坪尻のような四国山地を抜け、高知に至る土讃線の起点でもある。西に向かえば、高松経由で高徳線にて徳島に至る。何年も前に徳島に行ったっきり、四国はご無沙汰している。高知もほとんど行ったことがないし、本場のさぬきうどんを製麺所で食べてみたい......。四国への旅情が高まるカップ酒でもある。

カップ酒には、外装を変えて、マーケットにあわせた商品にするということができるが、このカップ酒もそのいい例。きっと、このカップ酒は、キオスク限定の商品で、駅の外では売ってなかったりするんだろうな......と思ってはいたが、蔵(西野金陵株式会社)のサイトにも「JR四国のキヨスク売店にて「金陵 上撰ハンディグラス L200  JR 四国観光路線図ラベル」を発売致します。」とある。思ったとおりだ。そのページいわく、

車窓から景色を眺めつつ、駅の売店で買ったカップの地酒を楽しむのは格別なもの。自動車の旅では味わえない鉄道ならではのひとときです。金陵 上撰ハンディグラスL200のJR四国観光路線図ラベルを見ながら目的地を思い浮かべて飲めば旅の気分をさらに盛り上げてくれるでしょう。四国の旅のお土産としてもどうぞ。

......とのこと。醸界タイムスのサイトの記事によると、この商品が投入されたのは 2007 年の 12 月だということ。

味はどうかと言うと、薄めの味わいだけど、200 ml 入りのカップ酒にしてはまったく嫌みのない味で満足できるものだった。200 ml のカップ酒の場合は、最後まで飲むことができなくて残してしまうような味のものも多くあるのだが、これはそんなことはなかった。穏やかな瀬戸の景色を眺めつつ、駅弁と一緒に味わいたい気分になるね。

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#cup171:A to Z House:六花酒造

A to Z House:六花酒造A to Z House:六花酒造

かなりデザインのいいカップ酒。なんといっても奈良美智(BLOG: NARA VOICE)のデザインである。いろんなデザインのカップ酒はあるが、MoMa に収蔵されるワールドクラスのアーティストによるカップ酒というのは他にはないはず。このカップ酒は、イラストのとおり「雲の上の女の子」というタイトルらしい。

おいしい。甘くもなく、辛くもない、クセのない味。女性にも飲みやすい酒をボトリングしているんだろうか。飲み疲れしなさそうだ。サイトを見ても、どの酒がボトリングさているのかは定かではなかった。六花酒造は、「じょっぱり」という辛口の酒をメインに製造・販売している蔵だから、中身も「じょっぱり」だという可能性は高い。だとすれば、純米酒のようなので「純米酒 じょっぱり」なんだろう。しかし、「じょっぱり」は辛口の酒という印象が強いため、この飲みやすさは意外だった。

A to Z House:六花酒造この商品は、ケースも凝っていて、写真にあるように 3 階建ての家の形の箱に入ってセット販売されている。円筒形ではないけど、ムーミンの家のようだ。家の外壁(?)にも奈良美智のイラストが薄いグレイのプリントが施され、トータル感が出ている。赤い屋根の上には手提げ用のひももついているのがうれしい。カップ酒の梱包は、すべて手作業だとのこと(詳しくは、こちら)。さらに、この家がすっぽり入る専用の袋もあったり、この家 6 軒を梱包できる特製の箱(こちらもイラスト付き)があったり、かなり凝った商品だ。

奈良美智は、六花酒造のある青森県弘前市の出身。その出身地で開催された「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」というイベントとのコラボレーションから生まれた商品だとのこと。このパッケージの効果もあり、普段日本酒を飲まない人にも売れているようだ。検索してみても、女性の購入者がけっこう多い。

「YOSHITOMO NARA + graf A to Z」の展覧会の会場は、吉井酒造煉瓦倉庫という大正末期に建造されたすてきな建物。シードル(リンゴ酒)の醸造に使われていた蔵らしい。

カップお気に入り度:★★★

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まだあった、鯉川♪

鯉川(こいかわ):鯉川酒造赤坂に行ったついでに、いつも立ち寄る酒屋を覗いてみた。たまに行くとカップ酒の仕入れが変わっているから、不定期的にチェックするようにしている。店内のリーチインを遠目に見たところ、お馴染みの「秋鹿」が見えた。「きょうも新種発見はないかな」と半分諦め気味に冷蔵庫の前まで行くと、「鯉川」が。しかし、よく見ると違う。演奏している楽器がベースじゃない。ピアノだ。「同じ酒で別デザインのカップ酒も出ているんだ。だったら、ベースとピアノだけじゃなくて、他の楽器担当もいるのかな?」などと考えていたのだが、うちに帰って、よくよく見ると中身は違うようだ。前に紹介したのは純米酒。こっちは、純米吟醸だ。

後ろに控えているのも「鯉川」。こちらは純米で、クラシックなデザイン。ということは、純米酒は、2 種類のデザインで発売しているということか。パソコンで出力したような印刷のあまいシールが貼られている。地酒のカップ酒にはけっこう多いパターン。

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#cup170:岩波:岩波酒造

岩波(いわなみ):岩波酒造岩波(いわなみ):岩波酒造

またまた、お燗瓶の登場。紅白で銘柄名がプリントされているシンプルデザイン。その下には波の模様があしらわれている。「岩波」の「波」だろうか。

甘みのすくない辛口寄りの味のする酒。味に厚みはないが、飲みやすい印象はある。普通酒っぽい嫌な味はないようだ。食中酒には適しているのではないだろうか。

蔵のあるのは、長野県松本市。街の東の山の麓で、周りは水田に囲まれたのんびりとした環境の中で酒造りをおこなっているようだ。

この酒、岩手県内で買ったように記憶していて、てっきり岩手の酒だと思っていたら長野の酒だった。記憶違いだろうか......。

カップお気に入り度:★

  • 岩波酒造合資会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 度
  • 日本酒度:+1.0
  • 酸度:1.3
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:麹米・ひとごこち、掛米・一般米
  • 精米歩合:70 %

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#cup169:柏盛:片山本店

柏盛(かしわざかり):片山本店柏盛(かしわざかり):片山本店

以前紹介した「柏盛」のお燗瓶バージョン。こちらは、カップ酒にプリントされていた英語のテキストがない。それ以外は、瓶とカップの違いだけ。ここのカップ酒もそうだったけど、ちゃんと褐色の瓶に入っている。カップ酒は、紫外線に弱いものが多く、管理を怠ると変色してしまうので、こういう紫外線対策のあるプロダクトはうれしい。

このお燗瓶も電子レンジでチンして、お手軽熱燗。ひさしぶりの柏盛。原酒ということで熱燗はキツイかと思ったけど、そうでもない。まろやかな味わいでいい感じ。割り水なしの原酒の熱燗も悪くない。カップ酒のときは冷酒から冷やの温度帯で飲んだと思うけど、それより熱燗のほうがいいのかも。

これは、湯西川温泉で買ったもの(だと思う)。

カップお気に入り度:★★

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#cup168:縁喜:玉村本店

縁喜(えんぎ):玉村本店縁喜(えんぎ):玉村本店

ピンク色の小さな花をあしらったデザインのカップ酒。写真に写っているのは、ユキワリソウ。カップの周囲には、他の花もデザインされていて、コマクサ、イワカガミとある。この酒を醸している蔵は、志賀高原の麓、渋温泉にある。きっとこれらの花も志賀高原で見ることのできる花なんだろう。花をあしらったフラワーカップというのはよくあるが、ひとつのカップに 3 種類も花をプリントしたものというのは珍しい。

飲んでみると、なかなかおいしい。甘みと辛みが同時に舌の上に広がるような感覚。どちらの味もいつまでも口の中に残る感じはない。蔵のサイトの商品説明には、淡麗・辛口の酒ではなく、あえて言えば端麗・旨口であると書かれていたが、そのとおりの味わいだと思う。

蔵の創業は、江戸末期の文化 2 年(1805 年)。以来、200 年以上この地で酒造りをおこなっているらしい。

多くの人に飲んでいただける酒に、もちろんしたいと思います。ただ、そのために他と同じ様な酒にはなりたくないと思っています。自分たちが信じるうまい酒を、飲んでいただきたいと思います。均質化のすすむ地方の、万人受けする酒ではなく、個性ある田舎の、個性ある酒でありたいと考えます。小さくても、味は全国トップの水準を目指します。単なる観光地の土産の酒ではなく、この酒を飲むために(も)ここに来たいと思っていただける酒を、不器用でも造っていきたいと思っています

いい目標だと思う。

この酒は、地元(中野市)のスーパーで発見して購入したもの。こういう小造りの蔵の酒は、現地でこまめに探さないとなあ。渋・湯田中の温泉にも行ってみたい。

カップお気に入り度:★★

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雨はあがったものの......

  • Posted by: maki
  • February 1, 2009 2:44 PM
  • +topics | cup

鯉川(こいかわ):鯉川酒造ここのところ微妙に忙しく、家に帰ってからもあまり飲む時間がない状況。あと、そんなに飲みたい気分にもならず、更新も停滞中......。

あと、カップ酒の写真のストックがなくなったことも停滞の理由のひとつ。一気に数十本単位で撮影して、そのあとぼちぼち飲んで、記事を書く......というスタイル。だから、写真のストックがなくなってしまうと、飲むことができなくなる。いつも撮影しているベランダも冬は光量が少なく、寒いこともあり、なかなか撮影しようという気が起こらない。きのうまでの雨もあがっていい天気なんだけど、風が強い。これでは簡易スタジオが飛んでいってしまう......。

写真は、以前に紹介した「鯉川 純米」のカップ酒。ベースを弾くコイがポップな割には、味のほうは本格派。香りは弱い辛口の酒。純米酒だけあって、バランスのよい、雑じり気のない味わい。なんというんだろうか、一体感があるんだよね。普通酒は、添加アルコールともともとの米から醸されたアルコールがケンカしている感じ。甘辛いたれのかかった鶏の唐揚げがよくあう。

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#cup167:舞姫:舞姫酒造

舞姫(まいひめ):舞姫酒造舞姫(まいひめ):舞姫酒造

とっくりの形をした「お燗瓶」の初登場。カップ酒を出している蔵の一部には、こうしたお燗瓶も販売しているところもある。お燗瓶は、丸いとっくりの形をしているところから、紙のラベルは貼りにくいためか、ガラスにプリントされているものばかり。なので、カップ酒ではなくても、コレクションの対象になる。きょうのお燗瓶は、諏訪の舞姫酒造の「舞姫」。

カップ酒だとあまり使われていない緑色のガラスを使ったお燗瓶。広げた扇の上に赤字で「舞姫」の銘柄名がプリントされている。ガラス瓶の緑色も加えれば、緑、白、赤といい感じの配色。前に紹介したカップ酒よりも数段いいデザイン。

お燗瓶ということで、電子レンジで熱燗にしてみる。すこし味が薄いような気もするけど、飲みやすい。温めたせいか、微かに甘みが出てきたようだ。

カップお気に入り度:★★

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鉄と雪と湯と酒と:その参

  • Posted by: maki
  • January 25, 2009 3:03 PM
  • cup | sake

会津宮下駅のタブレット交換前々回前回の続きの旅記録の最終回。

最終日の目的地は、会津坂下経由で会津若松。会津川口からごとごとと只見線に揺られながら、雪景色を眺める。山肌の雪の上には、けっこうたくさんの動物の足跡が見られた。いろんな生き物がいるんだなあ。会津宮下駅では、上下線が行き交い、タブレット交換を見ることができた。

会津坂下に近づくとあんなにたくさんあった雪もほとんど消えてくる。会津若松の方はほとんど雪がないという話を宿で聞いていたけど、山沿いのエリアと会津盆地の中の方とではずいぶんと気候が違うようだ。残された旅程は歩きが多いので、雪はないにこしたことはない。会津坂下に下車したのは、そこに廣木酒造や曙酒造があるから。さらにここには寄ってみたいと思っていたこだわりの酒屋も一軒ある。特に何もない駅前をしばらく行くと、この町のメインストリートに出る。銀行があったり、小さな店舗が並んでいたり。味噌・醤油蔵や酒蔵が並んでいることからもここが古い町だということがわかる。国道沿いにこうした店が並んでいるのを見ると、諏訪の町を思い出す。しばらく行くと、木造の間口の広い店が見えた。ここが廣木酒造。表のガラス戸には「飛露喜売り切れ」の張り紙が。さすが「飛露喜」。直接蔵に買い付けにくる人も多いようだ。

五ノ井酒店その廣木酒造のすぐ近くに五ノ井酒店があった。店内は薄暗く、リーチインの冷蔵庫が壁を埋め尽くしている。いい雰囲気だ。店主のおじさんが試飲を勧めてくれる。これは、曙酒造の秘蔵酒で......とか、これは廣木酒造の限定品で......とか。特に頼まなくても、どんどん出てくる。他に客がいなかったということもあるだろうが、止めなければいくらでも出てくるわんこそばのような勢い。この店でなければ買うことのできない「天明」の曙酒造の「央」を 2 本と廣木酒造の「泉川」の大吟醸を 1 本......と計 4 本購入。もっとゆっくりしたかったのだが、いかんせん交通の便が悪く、次のバスを逃してしまうと、2 時間待たなければ次のバスがこないということで、仕方なく退散。次のバス停に向かう途中に曙酒造を見る。醸造蔵の町だ。

しばらく待って、バスに乗り、七日町まで移動。七日町は会津若松の街の西の端。ちょうど飯盛山の反対側あたり。ここを起点に会津若松を散策。七日町の駅のほど近くに鶴乃江酒造という蔵があった。店内に入ると、甘酒の試飲をやっていた。カップ酒を発売している蔵でも、蔵の直売所ではそれを置いていないことはよくあるのだが、ここの蔵はカップ酒を置いていた。冷蔵庫から取り出してみると、カップにプリントしたタイプ。迷わず購入。甘酒の試飲につかう柄杓を入れているカップがふと目に留まる。おや、違う柄がプリントされている。店の人にこれもこの蔵のカップ酒なのかを聞いてみると、中身はさっきのカップ酒と同じだが、猪苗代湖周辺で販売しているバージョンで、猪苗代湖の観光遊覧船をあしらったものだという。他にも 2 種類あるということで、蔵の方まで行って、取ってきてくれた。どれもプリントタイプだったので、買っていく。近くの酒屋で「名倉山」のカップ酒を買って、末廣酒造へ向かう。

ここは「Dr. 野口カップ」を出している蔵。これは紙ラベルのカップ酒なので、コレクションの対象外だけど、蔵の見学ができるということで、寄ってみる。おそらく、末廣酒造は、会津若松でいちばん大きな蔵。ここでもおおいに試飲を勧められる。ここで購入したのは、「末廣 伝承山廃純米」。ソムリエとして有名な田崎真也が、この酒をテイスティングして、それまでぬる燗がよいと思われていたこの酒のベストの温度は、50 度以上の熱燗だと言われたらしい。蔵の人も半信半疑で試してみたところ、そちらの方が格段によかった......というエピソードを聞かされ、家に帰って試してみると、確かにおいしい。これぐらい熱くすると、アルコールでむせてしまうことが多いけど、この酒はまったく問題ない。柔らかい甘みが体を温めてくれる。

そのあともしばらく街をぶらぶらしたが、麹屋があったり、造り酒屋が何軒かあったり。会津若松は酒の街だなと感じた。

related articles: その壱その弐

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#cup166:松竹梅 いか酒:宝酒造

松竹梅 いか酒(しょうちくばい いかざけ):宝酒造松竹梅 いか酒(しょうちくばい いかざけ):宝酒造

前回の「松竹梅 ふぐひれ酒」に続いて、「いか酒」。こちらは、黄色いイカが同じようなタッチで描かれている。これもかわいいデザイン。

ふぐひれ酒は、さほどふぐひれらしい味は感じられなかったが、こちらはそれよりもちゃんといかっぽい味がする。原材料のするめが溶け出しているのか、ふぐひれ酒よりもうっすらと濁りがあるようだ。すこし長め(ぬる燗)にしたら、むせてしまった。ベースは、合成清酒シリーズのどれかなんだろうか。

カップお気に入り度:★★

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#cup165:松竹梅 ふぐひれ酒:宝酒造

松竹梅 ふぐひれ酒(しょうちくばい ふぐひれざけ):宝酒造松竹梅 ふぐひれ酒(しょうちくばい ふぐひれざけ):宝酒造

ここで紹介することは非常に珍しいナショナルブランドの酒。カップのデザインがかわいかったのでピックアップ。ふぐひれを使ったカップ酒は他の蔵からもいくつかあるが、これがいちばんキュートなデザイン。赤い太線でとぼけた顔のフグが描かれている。

フグのひれが原材料に使われているようだが、あまりそれらしさは感じない。そもそもそんなにひれ酒とか骨酒の類いが好きではなく、経験値が高くないせいだろうか。ぬるめに燗につけてみたが、普通酒にありがちな鼻をつくようなアルコールを感じずにすんだ。

この酒は、ふぐひれを原材料に使っているため、酒税法上の分類上はリキュールという扱いになるようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup164:高砂:金谷酒造

高砂(たかさご):金谷酒造高砂(たかさご):金谷酒造

以前紹介した「高砂」の別デザインのカップ酒。今回のものは、ユリをあしらったもの。ユリのデザインというのは他にもいくつかあるが、これはいまひとつかなあ。もっとシンプルに抽象化されている方がプリントタイプのカップ酒にはあうように思う。

辛口の飲みやすい酒。ハモの八幡巻きにあわせてみたが、すこし八幡巻きの味のほうが強すぎるようだ。もっとあっさりした味わいのつまみのほうがあうだろう。

白山の名水を使って醸した白山菊酒。白山菊酒を名乗るには一定の基準と審査があるらしい。その基準とは......

  1. 「コク豊かで品格ある風味」であり、各蔵元の個性が生きていること
  2. 白山市内で醸造し瓶詰めした清酒であること
  3. 原料水は、白山・手取川水系の自家井戸から採取したものであること
  4. 国産の格付け一等以上の酒造好適米であること
  5. 麹歩合は、20 %以上であること
  6. 酒母は、「生もと」、「山廃」、または、「速醸」であること
  7. 精米歩合は、70 % 以下であること
  8. 「増醸」、「液化仕込み」による清酒でないこと

......だとのこと。こういう基準があれば、安心して飲めるというもの。

カップお気に入り度:★★

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#cup163:蓬萊:渡辺酒造店

蓬萊(ほうらい):渡辺酒造店蓬萊(ほうらい):渡辺酒造店

以前紹介した「蓬萊 小町桜」と同じ蔵のカップ酒。これには「小町桜」の銘はないが、基本的には同じデザイン。向かって右が古川気多若宮神社で、左が山王宮日枝神社。

控えめな甘さに添加アルコールの味。味はあるが、全体的には軽め。「小町桜」の味は忘れてしまったが、以前書いた記事を見てみると、すこし違う味のようだ。多分、個人的には「小町桜」のほうが好きな味なんだろう。でも、サイトを見るとこっちの「小町桜」でないほうが若干高いみたい......。

以前、下呂温泉に遊びにいったときに、街を散策していて小さな食料品店で発見したもの。メインの商品は食料品で、こんな店にカップ酒なんてあるのかな......と思いながら入ってみたら、これを買うことができた。やっぱり歩いてみるものだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup162:特上 生一本:皇国晴酒造

特上 生一本(とくじょう きいっぽん):皇国晴酒造特上 生一本(とくじょう きいっぽん):皇国晴酒造

しばらく前に紹介した皇国晴酒造のカップ酒の別デザインのカップ酒かと思ったら、キャップを見るとちょっと違う。前のは「豪華 生一本」、これは「特上 生一本」。どっちがクオリティが上なのかがわからない。多分、「特上 生一本」の方が上なのではないかと思う。スイセンをあしらったデザイン。

鼻に抜けるアルコールが心地よい。特段辛口というわけではなく、うっすらと甘みの感じられる酒。普段遣いとしては、申し分ない。熱燗にするといいかもしれない。

創業当時は「岩瀬酒造」という社名だったが、昭和の初めに皇国日本の勢いにあやかりあやかり皇国晴みくにはれ酒造と社名変更したらしい。1000 円で買える純米酒造りをおこなっている小造りの蔵のようだ。先日、黒部方面には出かけたときに何軒か酒屋はまわったけど、見かけなかったな。

カップお気に入り度:★★

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#cup161:志賀泉:志賀泉酒造

志賀泉(しがいずみ):志賀泉酒造志賀泉(しがいずみ):志賀泉酒造

銘柄名のプリントのクオリティはいまひとつだが、そのバックにプリントされた切り絵のような図柄はなかなかいい。青でプリントされている部分と白でプリントされている部分があり、志賀の夏と冬を描いたものかと思われる。調べてみたが、チョウゲンボウのようだ。チョウゲンボウは、蔵のある長野県中野市の十三崖じゅうさんがけには、集団繁殖地があり、国の天然記念物に指定されているようだ。

甘めの造りの普通酒。醸造アルコールで増量した薄っぺらい味ではないが、自然な濃醇さとも違う。常温で飲むと甘さが際立つ。

この蔵は、そもそも共同瓶詰場として創業し、後に酒造を始めたらしい。清酒共同製造場という特異な組織だったようだ。いくつかの地酒の蔵が参加していたのだろうか。生産量の減少により、造りを昔ながらの方式にもどして、地元に愛される酒造りをしているとのこと。

カップお気に入り度:★★

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#cup160:越の磯:越の磯

越の磯(こしのいそ):越の磯越の磯(こしのいそ):越の磯

スイセンのイラストをあしらったデザインのカップ酒。なぜスイセンなのかと思い調べてみたら、蔵のある福井県の県の花はスイセンだとのこと。越前海岸のスイセンが有名らしい。海岸沿いのスイセンの生育面積は日本一の規模。福井県には、この「越の磯」以外にもスイセンをあしらったカップ酒はいくつかあるようだ。

香りは弱い。アルコールの辛みより、甘みのほうが幾分勝っているようだ。バランスは悪くなく、まずまずのクオリティ。レバ刺しを胡麻油でつまみにしてみたが、あまりあわない。干物なんかがいいかも。このカップ酒には、干したカニのフレークがついていた。

越の磯は、明治末期に創業した蔵だが、最近は地ビールに力を入れているらしい。「DIOS」という銘柄で、ピルスナー、アンバー、ダークの 3 種類を出している。

カップお気に入り度:★★

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「鯉川」を浜田山にて

鯉川:カップ酒と四合瓶以前に『アド街ック天国』の浜田山の回で紹介されていた酒屋(15 位)、伊勢屋商店にひさしぶりに立ち寄ってみる。この店は、いつもの行動範囲からさほど遠くもないこともあって、たまに立ち寄る店。いつものようにカップ酒の棚を覗いてみる。そこで発見したのが、「鯉川」のカップ酒。

なんともポップなデザインだ。赤い眼鏡をかけた鯉が赤いベースを片手にした姿がカラフルにプリントされている。軽いノリのデザインながら、中身は純米酒。無濾過かどうかはわからないけど、うっすら黄みがかった色。紙のラベルタイプはコレクションの対象外だけど、どんな味なのかを楽しみに買ってみる。

鯉川(こいかわ):鯉川酒造とりあえず、四合瓶は飲んでみた。吟醸香が軽く漂う。澄みきった味わい。磨かれた米が質の高いアルコールに昇華した純米吟醸らしい感じ。軽快な飲み口が好感。濃醇タイプが好みだけど、たまにはこういう軽さも飲み疲れしなくていいかも。日本酒度は、+ 5.0 の辛口。酸度は 1.5、アミノ酸はかなり低く、0.4。美山錦の 5 割磨き。

いい値段するのかなと思って、お店の人に値段を尋ねたところ、リーズナブルな標準的な価格(たしか 1500 円ぐらい)。「これ評判いいんですよ」と言っていた。「山形でもなかなか鯉川かえないんですよね」と言うと、「うちにみんな来てるのかしら」とのこと。たしかにこの店は、「鯉川」の品揃えはいい。大量生産していない蔵の酒は、取引先にだけしか卸さないということもよくあるので、お気に入りの酒を見つけたら、その店を覚えておくのが鉄則。

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#cup159:東獅子:元坂酒造

東獅子(あずまじし):元坂酒造東獅子(あずまじし):元坂酒造

桜をあしらったデザインのカップ酒はいくつかあるが、その中ではいちばんいいデザインだと思う。花だけでなく、若葉が元気に空に向かって伸びているのがいい。花見ならソメイヨシノのように若葉が出てくるよりも先に開花するソメイヨシノがいいけど、カップ酒のデザインとしては、花ばかりだと絵柄が単調になってしまう。その点、このデザインはなかなかいい。実際には、この裏側には花だけの枝もプリントされてはいるんだけど。目立たないところに、「清酒 東獅子」とプリントされているのもいい。通称、「花ちゃんカップ」。

甘味のある飲み口の酒。いやな甘味ではなく、アルコールの辛味を口に残して消えていく感じ。結構しっかりした味。

この酒を造っているのは、元坂酒造。「もとさか」、「もとざか」ではなく、「げんさか」と読むらしい。創業は、江戸後期の 1805 年。200 年以上の歴史を持つ蔵ということになる。この蔵のフラッグシップの銘柄は、「八兵衛」。純米大吟醸酒から本醸造酒まで幅広いバリエーションで造っている。三重県の大台町ということは、大台ケ原の近く。雨が多いんだろうなあ。

カップお気に入り度:★★

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#cup158:久寿玉:平瀬酒造店

久寿玉(くすだま):平瀬酒造店久寿玉(くすだま):平瀬酒造店

以前に紹介した「久寿玉」は、地元の伝統玩具のさるぼぼをあしらったものだったが、 今回のものはデザイン違い。何の模様だろう。

すっきり飲みやすい酒。多少辛口かな......という気もするが、さほどでもない。さるぼぼカップが純米酒ということで、それよりもワンランク下の酒ということになる。

飛騨高山の冬場の気候を活かして、地場産の酒造好適米と北アルプスの伏流水を使った造りをおこなっている蔵のようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup157:白馬錦:薄井商店

白馬錦(はくばにしき):薄井商店白馬錦(はくばにしき):薄井商店

カップにプリントされた地の色が半透明なのはとてもめずらしい。半透明ですこし向こう側が透けて見えるのもいいし、青というのもすっきりとしていい感じ。蔵のある大町あたりから望んだ白馬岳だろうか。冬の澄んだ青空にそびえる白馬岳といったイメージ。山の上に「日本の屋根から乾杯」とプリントされている。

しかし、酒の味のほうはさっぱりで、これといって特筆すべきポイントはない。うっすらと甘みの感じられる辛口の酒。以前に紹介したこの蔵の「白馬錦 純米吟醸・原酒生詰」はなかなかいい味だったのだが。

蔵は、白馬岳のお膝元の長野県の大町市にある。明治末期の創業。旨口の酒造りを身上としているとのこと。

浅間温泉のコンビニで遭遇して、購入したもの。

カップお気に入り度:★★

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帰り道は又兵衛と

  • Posted by: maki
  • December 2, 2008 9:30 PM
  • +topics | cup

又兵衛(またべえ):四家酒造店先日のいわき行の帰りのお供に買った四家酒造店の「又兵衛」。いわきでは何軒か酒屋をはしごしたけど、ほしいプリントタイプのカップ酒はついに見つからず。せっかくなので、いわきの地酒のカップ酒でも最後に飲んでいこうということで、バスの中で飲む。

ラベルには糖類無添加とあるが、けっこう甘味のある酒。普通酒ということで、力強さとまではいかないが、それなりの存在感のある酒。

写真に写っているのは、お隣は宮城の牛たんジャーキーだけど、この酒といっしょに味わったのは、いわき駅前の商業施設の中の「おのざき」という鮮魚店の寿司屋の握り。ソイにサンマ、イカ、カンパチなど。小名浜漁港を擁するといういわきならではの地の利を活かした新鮮で大振りのネタがうれしい♪ バスのテーブルが小さすぎていっしょに写真を撮れなかったのが残念......。

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#cup156:都錦:都錦酒造

都錦(みやこにしき):都錦酒造

これも以前に紹介したカップ酒の再登場。偶然、別の柄のカップが入手できたので、ひさしぶりに飲んでみた。カップのイラストは、オオイヌノフグリ。前回のリンドウも、リンドウらしくない色遣いだったけど、このオオイヌノフグリもそれとはわからない色遣い。フラワーカップは数々あれど、野に咲く小さな花、オオイヌノフグリをデザインしたものはとてもめずらしい。

さらっと飲むとすっきりした辛口。すこし苦味を感じるけど、嫌な感じではない。前に飲んだときよりおいしいような気がする。

この蔵は、清酒だけでなく、花弁を使ったリキュールなども造っているが、料理酒にも力を入れているらしい。アミノ酸たっぷりの料理酒を使って料理をするととてもおいしい仕上がりになることは、大木代吉本店の「こんにちは料理酒」で学習済み。都錦の料理酒も純米酒。こっちの料理酒はどんな味かな。

カップお気に入り度:★

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#cup155:男山:男山

男山(おとこやま):男山男山(おとこやま):男山

ひさしぶりの「男山」。日本各地に同じ「男山」という銘柄の酒はいくつもあるが、これは北海道の「男山」。以前紹介したひまわりのイラストのフラワーカップの別バージョン。花の色がちょっと違うけど、形から判断するにカタクリの花だと思われる。本当はもっと薄い紫っぽい色なのだが、このカップではピンク色に彩られている。イラストのタッチが好きでないことと、磨りガラスを使っているところもいまひとつ......なのは前回同様。カタクリの花は、山の春を教えてくれる花でけっこう好きな花なんだけどなあ。下の写真は、山形の肘折温泉に行ったときに咲きほこっていたカタクリの花。

カタクリの花前回飲んだときは、アルコールが鼻についてしょうがなかった(と記録している)のだが、今回はそれほどには感じなかった。基本的には辛口だが、わずかに甘みも残っているように感じられる。しかし、やはりバランスがいいとは言えない。アルコールの辛さが勝ってしまって、口に残る。舌の上で味わわずにさくっと飲めば、まあまあ。

男山は、おそらく北海道で最大の酒造メーカー。江戸時代に伊丹で創業し、現在は旭川の地で営業している。そこには酒造り資料館という施設が併設されていて、創業以来の蔵の歴史とともに酒造りの歴史と文化を垣間みることができるらしい。喜多川哥麿の浮世絵や江戸時代の資料、文献、酒器などが展示されているとのこと。哥麿の浮世絵が面白いのだが、「名取酒六家選 若那屋白露 木綿屋乃男山」と題されたこの絵には「男山」の四斗樽が描かれている。「木綿屋乃男山」の「木綿屋」がこの蔵の前身。「木綿屋乃男山」は江戸時代初期から禁裏の御免酒であり、また江戸幕府の将軍の御膳酒として供されていたらしい。

カップお気に入り度:★

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#cup154:名倉山 にごり酒原蔵:名倉山酒造

名倉山 にごり酒原蔵(なぐらやま にごりざけげんぞう):名倉山酒造名倉山 にごり酒原蔵(なぐらやま にごりざけげんぞう):名倉山酒造

緑色のカップが特徴的。一升瓶や四合瓶ではおなじみの緑色のガラスも、カップ酒となると採用している蔵はそんなに多くない。そこに控えめに銘柄名がプリントされ、それよりも主張するサイズで「原蔵」とプリントされている。「原酒」ということらしい。シンプルでお気に入りのデザイン。やはり、カップの色が決め手。

甘い。甘酒といってもいいぐらいの感じ。原酒ということで、アルコール度数が高めなんだけど、この甘さのおかげで、度数の高さが気にならず、思いのほかすいすい飲めてしまう。甘味に隠れているが、酸味もすこしありそう。オンザロックで飲むのがオススメらしい。すこし前に紹介した「白真弓 合掌の郷」ほどの濁り成分はない。適量な濁り。

蔵のサイトがないので、断片的な情報しか入手できないが、「東北鑑評会 17 年連続受賞」とあり、いい造りをおこなっている蔵のように思われる。清酒の「名倉山」、「月弓げっきゅう」がこの蔵の主力商品。創業は、大正 6 年。初代蔵元は、酒造技術指導者のようなことをやっていたらしい。当時の会津地方では越後杜氏を迎えることが多かったようだが、この蔵では昭和初期に南部杜氏を迎えた。会津地方の吟醸・純米酒造りの先鞭を着けたという。

カップお気に入り度:★★

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#cup153:長者盛:新潟銘醸

長者盛(ちょうじゃさかり):新潟銘醸長者盛(ちょうじゃさかり):新潟銘醸

小千谷市の近くの旧山古志村の名産、錦鯉を二匹描いたなかなかいいデザインのカップ酒。錦鯉を描いたカップ酒は他にもあるけど、この「長者盛」がいちばんストレートでいいデザイン。赤と白が映えている。先日開催された日本酒チャンピオンズカップ 2008 でもデザイン賞の栄誉に輝いた。

日本酒チャンピオンズカップ 2008 に出品されていたけど、てっきり飲んだものとばかり思っていたので会場はテイスティングはしなかった。ずいぶん前に購入していながら、冷蔵庫の奥の奥にしまいこまれていたことに帰宅してから気づいた。200 ml のカップ酒なので、無意識に避けていたようだ。しかし、これを機に、冷蔵庫の奥より取り出す。さてさて。これは、おいしい(200 ml タイプのものの中ではダントツかも)。このタイプは、添加アルコールが本来の味を殺してしまいがちなんだけど、このバランスのよさは特筆すべきもの。新潟の普通酒にありがちな辛口一本槍ではない旨みがある。

米どころであり、水にも恵まれた地の利を活かした酒造りをおこなっているようだ。「長者盛」の大吟醸酒は、鑑評会で連続 9 回も優秀賞を受賞したという。なかなかの実力派の蔵。他にも「越の寒中梅」もあり、この「吟醸生貯 TG」は、日本酒チャンピオンズカップ 2008 でグランプリも受賞した。

カップお気に入り度:★★★

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#cup152:福無量:沓掛酒造

福無量(ふくむりょう):沓掛酒造福無量(ふくむりょう):沓掛酒造

シンプルなデザイン。昔風の書体で銘柄名を中央に配置。「信州銘酒」と地酒であることをアピール。

まろやかな味わいの酒。とても飲みやすい、気取りのない酒。香りは淡い。微妙に苦味を感じるが、全体のバランスを崩すようなものではない。本醸造酒らしい味だということかな。

「福無量」は、観音経の一節からのものだという。

觀世音淨聖 於苦惱死厄 能為作依怙 具一切功德 慈眼視衆生 福聚海無量 是故應頂禮

おめでたい言葉ということで書の世界ではよく題材として取り上げられているみたい。

上田の別所温泉の土産物屋で買ったもの。

カップお気に入り度:★

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ちょこっといじる:カテゴリ追加

  • Posted by: maki
  • November 11, 2008 12:01 AM
  • cup | memo

前から気になっていながら放置していた変更作業を先週実施。

ここで紹介しているカップ酒の ★ は、あくまでもカップのデザインに対してのものであって、味のランキングではない。お気に入りの味の酒は、favorites に分類している。

味のランキングに直結するものではないんだけど、日本酒の種別による分類もあってもいいと思い、それらも Movable Type のカテゴリに追加。

に分類。

あわせて cup-sake map の「吟醸酒・大吟醸酒」を「吟醸酒・大吟醸酒」と「純米吟醸酒・純米大吟醸酒」に細分化。

すっきりした。

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#cup151:酔園:EH 酒造

酔園(すいえん):EH 酒造酔園(すいえん):EH 酒造

青地に白で銘柄名の「酔園」をプリント。その下には、北アルプスの山々が描かれている。抜きの文字で「安曇野の地酒」と書かれているのがいい。このカップ本体よりも面白いのが、キャップ部分。キャップにプリントされているのは、男雛と女雛のような人形の絵。これは、安曇野にいまも多数残る道祖神のイラスト。道祖神にはいろんなタイプがあるのだが、安曇野に多いのは、江戸時代に流行したと言われる双体道祖神タイプ。安曇野市役所にも、道祖神を紹介するページが掲載されている。

酔園(すいえん):EH 酒造深みのある味ではないが、何やら濃い味がする。舌の上で味わうようにしてみると、バランスがとれていないような感じ。切れはいい。カップ酒でなく、本醸造酒や純米酒クラスなら、濃醇な味のけっこうおいしい酒なのかもしれないと思わせる。

カップを見て、まず気になったのは、蔵の名前。EH 酒造。なんとも日本酒の蔵元らしくない名前。蔵のサイトを見てみると、「EH」は「エクセルヒューマン」の略称らしい。もともとは、江戸時代末期に創業した亀屋酒造店と飯野屋、明治時代初頭創業の務台酒造店が、昭和 36 年(1961)に合併して「酔園」としたらしい。それを 2002 年の終わりに EH 株式会社が買収した......ということのようだ。最近の酒造業界の再編のひとつ。買収元の名前を冠するのは、世の常とはいえ、「EH 酒造」では日本酒を飲んでいる気がしないなあ。......とはいえ、このカップ酒からは、酒の造りはしっかりしているのではないかという期待は持てる。「芳醇旨口」がこの蔵の持ち味らしい。

カップお気に入り度:★

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#cup150:白真弓・合掌の郷:蒲酒造場

白真弓・合掌の郷(しらまゆみ・がっしょうのさと):蒲酒造場白真弓・合掌の郷(しらまゆみ・がっしょうのさと):蒲酒造場

150 本記念に、変わり種のカップ酒を紹介。あまりかわいらしい絵とは言えないが、赤地に黄色の柄の入った着物の合掌した少女の姿がプリントされている。輪郭線や文字は黒字なので、都合 3 色を使っている。紙のラベルの場合は、何色でも自由に使えるが、プリントタイプでは 1 色か 2 色刷りが普通。3 色は珍しい。カップには、

飛騨のどぶろく祭り
合掌の郷

いいものはいいね
すきなものはすき

......と書かれている。

濁り成分がとても多い濁り酒。これだけ濁り成分の多い酒も珍しいのではないだろうか。すくなくともカップ酒ではトップクラス。しばらくの間、冷蔵庫に置いてあったのだが、内容物の半分以上は白い沈澱物。飲む前にずいぶんカップを振ったのだが、むらなく混じり合うまでにはすこし時間がかかった。濁り成分の効果で、まろやかな口当たり。気のせいかヨーグルトのような香りがする。

この酒は、以前紹介した「白真弓 歓杯」の蒲酒造場のもの。

カップお気に入り度:★

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カップ酒で熱燗を

  • Posted by: maki
  • November 5, 2008 10:57 PM
  • +topics | cup

富久娘・燗番娘(ふくむすめ・かんばんむすめ):富久娘酒造先日の「日本酒チャンピオンズカップ 2008」のお土産に入っていた富久娘酒造の「富久娘・燗番娘」。自分では絶対に買わないようなアイテムなので、いいチャンスだと思い、飲んでみることに。

これは、このまま熱燗にすることのできるカップ酒。普通のカップ酒より大きめのアルミ缶で、底面にプラスチックのキャップが付いている。カップのまわりの説明書きを読むと、

  1. ポリブタをはずして「さかさ」にし、缶底中央の◯を完全にへこむまで強く押してください
  2. ポリブタをかぶせて、「さかさ」のまま 10 秒お待ちください
  3. 飲み口を上に戻してください。缶内に若干圧力がかかる場合がありますので、温かくなり始めたら、上ブタを少し開けて 3〜5 分お待ちください

富久娘・燗番娘(ふくむすめ・かんばんむすめ):富久娘酒造......とあったので、その指示に従う。缶が熱くなってきたので、ふたを開けて飲む......飲もうとするが、熱い。缶が熱くなっていて、まず口をつけられない。何度かトライするが、しばらくの間はダメ。猫舌だし。しばらくすると、何とか口をつけられるようになったけど、ホントに熱燗なので、アルコールの蒸気にむせてしまう。数分経ってようやく飲めた。すこし甘みがあるのかな。

内容量は、180 ml。普通、アルミ缶のカップ酒は、ガラスのカップ酒よりも小さめのものになるはずだけど、これは大きめ。中に熱燗にするための仕掛けが内蔵されているというということ。日去りの写真は、その缶の中身を写したもの。缶の中に突起物があって、そこから熱が伝わる仕組み。熱は、生石灰に水を加えたときに発生する熱を利用している。

これからの冬の季節に、寒空の下で飲むのにはいいのかも。でも、やっぱり自分では買わないかな。

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#cup149:金水晶(きんすいしょう):金水晶酒造店

金水晶(きんすいしょう):金水晶酒造店金水晶(きんすいしょう):金水晶酒造店

「金水 Cup 200」と書かれた背の高い 200 ml 入りのカップ酒。山の絵が大きく描かれ、下に「吾妻小富士」とプリントされている。イラストに噴火口らしきものが見えるが、この噴火口や山の形が富士山に似ていることから「吾妻小富士」と呼ばれている蔵の地元の山を描いたものらしい。

飲み口のキツい酒。添加アルコールのせいだろうか。なんとも言えない刺激が舌に感じられる。じっくり味わってみると、この刺激以外にも味が感じられるが、刺激に邪魔されてしまい、味のハーモニーを作りだすことにはなっていない。やはりこうした 200 ml のカップ酒は、厳しいクオリティのものが多いようだ。

明治の初頭に創業し、南部杜氏、越後杜氏を経て、地元の杜氏を擁し、地元に愛される伝統的な酒造りをおこなっている蔵だそうだ。ウェブ上にあまり情報がなく、詳しいデータは入手できなかった。蔵の近くに小さな山(青麻山)があり、そこに「水晶沢」なる地名が見える。昔は、ここで水晶を産していたのだろうか。

福島を旅行している間に入手した一本。

カップお気に入り度:★

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日本酒チャンピオンズカップ 2008

  • Posted by: maki
  • November 3, 2008 6:47 PM
  • +topics | cup

日本酒チャンピオンズカップ 2008昨年に続き、「日本酒チャンピオンズカップ 2008」に参加。まったく忘れていたのだが、主催者から DM が届いたので、急遽参加。すでにノミネートされているカップ酒の銘柄の一覧を見てみたが、飲んだことのあるもの、ここですでに紹介したもの(六歌仙の「田舎おやじ」と町田酒造店の「清嘹」)などもある中で、聞いたことのないものもちらほら。その中にお目当てのプリントタイプのカップ酒があればいいなあ......と思い、出かけてみる。人出は、まずまず。まだカップ酒に興味のある人はいるんだなあ......と実感。

会場入りしたら、まず出品されたカップ酒をチェック。去年は、プリントタイプはほとんどなかったけど、今年は豊作♪ 前述した「田舎おやじ」と「清嘹」以外にも、「長者盛」(新潟銘醸)、「五橋」(酒井酒造)、「雪雀」(雪雀酒造)、「千代の園」(千代の園酒造)があった。「五橋」は、山口の岩国の錦帯橋をデザインしたカップで、このブログを書き始める前に飲んだことがあって、すでにカップは空っぽの状態になっていたので、紹介できていなかったもの。その後も、いろいろ探してみたが、入手できずにいたので、悲しい思いをしていたが、ようやく再会。「雪雀」と「千代の園」は初めて。

雪雀(ゆきすずめ):雪雀酒造特に気に入ったのは、「雪雀」。愛媛の蔵らしいのだが、道後温泉や松山城をデザインしたカップなのがとてもいい。道後温泉は赤と白で無難なデザインなんだけど、松山城のカップ酒はなかなかいい。青とオレンジの二色刷りというのがいい。オレンジ色ってほんとにレア。飲み口も悪くない。甘みの感じられるまろやかな味。「五橋」、「千代の園」含め、後日紹介予定。

今回の受賞作は、以下のとおり。

  • 審査員賞:開華みがきカップ(栃木・第一酒造)、ワンカップ大関にごり酒(大関)
  • デザイン賞:長者盛・長者カップ(新潟・新潟銘醸)
  • デリシャス賞:開華みがきカップ(栃木・第一酒造)、上撰梅一輪(千葉・梅一輪酒造)
  • グランプリ:越の寒中梅・吟醸生貯 TG(新潟・新潟銘醸)

related articles: 「日本酒チャンピオンズ・カップ 2007」、「日本酒チャンピオンズ・カップ 2007:コンクール入賞作品」、「日本酒チャンピオンズ・カップ 2007:グランプリ決定

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#cup148:長陵:高橋酒造

長陵(ちょうりょう):高橋酒造長陵(ちょうりょう):高橋酒造

青と白というカップ酒らしい配色。よく見ると、意外に凝ったデザインで、写真だとわかりにくいかもしれないが、白地の部分には、ところどころ色が抜けているところがあって、そこは透明になっていて、円形の注連縄のようなデザインになっている。これがポイントになっていて、単調なデザインにならずにすんでいる。この縄は、この蔵のシンボルらしく、サイトにも全面的にフィーチャーされている。

新潟らしい辛口の酒。普通酒なので、全体的にすこし薄い印象ながら、バランスがいい。この蔵のハイクラスの酒にも期待できそうに感じる。塩納豆を肴に飲んでいるが、いい感じ。

蔵の創業は、江戸時代末期の安政年間。大正時代に建造された煉瓦造りの蔵や煙突などは、長い年月の間に立て替えられたりもしているようだが、いまだに煉瓦の建造物は残っているらしく、六角形の特徴的な煙突は、おそらく地域のランドマーク的な存在になっているのではないかと思われる。2007 年には、国の登録有形文化財に指定されたらしい。

カップお気に入り度:★★

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秘湯 × トロッコ × 大吟醸:その参

黒薙温泉:その壱前々回からの旅の続きの最終回。

鐘釣温泉の名湯を楽しんだ後は、最終目的地の黒薙温泉へ向かう。黒薙温泉は、黒部峡谷鉄道の黒薙駅から 20 分ほど歩いたところにある。駅のすぐそばには、鉄橋があって、ずいぶん下の方に川が流れているのが見える。きっと川沿いに温泉にあるんだろうから、そこまで降りていくことになる。

駅を降りて、しばらく山道を歩くわけだが、いきなり上り。狭い石段を上っていく。そこを登りきると、すこし下ったり、上ったりしながら、さながらハイキング風情。最後は、当然ながら、下りオンリー。黒薙温泉の看板が見え、ようやく宿に到着。

黒薙温泉は、山の一軒宿。慶応 4 年(1868)開湯とのことだから、そんなに歴史があるわけではないけど、昔ながらの作りの宿で、「何もないが、お湯はある」といった風情の好みの宿。料理、客室、ともに質素。でも、食べきれない量の食事が出てくる宿や、山の中でもマグロの刺身が出てくるような宿よりは、川魚と山菜がメインの質素な食事の宿のほうがいいな。宿は、15 室。その割には、露天風呂(最初の写真)は、とても広い。 30 人ぐらいは余裕で入れそうな広さ。川の音を聞きながら、のんびりできる。露天風呂は、もうひとつあって、そっちは小さめ。でも、その小さいほうの露天風呂は、眺めがいい。高台から川の流れを下に見ることができて、なかなかの景色。洗い場のある内風呂も完備。

黒薙温泉この黒薙温泉は、川下にある宇奈月温泉の源泉でもあるらしく、ここから宇奈月温泉まで給湯しているらしい。山間の小さな宿の敷地に源泉があるわけだけど、相当な湧出量があるということのようだ。川原をすこし歩いてみたが、ここにも何カ所も湯の沸きだしているところがあった。歩いていると、川の冷たい水が、突然湯になるので、とても楽しい。ただ、気をつけないと、源泉は温度が高いので、やけどをしてしまうこともあるらしい。

旅の前に、この宿のリサーチをしていたときに、この宿に行くにはトンネルを通っていくルートがあるということを知った。山道を歩くより、こっちのほうが近いらしい。ただ、このトンネルは現在は通れないとのこと。どんなトンネルなのかがとても興味があったんだけど、通れないんなら仕方ない......と思っていたら、宿泊客にお年寄りがいて、帰りの山道がきつかろうと気遣った主人が黒部峡谷鉄道に許可をもらって、トンネルを通って帰ることができることとなった。トンネルは人が行き交うことができる程度の狭さ。それをひたすら登っていく。しばらくすると、別のトンネルに合流。そこにはレールが! このトンネルは、最寄り駅の黒薙駅から延びる支線のトンネルなんだそうだ。薄暗いトンネルのレールに沿って歩くと駅に到着。いい経験をさせてもらった。

残念ながら、カップ酒は置いてなかったので、宇奈月ビールを飲んだ。最近は、いろんな地ビールがあって、おもしろい。これも旅の楽しみのひとつ。

related articles: その壱その弐

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#cup147:十一正宗・日光旅物語:森戸酒造

十一正宗・日光旅物語(じゅういちまさむね・にっこうたびものがたり):森戸酒造十一正宗・日光旅物語(じゅういちまさむね・にっこうたびものがたり):森戸酒造

観光地の風景などの写真をラベルに印刷して、その観光地の土産物屋で観光客用に販売している地酒のカップ酒はけっこうあるけど、カップに直接プリントしたものというのはとても珍しい。しかも、イラストもなく、文字だけでの表現というのは極めてレアな存在。レアだといっても、あまりに芸がないのはどうだろう......。

中に入っているのは、以前にも紹介した「十一正宗」。カップ酒の紹介を始めたころに飲んだだけで、しばらくご無沙汰していたが、久しぶりに飲んでみると、悪くないかも。造りによって味が変わるのか、こっちの口が変わったのか。

「日光旅物語」とあるが、蔵のあるのは矢板市。東北線沿線なので、鉄道路線的には、日光から外れたところ。栃木の酒どころ、大田原市と日光市の間あたり。これは、日光の北の鬼怒川温泉からさらに奥にある湯西川温泉にて購入したもの。ここの宿泊客の多くは、日光も訪ねているだろうから、まあそれを思い出しながら飲むというのもアリかも。

カップお気に入り度:ー

  • 森戸酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール・糖類
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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秘湯 × トロッコ × 大吟醸:その弐

トロッコ列車で大吟醸前回の旅の続き。

名剣温泉の柔らかい硫黄の湯を堪能したあとは、欅平の駅にもどる。中国か台湾かわからないけど、中国語を話す団体客の一群に遭遇。いつも旅することろが、かなりひなびた感じのところが多い中、富山はこの黒部峡谷にしても、黒部ダムにしても見所が多いので、海外からの観光客も多いのだろう。

電車の時間まで間があったので、駅の売店を物色。目当てのガラスのカップ酒を探すも見当たらず、「銀盤 大吟醸」を購入。アルミ缶。帰りは、窓なしのトロッコ列車に乗車。すこし雨が降り込んだ座席の上に置かれたアルミ缶がいかにも寒々しい感じ。ホントは熱燗でも飲みたいところだが、旅の儀式なので仕方ない。香りはまずまず。あっさりとした軽めの味わい。銀盤酒造は、地元黒部市の蔵。富山地鉄で宇奈月温泉にいく途中、長屋駅のすぐそばに大きな工場があるのを見かけた。地酒とはいえ、東京でもけっこう流通しているので、そこそこ大きな会社なんだろうと思ってはいたが、そんな感じの規模の工場。しかし、寒いときに、冷酒はキツいものがある。

鐘釣温泉:その壱帰りの電車と言っても、これでまた富山まで戻るわけではない。まだ、この路線上に第二の目的地があり、その日の最終目的地もある。で、第二の目的地、鐘釣で下車。ここは事前にリサーチはしていなかったが、川沿いにいくつか温泉があると書いてあったので、とりあえず行ってみようということで降りてみた。ここは、温泉があるだけではなく、万年雪も見られるところらしい。駅を降りて、しばらく行くと展望台が。しかし、万年雪は見当たらず。昔は、文字通りの万年雪があったのかもしれないが、温暖化のせいか、万年雪はなく、夏草が生えた傾斜地という風情だった。万年雪を楽しみにしてきた人はがっかりかも。

もうすこし先に行くと、川岸まで続く細い階段があるので、そこを下っていく。そこが鐘釣温泉。川岸の何カ所からかお湯がわき出している野湯である。これは、いい♪ 野湯と言っても、ちょっとした着替えができるようにテントというか、工事用のブルーシートを被せたスペースがある。気が利いている。まず入ったのは、いちばん奥まった岩陰にある浴槽(?)。岩の割れ目に湯がたまっている。底には、砂がつもっている感じ。これがなかなかいい。このあたりの岩が白いものが多いことが幸いし、湯が青く見える。見ているだけでも清々しい湯だ。ちょっと深め。お湯も熱め......と思ったが、足ですこしかき回してしばらく我慢すれば、ちょうどいいぐらいの温度かな。砂の粒が大きめなことと、岩が砕けて砂になった状態だけのものなので、有機成分がなく、湯に透明感がある。いままで、いくつかの野湯に入ったことがあるが、ここはかなりお気に入り。名剣温泉とはまったく違う泉質。単純温泉とのことらしい。岩というか、石の香りのする湯だった。

鐘釣温泉:その参これ以外にも入れる浴槽は、2 つある。いちばん大きいのが、これ。大きいのはいいが、なんか藻が生えていて、パス。さっきの岩陰の浴槽の方がいい。ここに長々と入っていたオジサンがいたけど......。残る 1 つが、右の写真。これは、いちばん川に近い。川に近いあたりに入っていると、川の冷たい水が流れ込んできて、体の半身は熱い湯、半身は冷たい水......という刺激を得ることができる。これは、これでなかなかいい。でも、ホントに川のそばなので、増水時は水没間違いなし。周囲の川原のいたるところで湯がわき出しているようで、適当に掘って、こどもを入れている家族連れもいた。一応着替えるところはあるが、温泉を見に来る人も多く、大概の人は遠巻きに眺めているだけだった。こんなところで、一杯いければ最高なのだが。

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#cup146:千代の光:千代の光酒造

千代の光(ちよのひかり):千代の光酒造千代の光(ちよのひかり):千代の光酒造

六角形の枠の中に銘柄名と鳳凰がデザインされたカップ酒。こういうデザインは珍しい。この六角形の枠が大きいせいか、なんだかバランスの悪いところが残念。緑色を使っていたり、ワンポイントの鳳凰があったりと、要素としては楽しめるデザインなんだけど。

糖類、酸味料添加の酒。こうした酒にはありがちだが、香りが弱い。吟醸香がなければ......というわけではないけど、「あぁ、酒を飲んでいるな」とわかるような香りは欲しい。味の方はというと、調味されているおかげ(?)で、平板というわけではないが、やはり隠しようのない深みの感じられない味。

すこし離れた吉川町というところが、酒米の五百万石のふるさとらしい。永田ながた農法という農薬や除草剤を使わず、施肥もほとんどしない農法で育んだ五百万石で造りをおこなっているらしい。この吉川町は、「杜氏の里」だという。そういえば『夏子の酒』の蔵の杜氏も吉川町出身だったな。商品案内を見てみると、もち米の純米酒を造っているらしい。最近の純米ブームで、コシヒカリを使った酒なんてのが話題になったりするけど、もち米っていうのは珍しい。

カップお気に入り度:★★

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秘湯 × トロッコ × 大吟醸:その壱

北陸:上野駅にて9 月の飛び石連休を使ってあまり馴染みのない北陸に行ったときのこと。北陸に行くのには、やはり北陸にて。5 時半過ぎに富山に到着(富山に到着したときには、上野では青かった機関車が赤い機関車になっていた)。雨。本降りの雨。朝早いので、店もやっておらず、しばらく駅周辺をうろうろしたが、一休みできそうなところもない。すこし時間を潰して、北陸本線で移動開始。魚津で富山地鉄に乗り換え、宇奈月温泉へ。ここでも、しとしと雨に加え、土産物屋開店前ということで、黒部峡谷鉄道に乗り換え。

黒部峡谷鉄道:鐘釣駅にてこの鉄道は、トロッコ列車。オレンジ色の小さな機関車が小さなトロッコ車両を最大13輛牽引して、山肌を縫い、トンネルを抜けたりしながら、欅平まで登っていく。遊園地のアトラクションのようなかわいい電車。すこし肌寒かったので、窓付きの特別客車を選択。黒部川に沿って上流に向かってごとごと進む。なかなかの絶景。雨は小降りになっていたのも手伝って、靄のかかった急峻な山々が水墨画のような雰囲気。終点の欅平に着いたのは、十時ちょっと前。景色はいいが、小雨だし、欅平といっても高原のようなところでもなく、峡谷の合間のちょっと開けたところという程度の場所なので、公園のようなところもない。ちょうど第一目的地の名剣温泉の日帰り入浴開始の時間ということもあり、その辺の散策も適当に切り上げて、温泉へと向かう。

名剣温泉名剣温泉は、欅平から歩いて15分ぐらい。駅から川沿いに延びるだらだら坂を上がっていくと、山小屋風の建物が見えてくる。ここが名剣温泉。小さな秘湯の宿。「日本秘湯を守る会」にも加盟しているらしい。いままでの経験から言って、ここに加盟している宿の湯で、好みの差こそあれ、気に入らなかったところはないので、安心して、入浴することに。浴場は、母屋ではなく、離れにあって、ナチュラルな造りのいい感じの小さな露天。硫黄の香りがほんのり。湯の花もお湯の中に舞っていて好みの泉質。湯は、白濁というほどではないけど、うっすらとした濁り湯。湯の温度は、40 〜 41 度ぐらいだろうか。あまり熱い湯は苦手なので、こういう標準的な温度だとありがたい。先客がいたが、体と頭を洗って湯船につかっていると、しばらくしたら帰ってしまったので、湯船を独占。ゆったり、のんびり。トロッコ列車が窓付きとはいえ、すこし寒かったので、かなりじっくり湯船に浸る。宿も、風呂も川を眼下に見下ろす高いところにあるので、眺めもいい。晴れていればもっと気持ちよかったかもしれないが、霧雨のもやっとした感じが幽玄でもある。砂防工事でもしているのか、工作機械の音がすこし聞こえたが、まあいい。

土産物屋が開いていないので、未だカップ地酒との遭遇に至らず。

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#cup145:七福神:菊の司酒造

七福神(しちふくじん):菊の司酒造七福神(しちふくじん):菊の司酒造

前にも「七福神」は紹介したが、別デザインのカップなので、再登場。以前の「七福神」は「UniCup」とプリントされた「ワンカップ大関」タイプだったけど、これはフラワーカップ。見てのとおりのチューリップ。花が大きくデフォルメされているのがキュートで、かなりお気に入り。こんなカップに野の花がちょっと生けてあったりすると、絵になるだろうなぁ。それが野仏の前に置いてあったりするとたまらなくいいかも。

新潟の淡麗辛口が続いたので、違う味を求めて岩手へ移動。甘みと辛みがいい感じで混じりあった酒。前回同様、飲みやすい酒。あっという間になくなってしまう。普通酒クラスでも満足のいく味。

蔵元の菊の司酒造は、本社は盛岡の市街地にあり、造りはここと石鳥谷(いしどりや)でおこなっているらしい。石鳥谷と言えば、南部杜氏の里とも言うべき県下有数の酒造地域。石鳥谷にある道の駅は、酒蔵をイメージしたデザインらしく、次に行くときは寄ってみようと思っている(酒匠館、南部杜氏伝承館も!)。蔵のサイトによると、この蔵の二大銘柄の「菊の司」のうち、「菊の司」は盛岡で、「七福神」は、石鳥谷の七福神工場で醸しているらしい。盛岡は近代的な設備での醸造だが、石鳥谷は手作り的な醸造をおこなっているようだ(前回の「七福神」の記事から転載)。

カップお気に入り度:★★★

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越後鶴亀〜横尾忠則なラベル

  • Posted by: maki
  • October 26, 2008 7:31 AM
  • +topics | cup

越後鶴亀(えちごつるかめ):上原酒造〜其の壱以前紹介した「越後鶴亀」の横尾忠則バージョンを 2 種。レトロなオリエンタルな雰囲気が、いかにも横尾忠則らしいデザイン。左が「赤福助」。右が「朱盃」。以前も紹介したけど、横尾忠則デザインのラベルをいま一度

蔵元の上原酒造は、この横尾デザインを含め 4 種類のラベルでカップ酒を販売しているけど、前に紹介した黒いラベルもなかなか秀逸。ローマ字表記も混じっていることもあり、なんとなくキリンビールのラガーのデザインにも通じるものがある。黄色や赤も使いながら、黒がベースになっていて、風格も感じられる。

こうやって、デザインセンスのいいラベルを見ていると、紙ラベルのカップ酒もいいなあ......と思ってしまうが、いやいや、そこまで手を広げるのは危険、危険。

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#cup144:謙信:池田屋酒造

謙信(けんしん):池田屋酒造謙信(けんしん):池田屋酒造

「ワンカップ大関」タイプの青地に白い文字が浮かぶデザイン。ちょっとレトロな書体で、「New Cup」と書かれているのがいい。でも、このデザインって、なんか見たことある。「緑川」だ! よく見比べてみると、基本的なデザインは同じ。単色の背景に白字で、「New Cup」と「NIIGATA」。違いは、背景色と、銘柄名があるかどうか(「緑川」は、「清酒」とだけプリントされていて、ちょっと寂しい)。同じメーカーでカップを作ってるんだろうか。

和楽互尊」に続き、新潟の酒。こちらも辛口。ただ、この「謙信」は、辛口一辺倒というわけでもない(単に「和楽互尊」との比較論かも)。こっちも甘味はほとんど感じられないけど、すこし苦味(いい意味で)があるかな。引き続き、鴨のパストラミの続投。鴨肉の甘味が謙信にあう。

上杉謙信が、武田信玄に塩を送るときに通った街道を「塩の道」(糸魚川〜松本)と呼ぶらしいが、その起点の近くに蔵があるようだ。それに因んで、「謙信」という銘柄で酒造りをおこなっているらしい。白馬山系の伏流水を用いた端麗な造りが身上。

カップお気に入り度:★

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#cup143:和楽互尊:池浦酒造

和楽互尊(わらくごそん):池浦酒造和楽互尊(わらくごそん):池浦酒造

中央に銘柄名をプリントしたカップ。蔵の外観かと思って、サイトを見てみたら、思ったとおり。カップの裏側には、目盛がプリントされていて、計量カップとしても使える(そんなに珍しいことでもないけど)。

糖分が切れきったかのような辛口の酒。甘口でなくてもいいけど、もうすこし糖分が残っていたほうがバランスがよくて好みなんだけどな。お気に入りの鴨のパストラミにあわせてみるとすこしは飲める。酒盗を冷奴にのっけてみたが、こっちはいまいち。もうすこし旨味のある酒のほうがいいみたい。

池浦酒造は、幕末期の天保元年(1830 年)の創業。主力銘柄の「和楽互尊」は、長岡の文人、野本互尊の「互尊」に、安岡正篤が「互尊なれば和楽に至る」と呼び、「和楽互尊」となったという。良寛終焉の地ということもあり、その書をラベルとして使っている商品もあるようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup142:鷲の尾:わしの尾

鷲の尾(わしのお):わしの尾鷲の尾(わしのお):わしの尾

達筆すぎて最後の「尾」の字しか読み取れないが、「鷲の尾」と書かれているようだ。銘柄名や横に描かれたイラストは和なテイストだが、銘柄名の下の「WASHINOO」と横にプリントされた「Since 1829」のアルファベットが違和感。

味は、昔ながらの日本酒っぽい味。いま冷やで飲んでいるが、普通酒としては悪くない部類。

蔵元のわしの尾は、岩手県の八幡平市にある。八幡平は、岩手県北西部の山地だが、いくつもの山からなるもので、そのひとつが岩手山。その別名である巌鷲山がんじゅさんに因んだ命名だとのこと。巌鷲山には、雪解けのころ、羽を広げた鷲の姿の雪渓が見られるのだという。

カップお気に入り度:★★

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#cup141:神結:神結酒造

神結(かみむすび):神結酒造神結(かみむすび):神結酒造

木馬とうさぎのポップでキュートなデザインが特徴的。カップ酒のデザインとしては、最高ランクのお気に入り。配色も好みの黄色・オレンジ系統。木馬、うさぎ、木馬、うさぎ......とカップの周囲に描かれている(うさぎが正面の写真は、こちら)。

価格、原材料から見て、普通酒だろうと思っていたけど、意外に飲めてしまう。おいしいというわけではないんだけど、味が整っているというんだろうか。調べてみると、本醸造酒だった。香りは、いかにも普通酒っぽいんだけど。味で、まず感じるのは甘み。原材料に糖類が含まれていないので、もともと甘口に作られているんだろう(日本酒度は、マイナスの値だった)。灘ではないけど、兵庫の瀬戸内よりの蔵なので、辛口かと思いこんでいた。

カップお気に入り度:★★★

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#cup140:竹泉 雄町:田治米

竹泉(ちくせん):田治米竹泉(ちくせん) 雄町:田治米

赤と青の竹林が描かれたお気に入りのデザインのカップ酒。以前紹介した「竹泉醇辛」と同じデザイン。「竹泉醇辛」は、緑と茶色を使った落ち着いた色使いだったけど、こっちはもっとポップなイメージ。デザインはいっしょでも色が違うとずいぶん雰囲気が変わるものだ。

「竹泉醇辛」がおいしい酒だったので、こちらにも飲む前からかなり期待。しかも、こちらは純米吟醸。さらに雄町。その上、無濾過生原酒。期待が膨らまないはずがない。で、飲んでみると......まろやかな香りと味の調和のとれたいい酒。期待どおり。甘味がほどよく、アルコールの辛味と相まって、こなれた仕上がり。かなり好みの味だ。原酒とはいえ、16 度という低めの度数であったせいか、飲みやすく感じた。

蔵元の田治米たじめは、元禄 15 年(1702 年)創業の老舗。300 ねんを超える歴史のある蔵ということになる。但馬の山間の町で但馬杜氏が醸す蔵。

The カップ酒 ベストセレクション 900』や『カップ地酒と車窓旅』に、このカップデザインのカップ酒は、「黒松タケカップ」と紹介されていた。しかも、普通酒。しかし、これは純米吟醸酒。キャップにシールが貼られていて、「もしや」と思い、剥がしてみると、「黒松タケカップ」と書かれていた。普通酒用のカップを流用して、純米吟醸酒を販売しているようだ。もしかしたら、普通酒の造りは止めたのかもしれない。

東京では、ほとんど見かけることがなく、入手したのは、大阪の山中酒の店。見つけたときは、うれしかった♪

カップお気に入り度:★★★

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#cup139:高千代:高千代酒造

高千代(たかちよ):高千代酒造高千代(たかちよ):高千代酒造

雪の農村の風景を太めの線でほのぼのタッチで描いたデザイン。意外にありそうでないデザインかもしれない。透明なガラスに白く太い描線に赤字の銘柄名が映える。「雪国のまごころの酒」とある。

味はというと、平板な感じ。新潟の辛口の普通酒を地でいくような味だろうか。甘みはほとんど感じられない。酸も香りもほとんどない。なんとなくこんな味なんじゃないかと思っていたのだが、まさに想像どおり。安売りのカップ酒とはいえ、もうすこしなんとかならないものだろうか。

高千代酒造は、南魚沼、米どころの酒蔵。谷川岳などのある三国山脈の巻機まきはた山(日本百名山のひとつに数えられているようだ)の名水にこだわった造りをおこなっているらしい。高千代酒造は、その水をミネラルウォーターとしても販売していて、「円水」という商品のようだ。ブルーのボトルにいいデザインのロゴがプリントされている。なかなかよさそう。

カップお気に入り度:★★

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伊東にて:正雪・初亀

  • Posted by: maki
  • October 13, 2008 7:58 AM
  • +topics | cup

初亀(はつかめ):初亀醸造・正雪(しょうせつ):神沢川酒造場ひと月ほど前にあまった青春 18 きっぷの消費を兼ねて伊東に遊びにいったときに購入した「正雪」と「初亀」。どちらも静岡の名酒として有名な銘柄(伊東は静岡県でも伊豆半島なので、蔵からはずいぶん離れているけど)。

まず、「正雪」。うっすらと黄色みがかった酒。炭素濾過をしていないのだろうか、なんとも期待のできる色。アルコールの香りがけっこう立っている。甘みもありながら、辛みのおかげかすっきりと切れのある味わい。なかなかいい酒だ。純米酒。カップ酒のラベルは、安藤広重の『東海道五十三次』※の「由井」。

蔵元である神沢川酒造場は、静岡県の由比ゆいにある。由比 + 正雪 = 由井正雪。軍学者であり、江戸前期のクーデター、慶安の変の首謀者(由比出身説がある)。江戸幕府が確立し、それまで戦力として活躍した武士が江戸幕府による諸藩の取り潰しにより浪人となり、政情不安となったころの事件。由井正雪らは、浪人らとともに世直しのためクーデターを起こそうとするが、その計画は露見し、失敗。駿府にて正雪は自刃。しかし、以後、江戸幕府は武力による統治ではなく、シビリアンコントロールに方針転換することとなり、それは奇しくも由井正雪らの望んだ世直しであった......などといったことを思い出したりしながら、味わう。

次に「初亀」。続いての純米酒。こちらも「正雪」ほどではないが、控えめな濾過をおこなっているのか、うっすらとした黄色。銀の地に日の丸に「亀」と書かれたラベル。「正雪」よりもやわらかい味。杜氏は「開運」の土井酒造場同様、能登杜氏。しっかりとした味がありながら、飲みやすいいい酒だ。蔵のある岡部という町は、東海道の宿場町だとのこと(「正雪」の由比よりすこし上方寄り)。初亀醸造は、寛永 12 年(1636)の創業とのこと。かなり歴史のある蔵だ。

※ そういえば、昔は永谷園のお茶漬けに安藤広重の『東海道五十三次』のカードが入っていたけど、もう長らく見かけないなあ。

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#cup138:純米とんぼカップ:泉橋酒造

純米とんぼカップ(じゅんまいとんぼかっぷ):泉橋酒造純米とんぼカップ(じゅんまいとんぼかっぷ):泉橋酒造

通称「赤とんぼカップ」。以前紹介した「純米とんぼカップ」の赤バージョン。イラストを見てみたところ、同じ版のように思われる。のんびりした田舎の風景が郷愁を誘う(でも、蔵があるのは神奈川県)。

ひさしぶりのカップ酒ということで味わって飲む。クセのないすっきりとした味わい。トゲトゲした感じもまったくなく、甘辛酸のバランスのとれた味。どの味が飛び出ていることもない。アルコールがふわっと香る。もうちょっと濃いめの味が好きなんだけど、あっさりめの純米酒が好みの人にはオススメかも。

泉橋酒造は、神奈川県海老名市という首都圏近郊にある酒蔵だが、地場産の米を使った造りや、亀の尾、神力といった生産量の少ない米を使った造りをおこなうなど、特徴のある酒蔵だ。こういう蔵は好感が持てるなあ。

カップお気に入り度:★★

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#cup137:鶴齢:青木酒造

鶴齢(かくれい):青木酒造鶴齢(かくれい):青木酒造

リンドウの花をカップの周囲にあしらったフラワーカップ。イラストの抽象化というか簡略化がいまひとつで、リアル感もなければ、アイコンとしての美しさにも欠けているのが残念。カップ酒のデザインに限定すれば、同じ「鶴齢」なら、以前紹介した普通酒のデザインのほうがいい感じ。

ひさしぶりの新潟の酒。以前飲んだ「鶴齢」は普通酒だったけど、これは本醸造酒。新潟の酒らしく辛口。本醸造酒なので、ある程度アルコール添加されているわけだけど、それをすこし感じてしまうが、基本的には悪くない味。甘みも若干あって、辛口一本槍でないところがいいのかな。蔵の酒造りのポリシーとして、淡麗辛口ではなく、旨味のある酒を醸すことにしているらしいが、こうした普段遣いの酒にもその造りが反映されているようだ。

蔵は、コシヒカリで有名な魚沼にある。あのあたりを電車に乗っていると、広い水田が広がっていて、夏場には緑の絨毯のようで、懐かしい雰囲気。創業は、1717 年(享保 2 年)というから、かなりの老舗。蔵のサイトに「蔵人日記」というブログが併設されているが、見てみると BY20 の造りがちょうど始まったところだった。つい数日前に洗米が始まったそうだ。

カップお気に入り度:★★

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賀茂鶴・純米:鉄板焼き屋にて遭遇

  • Posted by: maki
  • September 4, 2008 11:25 PM
  • +topics | cup

賀茂鶴(かもつる):賀茂鶴酒造夕飯を作るのが面倒で、近くの鉄板焼き屋さんに。飲み物のメニューを見てみると、地酒カップ酒とある。何があるのかを尋ねてみると、「加賀鳶」、「銀盤」、「賀茂鶴」だという。なぜか東京にいるとあまり飲む機会に恵まれない広島の酒ということで賀茂鶴酒造の「賀茂鶴」をチョイス。

とても飲みやすい酒だった。賀茂鶴は、広島の酒処、西条の蔵。「灘の男酒、広島の女酒」という言葉があるぐらいで、甘口の酒かと思うと、そうでもなかった。グラスを出してくれたけど、せっかくのカップ酒なので、そのままカップでいただいた。

何の期待もしてなかったので、ビールかウーロン茶でも飲もうと思っていたら、カップ酒。ちょっとうれしい。ガラスに直接プリントされたタイプはなかったけどね。

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#cup136:明峰喜久盛:信州銘醸

明峰喜久盛(めいほうきくさかり):信州銘醸明峰喜久盛(めいほうきくさかり):信州銘醸

浅間山を中心にした信濃の山々がカップをぐるりと囲むいいデザイン。写真は小さくてわかりにくいかもしれないけど、山の名前と標高がひとつひとつプリントされていて、見ているだけでも楽しいカップ酒。浅間山は、2568 m。プリントされた山の中でいちばん高い。

鼻に抜けるアルコールが、添加された醸造アルコールを感じさせるが、バランスのとれた味わい。普通酒ながら、悪くない。甘みもあり、辛口の酒らしい味もあり。普段遣いの酒としては、けっこういいかもしれない。ちびちびと飲んでいたらあっという間に常温になってしまったけど、常温で飲むのがよさそう。味にふくらみが出る。

信州銘醸と言えば、ここでも紹介した「ろくろ首」や「儀右ェ門」を醸す蔵。普通酒もいいものをつくっているなあ。蔵のある町は、上田市。なるほど浅間山のお膝元。

カップお気に入り度:★★

  • 信州銘醸株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:美山錦・とどろき
  • 精米歩合:麹米 59 %・掛米 65 %

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信濃の酒

  • Posted by: maki
  • August 19, 2008 11:55 PM
  • +topics | cup

信濃の酒ここのところ忙しかったり、体調を崩したりして、更新が完全にストップしていたけど、なんとか再開。

この週末は、2 年ぶりに長野県北の野沢温泉へ。前回同様、上越線で群馬から新潟に入り、そこから長野へ。水上では SL 奥利根号を見たり、越後湯沢では恒例の日本酒試飲とコシヒカリのおにぎりに舌鼓を打ったりしながらののんびり青春 18 きっぷの旅。「日本の原風景」とのキャッチフレーズの飯山線に乗って、戸狩野沢温泉駅へ。接続のバスがなく、2 時間半待ちになるということで、もうすこし先の飯山駅まで。そこで 1 時間待ちで、野沢温泉行きのバスに乗り換え。駅のそばにあった酒屋で、田中屋酒造店の「水尾 純米生貯蔵」を発見し、購入。あわせて、角口酒造店の「北光正宗」も。気づくと、田中屋酒造店も角口酒造店も飯山の地酒。へぇ、この町で造ってるんだ......と感慨に浸る。おまけに、ヤッホー・ブルーイングの「よなよなエール」(国産ビールとしては、かなりお気に入り)も購入。ただし、こちらは佐久の酒。

いつも飲み残してしまう(あるいは、翌日がんばって飲み干すことになる)ので、今回は宿ではほとんど飲まず。でも、ぼちぼち収穫はあった。紙ラベルの「水尾」と既に紹介した「北光正宗」はノーカウントとしても、経由地の高崎、十日町、小諸、軽井沢にて、各 1 本ずつ。

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#cup135:ふじの井:ふじの井酒造

ふじの井(ふじのい):ふじの井酒造ふじの井(ふじのい):ふじの井酒造

ブルーを基調にした、涼しげなすっきりとしたカップデザイン。青地の部分は、透明度の残るもので、それが余計に涼しげなイメージを与える。銘柄名や「Fuji Cup」の文字は、白くプリントされているけど、山の部分にはプリントがされておらず、ガラスそのままの透明。この組み合わせがいい。プリントされている部分を手で触ってみると、すこしざらつきを感じるが、よく見ると縦横に走る繊維が見てとれる。プリントスクリーンの技術でプリントされているのがよくわかる。

すっきり辛口。すこし苦味が感じられる。普通酒にありがちな平板な味。チーズをつまみにしたら、よくあう。

蔵のサイトを覗いてみると、「高橋留美子展」の開催告知とが目立つ。調べてみると納得。この蔵では、地元新潟県出身の高橋留美子にラベルデザインをしてもらった酒を造っているらしいのだ。「酒蔵一刻館」というブランドで、「大吟醸 めぞん一刻」という酒を醸しているようだ。そういえば、『めぞん一刻』の主人公の管理人さんのエプロンに描かれたひよこ(ピヨピヨというらしい)のプリントされた利き猪口がついた日本酒のセットがあるというのは聞いたことがあったが、ここの蔵だったか。『うる星やつら』のラムちゃんの描かれたラベルの商品もあるみたい。

カップお気に入り度:★★

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いただきもの:武甲正宗と秩父錦

  • Posted by: maki
  • August 6, 2008 4:41 PM
  • +topics | cup

武甲正宗と秩父錦週末の度に秩父巡礼などをしている H さんからのいただきもの。秩父エリアは、行っていけない距離ではないけど、なかなか足が向かなかったので、ありがたい。特に「武甲正宗」は欲しかったものなので、うれしい♪ カップの裏には、秩父音頭の歌詞がプリントされている。

「秩父錦」は、以前紹介したものだけど、そのときに紹介したものとは、逆版(青地に白文字)なので、これもうれしい。中に入っている酒も違うのかも。

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#cup134:白真弓・歓杯:蒲酒造場

白真弓 歓杯(しらまゆみ かんぱい):蒲酒造場白真弓 歓杯(しらまゆみ かんぱい):蒲酒造場

青地にいい感じの書体で「歓杯」とある。ふつう、「カンパイ」と言えば、「乾杯」と書く。杯を飲み干すという意味なんだろうけど、「歓杯」とあるのを見ると、こっちのほうがなんかいいような気がする。こっちのほうが楽しそうなイメージが濃厚。実は、写真を撮り忘れてしまったんだけど、このカップの裏側には、祭りの様子が描かれている。版画風のタッチで、「起こし太鼓」とある。調べてみると、飛騨地方の春の祭りで、白鉢巻、白足袋、木綿の白いさらしで身を固めた半裸の男たちが櫓の上の太鼓を叩くという勇壮な祭りのようだ。

味のほうはというと、意外に甘味のある酒。平板な味ではあるが、飲みやすい。舌の上で味わうと、そこそこ味が感じられる。普通酒クラスとしては、まずまずのクオリティ。

主力銘柄の「白真弓」は、飛騨の枕詞だとのこと。

しらまゆみ 斐太の細江のすが鳥の 妹に恋れか いをねかねつる

......という歌が万葉集に収録されているらしい。「斐太」 = 「飛騨」なんだろう。飛騨の古川の人の気質を表現する「やんちゃ」を銘柄名にしたものもある。この蔵では、「じゃんぱん」という純米酒発泡酒も造っているらしい。発泡といえば、よくあるのは発泡にごり。でも、この「じゃんぱん」は、どうも清酒っぽい。他にも、「吟こぼれしゅわしゅわ」、「はてな」、「あまずっぱ~くて白い酒」、「とろ~りとろ~り夏生原酒」......などというユニークな銘柄名も。

カップお気に入り度:★★

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#cup133:豪華 生一本:皇国晴酒造

豪華 生一本(ごうか きいっぽん):皇国晴酒造豪華 生一本(ごうか きいっぽん):皇国晴酒造

これもお気に入りのデザイン。タイプとしては、「歡の泉」に近い。ショートタイプのフラワーカップ。こんな感じのデフォルメされたフラワーカップは、なんかレトロ感が漂っていて、そのあたりが好きなんだろう。

甘味の中にもキレのよさが残る味わい。すっきりとした飲み口で、濃い味のつまみに合いそう。そう思って、さつま揚げと昆布の甘辛い炊き合わせを用意。よくあった。

皇国晴みくにはれ酒造は、富山の黒部にある蔵。北アルプスから一気に駆け下りる黒部川の豊かな地下水を利用した造りをおこなっているらしい。黒部の街は、湧水に恵まれているらしく、市内の随所に湧水が見られるらしい。皇国晴酒造は、社の敷地内に湧水があるようだ。このカップ酒は、某 EC サイトでは「幻の瀧」という皇国晴酒造の主力銘柄で紹介されていたが、この商品の正式な名称かどうかがよくわからないので、キャップにプリントされていた商品名で記載(後の調査で、「豪華 生一本」が正式名称と判明)。

カップお気に入り度:★★

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#cup132:秋鹿:秋鹿酒造

秋鹿(あきしか):秋鹿酒造以前紹介した「秋鹿」は、純米酒。今回のものは純米吟醸酒。純米酒の「秋鹿」は、牡鹿と牝鹿がプリントされたものだったが、この純米吟醸酒には、子鹿もプリントされている。さらに大きな違いとしては、豊かに実った稲穂がカップの下の方に描かれている点。ちょっと絵がごちゃごちゃっとしてしまっている気もするけど、かなりお気に入りのデザイン。

辛口。適度な酸味と苦味が辛口の酒にボディを与えている。しかし、まろやかな味わいが感じられ、全体の調和を保っている。

このカップ酒は、全量山田錦。吟醸酒の王道。無農薬の自社田で育てた山田錦を使ったものかどうかはわからないけど、贅沢な一品。この時期は草取りが大変そうだ。

カップ酒の記録をつけはじめてから 1 年。一周年記念で、お気に入りのレアカップ酒。これは、大阪の山中酒の店。前から、「秋鹿」にはデザイン違いの純米吟醸酒のカップ酒があると聞いてはいたが、大阪まで足を伸ばしてようやく入手できた一品。2 本買って、一本は「」のマスターのお土産に。

カップお気に入り度:★★★

  • 秋鹿酒造有限会社
  • 種別:純米酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:16 - 16.9 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹
  • 使用米:山田錦
  • 精米歩合:60 %

こちらが、この純米吟醸酒。
秋鹿(あきしか):秋鹿酒造秋鹿(あきしか):秋鹿酒造秋鹿(あきしか):秋鹿酒造

こっちが通常商品の純米酒。
秋鹿(あきしか):秋鹿酒造秋鹿(あきしか):秋鹿酒造

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#cup131:石鎚:石鎚酒造

石鎚(いしづち):石鎚酒造石鎚(いしづち):石鎚酒造

以前紹介した「石鎚」のデザイン違いのバージョン。四国の名峰、石鎚山周辺の山々の水の恵みを受け、街のいたるところで湧き水が見られる西条の親水公園の噴水を描いたもの。前に紹介したものには石鎚山らしき山が描かれていたが、今回のものには山は描かれていない。残念ながら、磨りガラスをベースにしたものなので、デザイン的には好きなものではない。

ふくらみのある味。雑味なし。若干、甘みが感じられるが、それ以上に旨口の酒といった印象。無濾過・純米のおかげか。重厚感はあるが、鈍重ではない。前のものと同様、このカップにも詳細データがのラベルが貼ってあった。中身は同じものなんだろうけど、書かれていることは違っていた。ラベルいわく、

華やかな吟香と押し味のある酸味が調和した味幅のあるすべてに手仕事の純米酒です。

......とのこと。

これも前回同様、池袋の東武百貨店で購入。

カップお気に入り度:ー

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#cup130:御代櫻・純米:御代櫻醸造

御代櫻(みよざくら)純米:御代櫻醸造御代櫻(みよざくら)純米:御代櫻醸造

以前、この蔵の普通酒を紹介したが、きょうのカップ酒は、同じ「御代櫻」の純米酒。パンダのデザインということで、けっこういろいろな店で扱っているのを見かけるが、それは普通酒バージョン。このパンダカップの純米酒バージョンは、笹が緑色でプリントされていて、いいアクセントになっている。パンダのイラスト自体も、この純米酒バージョンのほうがいくぶんかわいいような。

辛口。純米酒ということで、期待して飲んでみたが、思いの外ふくらみに欠ける印象。雑味はなく、悪くはないいのだが、もうひとつといったところ。個人的な嗜好の問題か。甘辛い肉じゃがなんかには合いそう。これといったつまみが見当たらず、冷奴をあてにしてみたが、いまいち。普通酒の日本酒度が +1.0 だったのに対し、この純米酒は +6.5。かなり辛口。

蔵のサイトを見たところ、日本酒以外にも焼酎を造っているようだ。他にも造りに使った酒粕で漬け物を作っているようで、これはおいしそう。「御代櫻」にあうんじゃないかなあ。

このカップ酒は、山中酒の店で買ったもの。なんせ流通量が少ないようで、手に入れるにはちょっと苦労した。

カップお気に入り度:★★

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#cup129:北アルプス:福原酒造

北アルプス(きたあるぷす):福原酒造白とパステルカラーっぽい黄緑色で北アルプスの山々を描いたデザインのカップ酒。まあさほどおもしろいデザインでもない。「北アルプス」の銘柄名の横には、紀行文のようなものがプリントされている(写真ではほとんど読み取れない)。

普通酒だろうから平板な味なんだろうと思っていたら、意外にそうでもない。酸味と苦みを感じる辛口の酒。ちょっとキレが悪い気がする。

この蔵元、ほとんど情報がない。いつも頼りにしているカップ酒のガイドブックにも掲載されていないし、検索エンジンで調べても蔵に関する情報らしきものはほぼ皆無。

カップお気に入り度:★

  • 福原酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup128:北光正宗:角口酒造店

北光正宗(ほっこうまさむね):角口酒造店北光正宗(ほっこうまさむね):角口酒造店

この手の白地プリントで文字が抜きになっているものは、キレイに撮影することができないのが残念だけど、このカップはかなりお気に入りのデザイン。「北光」と中央に大書。その脇を固めるように小さな文字で左に「正」、右に「宗」。「北光」の上には、北斗七星。この北斗七星がいい。日本酒のデザインに天体が使われることがない中で、北斗七星を選んだというのがなんともいいセンス。

香りからして「正宗」の名のとおりの辛口らしい印象。しかし、口に含んでみると、ほんのすこし甘味を感じるかな。普通酒ながら、しっかりとしたボディの感じられる酒。

この「北光正宗」を醸す角口酒造店は、長野県の北の果て。温泉はもちろんスキーでも有名な野沢温泉の近く。野沢温泉は新潟との県境に近く、以前、野沢温泉を訪れた際にも、新潟側から入ったのを思い出す。鍋倉山のブナの原生林を源にする良水と涼冷な気候、県産の金紋錦や美山錦、しらかば錦などの酒米を使った造りをしているようだ。

カップお気に入り度:★★

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#cup127:木曽路:湯川酒造店

木曽路(きそじ):湯川酒造店木曽路(きそじ):湯川酒造店

ワンカップ大関タイプの青地に白の文字を配したトラッドなデザイン。「木曽路」の銘柄名の横の三角形が、蔵のある南信州・木曽エリアの山々を表しているものと思われる。

甘口の酒。普通酒らしい平板な味わいの酒なので、冷酒ならいいが、常温以上だとすこし甘過ぎるかも。とはいえ、飲みやすくて、常温になるまでに空になってしまった......。

創業は古く、慶安 3 年(1650 年)とのことだから、江戸時代の初期。当主は、15 代目だとのこと。木曽路の藪原宿にて長らく酒を醸している蔵だそうだ。「平成の名水百選」に選ばれた水木沢の原生林に源を発する名水で造りをおこなっているらしい。篤農家の協力により「ヨネシロ」(食糧米)を栽培し、酒造りに使ってみるといった地酒蔵ならではの地道な取り組みをおこなっているようだ。「ヨネシロ」の栽培が始まったのは、2007 年のことだから、今年の出荷分には、この米を使った酒が「燦水木さんみずき」として出荷されたらしい。その植え付けと瓶詰めには地元の小学生も参加。瓶詰めした酒は、彼らが成人するまで蔵で保管されるらしい。参加したのは、小学 6 年生だということだから、8 年ものの古酒になっているわけか。なかなかいいエピソード。蔵元の長女が蔵人として造りに参加しているというのもファミリービジネス(家業)としての日本酒造りらしいエピソードでいい。

カップお気に入り度:★★

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#cup126:通潤:通潤酒造

通潤(つうじゅん):通潤酒造通潤(つうじゅん):通潤酒造

つばきの花をあしらったフラワーカップ。花のイラストの色の濃淡を表現するために、色の薄い部分を小さなドットのアミかけで表現しているが、どうもこういうのは苦手だ。ガラスプリントの特色を活かしたベタで勝負してほしい。この蔵は、何種類ものフラワーカップを出しているので、コンプリートできるかどうか......。

三倍増醸造酒らしい味かと思ったら、そうでもない。甘味より酸味が強いようだ。すこし雑味があるかな。日本酒度的には、辛口。

この「通潤」を醸す通潤酒造は、日本でもかなり南部の熊本県。九州のちょうどまんなかあたりにあるようだ。この辺りで蔵を構えながら、焼酎は造っていないようだ(九州県下の酒造メーカーは、日本酒だけでなく、焼酎も造っているところが多い。おそらく、そちらの方が売れるのだろう)。くまもと酵母とも呼ばれる協会 9 号酵母を使った、吟醸酒も醸しているようだ。

カップお気に入り度:★

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#cup125:七笑:七笑酒造

七笑(ななわらい):七笑酒造七笑(ななわらい):七笑酒造

濃い青地に「Sake Cup」と大書。隅に「七笑」。シンプルなワンカップ大関スタイルのデザイン。この青の濃さとすこしかすれたような「Sake Cup」の書体がお気に入り。長野県では広く流通している(「真澄」もかなり流通しているが、「七笑」のほうが上かも)酒のようで、県下ほぼどこに行っても入手可能。ただし、出回っているもののほとんどは長野県らしく、紙カップのものがほとんど。本場の木曽エリアでようやくガラスのカップ酒を買うことができた。

甘味控えめ、アルコールの香りが漂う普通酒らしい味。長野県民の普段遣いの酒といったところだろうか。

銘柄名の「七笑」とはなんだろうと思っていたのだが、地名らしい。平安時代の木曽義仲が幼少時代を過ごした縁のある地だという。蔵のサイトは、いかにも大手地酒酒造会社っぽいつくり。主力商品は、ほとんど日本酒だが、少量の焼酎も造っているようだ。その銘柄名は木曽らしいもので、「なんちゃらホイ」。

カップお気に入り度:★★

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#cup124:月吉野:若林醸造

月吉野(つきよしの):若林醸造月吉野(つきよしの):若林醸造

背景色なしで、銘柄名「月吉野」と大書。よくあるパターン。「郷土の酒」と書かれているのがいい。

日本酒の味の要素は、甘辛酸苦とあるが、すこし苦味が前面に出てきているような。あとは甘味。すこしアンバランスな感じ。全体的には昔ながらの日本酒の味。

蔵のサイトもないし、あまりいいデータも拾えず......。蔵のあるのは、長野県上田市。別所温泉のそば。別所温泉に遊びにいったときに、土産物屋で購入したもの。上田市の中心部から、この別所温泉までは上田電鉄という私鉄が走っていて、のどかな風景の中、古い車両がごとごとと進んでいく。別所温泉駅は、なんともレトロな駅舎でいい雰囲気。

カップお気に入り度:★

  • 若林醸造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup123:今錦:米澤酒造

今錦(いまにしき):米澤酒造今錦(いまにしき):米澤酒造

昔の少女マンガの背景のような薔薇が全面にあしらわれたデザイン(薔薇ではない花も描かれているけど)。カップ酒のデザインには、植物がモチーフになっている、いわゆるフラワーカップというものはよくあるが、もっと「和」な雰囲気の植物がよく用いられている中で、薔薇というのは珍しい。華やかなデザインでありながら、花を小さめに描いていることでバランスがいい感じ。

濃いめの味でまろやかさがある。さほど濾過をしていないのか、うっすらと黄色い色が残っている。まろやかさの中に甘みが感じられる。けっこう好きな味。

蔵は、南信の伊那谷にある。南アルプスからの軟水の湧水を仕込み水に使っている。銘柄名の由来がおもしろく、先祖に地方相撲の力士がいて、そのしこ名からとったものだという。

木曽路を旅しているあいだに立ち寄った酒屋で遭遇したカップ酒。

カップお気に入り度:★★

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#cup122:松の寿:松井酒造店

松の寿(まつのことぶき):松井酒造店松の寿(まつのことぶき):松井酒造店

シンプルかつトラッドな和なデザイン。「松の寿」の松を意識しての緑色なんだろう。悪くない。

どんな味かなと口に含んでみると、甘口の酒(日本酒度は、+の値だというデータもあるので、)。糖類添加とは書いてないから三倍増醸造酒ではないんだろうけど。日本酒らしい旨味はあまり感じられないが、思いのほか味はある。喉を通りすぎるころには、その味も消えていく。とはいえ、淡いわけでもなく、表現が難しい味。

江戸時代末期の慶応元年(1865)創業の蔵。新潟杜氏であった初代・松井九郎治が名水を求めて栃木に渡り、蔵を始めたというおもしろいエピソードがある。蔵の裏手の杉林から湧き出る超軟水の湧水が松井九郎治の求めた水だったということらしい。この蔵は、社長が杜氏を務める蔵。いわゆる「蔵元杜氏」なわけだけど、この社長兼杜氏が初の「下野杜氏」らしい。

カップお気に入り度:★★

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#cup121:宮の雪:宮崎本店

宮の雪(みやのゆき):宮崎本店宮の雪(みやのゆき):宮崎本店

しばらく青を使ったカップが続いたので、気分を変えて赤いカップを紹介。何の花だかわからないけど、赤い花があしらわれたデザイン。桜の花のデザインのカップもあるようだ。

味は......残念ながらお世辞にもいいとは言えない。キャップを開けると、アルコールの香りがまず感じられた。酒の香りではなく、アルコールの香り。ある程度アルコールが飛ぶと、水っぽい香りに。口に含んでみても、薄い味わい。糖類・酸味料添加の三倍増醸酒的な味。

この蔵の稼ぎ頭は、おそらくキンミヤ焼酎。なかなかステキなラベルが印象的なこのキンミヤ焼酎は、老舗の大衆酒場でよく扱われている焼酎ということで、最近は人気銘柄らしく、スーパーとかでも扱っていたりするぐらい。焼酎は、泡盛をたまに飲んでいた時期があるぐらいで、ほとんどわからない......。

カップお気に入り度:★★

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カップ酒マーケティング:その弐

AtoZ Cup House:六花酒造前回に引き続き、カップ酒マーケティングについて考える。

  1. 自分の活動圏内の酒屋で「龍力」の別商品(四合瓶)を発見し、入手し、飲んでみる
    実は、ここの部分がなかなか難しい。いままでにいろんな酒販店を回ってみたけど、地酒のカップ酒を揃えているところなんてのは、そうそうない。こだわったセレクションの酒販店には、各地の地酒はあっても、カップ地酒まで取り揃えている店は、ほとんどないといっていい。観光地であれば、土産物屋にカップ地酒を置いている店は若干あるけど、その地元のカップ地酒以外はほとんどない。そんな環境の中で、これはと思ったカップ地酒をピンポイントで手に入れるのは難しいこと。インターネットでの通信販売という手もあるけど、1 本だけカップ地酒を買うというのは、送料の方が高くついてしまって、躊躇してしまう。
  2. 「龍力」の四合瓶は、おいしかった
    これは、3. 「龍力」カップ酒を入手し、飲んでみる......と同じで、やはりおいしくなければ、次の購買にはいたらない。これはごく自然のなりゆき。
  3. 「龍力」は、おいしい......という認識に至る
    かくして、カップ酒をトリガーとして、「龍力」 = おいしい......というブランドイメージが確立。
  4. また買ってみてもいいな......と思う
    ブランドイメージが確定すれば、あとはどうやって定期的に購入してもらうかという段階に入る。

これまでの経験で、「おいしいカップ酒を出している蔵の上位クラスの酒はおいしい」という原則は間違いない。「おいしくないカップ酒を出している蔵の上位クラスの酒にもおいしいものはある」というのも間違いない。それは同時に「おいしくないカップ酒を出している蔵の上位クラスの酒もおいしくないこともある」ということも意味している。しかし、「おいしいカップ酒を出している蔵の上位クラスの酒はおいしい」が正しい以上、これをトリガーにして、さらにその蔵の酒に興味を持ってもらうというのは「あり」なのではないだろうか。この線でのマーケティングは実践されていて、小瓶にいろんな蔵の銘酒をボトリングして流通させるという手法(関連記事:その壱その弐)。こうした商品を扱っている店は、概ねこだわったセレクションを誇る酒販店なので、これらのミニボトルをトリガーに四合瓶や一升瓶に購買がエスカレートするということは十分にあるだろう。

さて、最後に残された問題。

  1. カップ酒に興味を持った

......である。小瓶に上質の日本酒をボトリングして売るのもひとつの手。店に並んでいると、どれがいいかな......と迷いながら商品を選ぶことができる。失敗しても痛い金額ではないのもポイント。また、この記事に掲載した写真にあるように特徴的な商品を作るのも手(奈良美智のイラストをプリントした六花酒造のカップ酒セット)。日本酒に興味はなくても、手に取ってみるというアクションにはつながるかもしれない。ただ、こうした商品の流通形態は、かなりシチュエーションが限定される。これに対しては、コンビニでいままでにない商品形態で流通させるという手がある。しかし、残念ながらあまりおいしいものとは言えなかった......。とはいえ、いままで日本酒に興味のなかった人の目に触れさせるチャンスにはなるかもしれない。結局レジに持っていくのは、ビールかもしれないが......。

質の高い地酒は、手作りの作業工程が多く、大量生産に向かない。そのためコンビニなどで大量販売するのは難しい。でも、これが数量限定のインターネット通販だったらどうだろう。例えば、味重視で厳選したカップ酒を 10 本セットに。実際に飲み比べセットなんて商品も存在している。そのセットにいちばんおいしかった蔵の酒が四合瓶でついてくるというカスタマイズ的な要素を加えてみるとどうだろう。どこに住んでいても買えて、通信販売につきものの送料もある程度抑えることができる。カスタマイズで選んでもらう 1 本を指定してもらうときに、カップ酒 10 本のベスト 10 を選んでもらうというのもいいかもしれない。その好みに合わせて、ソムリエ的にオススメの 1 本を(10 本のカップ酒にこだわらず)フォローアップとして提示する......という手法もあるかもしれない。

......などと、いろいろ妄想。日本酒の凋落ぶりを見るにつけ、手遅れかと思わなくもないが、そういった中でもがんばっていい酒を醸している蔵も増えてきているという状況もある(代替わりして路線変更するというパターンも少なくない)なかで、なんとかならないものかな......と思うのだ。

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#cup120:若鹿:舟木酒造

若鹿(わかしか):舟木酒造若鹿(わかしか):舟木酒造

以前紹介した「秋鹿」が「バンビカップ」と呼ばれているが、こちらのカップは、「青バンビ」と呼ばれている。ちょっとレトロな雰囲気のかわいらしさの感じられる鹿のイラスト。地元には、青だけでなく、他のカラーリングのカップも存在しているとウワサもあり......。キリ番なので、ちょっとかわいめのカップを。

うすっぺらい普通酒っぽい味かなと思って飲んでみたら、意外にそうでもない。しっかりとした味のある酒。でも不思議に水っぽい感じもしないでもない。なんだろう......。香りは弱いかな。辛口。

地元の霊峰白山を起源とする九頭龍川の伏流水と県産米を使った造りをおこなっている。前任の杜氏の跡を継ぐ若き杜氏が、「若鹿」をはじめとした「越前」、「北の庄」、「福の國富成喜」といった特定名称酒を醸す。

カップお気に入り度:★★

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カップ酒マーケティング:その壱

龍力・カップ酒(本醸造酒)と龍力・特別純米しぼりたてカップ酒は、180 ml の容量で、低価格でいろいろな銘柄を楽しめるもの。灘・伏見を中心とした大手酒造メーカーのカップ酒は日本各地に浸透している。地方のコンビニに行ってみても、地酒のカップ酒はなくとも、大手酒造メーカーのカップ酒は置いてある......なんてことはとてもよくある。マスを相手にしたマーケティングおよびロジスティクスでは、こうした大手酒造メーカーが圧倒的に有利なのは間違いない。ロジスティクスのためのインフラストラクチャーも充実しているし、マーケティングにかけられる資金もある。さらに、全国隅々に流通させるだけの生産量もある(小さな蔵の年間生産量を大手酒造メーカーだと数時間で生産してしまう......という現実がある)。

地酒のカップ酒を飲んでいて感じるのは、「同じ蔵の純米酒クラスだともっとおいしいものもあるのになあ......」ということ。カップ酒だけを飲んでいるわけではないので、そう感じたことは何回もある。カップ酒に充填されるのは、基本的にはその蔵の最低クラスの酒であることが非常に多い。至酔飲料(飲んで酔えればいいや......という飲みもの)としてのポジショニングであればそれでもいいかもしれない。地元の人が、ちょっと出かけるときに買い求める酒としてのやさしい価格帯の商品というポジショニングもありだろう。

今回の話題は、これをその蔵が自信を持って飲んでもらいたい酒を売るためのマーケティングツールとしてカップ酒をとらえた場合に、カップ酒はどうあるべきか......ということ。

たとえば、「龍力」。これは、いままでに飲んだ本醸造酒クラスのカップ酒ではいちばんのお気に入りのもの。これを飲んで、「龍力」のポテンシャルを感じた。それによって、本田商店の別の酒も買って、楽しんでいる。このプロセスを分解してみよう。

  1. カップ酒に興味を持った
  2. インターネットで調べてみると、「龍力」というカップ酒は、dancyu でもオススメのハイクオリティのものらしい......ということがわかった
  3. 「龍力」カップ酒を入手し、飲んでみる
  4. 「龍力」カップ酒は、おいしかった
  5. 自分の活動圏内の酒屋で「龍力」の別商品(四合瓶)を発見し、入手し、飲んでみる
  6. 「龍力」の四合瓶は、おいしかった
  7. 「龍力」は、おいしい......という認識に至る
  8. また買ってみてもいいな......と思う

いささか個人的体験に過ぎるかもしれないが、この中にはカップ酒をサンプラーとしたマーケティングツールとしての活用法が潜んでいると思う。順番どおりに話していきたいのだが、1 がもっともハードルが高いように思うので、2 から。

  1. インターネットで調べてみると、「龍力」というカップ酒は、dancyu でもオススメのハイクオリティのものらしい......ということがわかった
    最近のマーケティング理論で言うところの AISAS の I = Interest、S = Search あたりになるのだろうか。S が I を増幅することもあるだろう。人は未知なるものに挑戦することに対しては、保守的な場合が多いので、何らかのオーソリティ(雑誌などのメディアや権威者)による紹介というトップダウン型、ないしは不特定多数のコメントなどのボトムアップなオピニオンが利用できそうだ。日本酒の人気自体が底打ち状態なので、この場合はボトムアップを狙うにしても、なんらかのトップダウンのマーケティング施策を打つ必要がありそうだ。
  2. 「龍力」カップ酒を入手し、飲んでみる
    ここもけっこうハードルが高い。なぜならば、「龍力」を買うことが難しいから。もちろん近所で売ってなくても、通信販売はできる場合も多い。しかし、通信販売するにしても、1 本や 2 本買ったところで、送料の方が高くついてしまう。ここで 2 のオーソリティに登場していただく。カップ酒ソムリエのチョイスで「ベストセレクション 10 本セット」みたいなパッケージ商品にしてしまう。現地に行かないと手に入らない地酒カップもけっこうあるので、このパッケージでないと通信販売では手に入らない......という限定もの的な手法もありかもしれない。
  3. 「龍力」カップ酒は、おいしかった
    ここがいちばん肝心。おいしくなければ、なにひとつ始まらない。カップ酒は、おいしくないものが多すぎる。ここまでで 120 本近くのカップ酒を紹介してきて、「これならば人に薦められる」と個人的に感じたものは、わずかに 11 本。10 % 未満。ここはひとつ蔵にがんばっていただて、「お?」とコンシューマーに思ってもらえるようなおいしい酒を詰めたカップ酒を作っていただきたいものだ。本醸造酒、純米酒クラスあたりがよさそう。

長くなったので、続きは次回

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#cup119:自然郷・さわやか:大木代吉本店

自然郷・さわやか(しぜんごう・さわやか):大木代吉本店自然郷・さわやか(しぜんごう・さわやか):大木代吉本店

太い線で描かれた酒蔵のイラスト。きっとこの蔵を描いたものなんだろう。イラストの上の

酒造最盛期は 11 月中旬頃から 3 月下旬頃までです。酒蔵見学にどうぞお立ち寄り下さいませ。

......という酒蔵見学のお誘いのコピーがおもしろい。

キャップを開けると、ほとんどその縁まで酒が入っていた。そろーりと開けたのでよかったけど、不用意に開けるとこぼれちゃいそう。しばらく普通酒が続いていたので、この本醸造酒がおいしく感じる。舌の上で吟味するまでもなく感じる味の濃さ(特別濃い味というわけではないんだけど)。冷酒から飲みはじめて、常温に近づくにつれ、味がはっきりしてきた。甘すぎず、辛すぎず。

この蔵は、「蔵の素」や「こんにちは料理酒」という料理酒で有名らしい。各種メディアでも取り上げられたみたいで、EC サイトでも扱っている店がけっこうある。料亭向けに醸していたものが、「料理がおいしくなる料理酒」ということで、人気になったらしい。アミノ酸の含有量が多く、旨味の濃い料理酒に仕上がっているとのこと。飲み残しの酒を料理酒に転用するというのはよくやるけど、これではアミノ酸不足。市販の料理酒は、アミノ酸(たぶん、うまみ調味料)は含有されているけど、飲んでもおいしくない(塩分も添加されているし)。しかし、ここの料理酒は飲んでもおいしいものであるらしい。純米仕込みの料理酒。興味あるなあ。本物志向の酒造りを基本に、昭和 40 年代から純米酒造りに取り組み、地元の篤農家との酒米の有機栽培をおこなったり、社員による酒米作りにも取り組んでいるようだ。

カップお気に入り度:★★

  • 合名会社大木代吉本店
  • 種別:本醸造酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup118:秩父錦:矢尾本店

秩父錦(ちちぶにしき):矢尾本店秩父錦(ちちぶにしき):矢尾本店

ワンカップ大関の逆版のような白地に青文字のシンプルなデザイン。手抜きと言えば手抜きなんだろうけど、嫌いではない。カップの裏側に「チチブニシキカップ」とカタカナ表記で銘柄名が書いてあるのが、なんかかわいい。カップ酒には、ちょくちょくこういうカタカナ表記を見かけるんだけど、伝統なんだろうか......。これは、普通酒だけど、本醸造酒のカップ酒もあって、そちらは青地に白文字。

味は、よくある感じのもので、辛口。全体的に淡い印象。香りは、昔ながらの日本酒の香りを薄くしたような感じ。舌の上で味わってみても、やはりぼんやりとした印象が拭えない。

矢尾本店は、矢尾グループの中核をなす酒蔵のようだ。創業 260 年というから、けっこうな老舗蔵。グループは、百貨店や葬祭場、家電量販店なども運営しているというから、元は秩父の豪農出身の旧家だったりするのかな。日本酒をメインに、焼酎とワインも醸している。

いつか秩父エリアに足を伸ばして、カップ酒探しの散策にでも行こうかと思っていたのだが、意外に大阪のとある店に陳列してあったので、そこで購入。

カップお気に入り度:★★

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#cup117:米鶴:米鶴酒造

米鶴(よねつる):米鶴酒造米鶴(よねつる):米鶴酒造

スキーヤーの絵や雪の結晶など雪国を思わせるデザイン。山形なので、蔵王のイメージだろう。その横には花笠を持った女性の絵。花笠を使った山形のお祭りでもあるのかな......と探してみたら、あった、あった。そのまんまの「山形花笠まつり」。オフィシャルサイトを見てみたが、地元の伝統の祭り......というわけではないらしい。それはともかく、地方の風物詩を扱ったデザインということでお気に入りの範疇。山形のお隣の上山温泉の共同浴場の休憩室にもたくさんこの空きカップがあったことも記憶に新しい。

このカップ酒は、伊勢勇で買ったもの。糖類、酸味料を添加した酒ということだが、伊勢勇が販売する唯一のカップ酒ということで、期待して飲んでみる。キャップに「醇成」と書かれているが、そのとおりに濃醇な味。香りの強い、辛口の刺激的な味わい。普段遣いの酒としては、なかなか悪くない。

主力銘柄の「米鶴」だけでなく、亀の尾や亀の尾をベースに独自開発した亀粋を使った純米大吟醸酒「亀の尾」や「亀粋きっすい」、「うきたむ」、「まほろば」、「自然流じねんりゅう」など、かなり銘柄の多い蔵。「巨匠」や「F1」(市販の吟醸酒の走りだそうだ)、「盗み吟醸」といったユニークな銘柄もある。蔵の歴史は、300 年。創業は、元禄年間だとのこと。

カップお気に入り度:★★

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#cup116:吟醸初花:金升酒造

吟醸初花(ぎんじょうはつはな):金升酒造吟醸初花(ぎんじょうはつはな):金升酒造

カップの全周囲に犬のイラストが描かれているユニークなデザイン。「わん」と吠えているダルメシアンらしき犬もいる。これがホントの「ワン!カップ」ということか。蔵のサイトが工事中だったので、このカップデザインにまつわるエピソードなどを調べることができなかった。猫のイラスを使った、「にゃんかっぷ」もあったな。

ひさしぶりの新潟の酒。新潟の酒ということで「また淡麗辛口か?」と思いきや、けっこう甘みが感じられる(日本酒度は、プラスの値なんだけど)。味はすっきり。淡麗甘口といったところだろうか。吟醸酒だということなんだけど、吟醸香はさほど感じられない。

あまり詳しい情報が入手できてないけど、この蔵の酒は、飯豊山の伏流水を使った造りをしているということ。新潟といっても新発田なので県北部。山形の蔵も新潟県北部のこの蔵も同じ山を源とする水を使っているのかと考えるとおもしろい。たまに見かけるヨーグルトと純米酒から作った異色の酒「ぐるっ酒」(リキュールになるのかな)もこの蔵で作られたもの。

カップお気に入り度:★

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#cup115:窓乃梅:窓乃梅酒造

窓乃梅(まどのうめ):窓乃梅酒造窓乃梅(まどのうめ):窓乃梅酒造

中央にかなり大きな梅の花をあしらった通称「MADO CUP」こと「梅乃花」。淡い色使いなのでさほど鬱陶しくも感じないけど、もう少し小さい方がバランスがいいんじゃないのかな......と思う。でも、悪いデザインではない。このデザインを「絞り梅」と呼ぶらしい。

どんな味かな......と飲んでみると、甘い! 冷酒で飲んでいるおかげか、まだこの甘みがこの程度ですんでいるのかも。香りはあまり感じられない。舌の上で味わうとなんだか不思議な味がする。しばらく待って、常温で飲んでみたところ、いわゆる三倍増醸造酒の「甘くてべたべたする」と言うほどではないレベルで、甘くて甘くてどうしようもないというわけではなかった。でも、あまり酒を飲んでいるような感じでもなかった。蔵のサイトには、

やや甘口で、味付けの濃い九州の「食」にあう酒質。

......とあった。そうか、そういうものと合わせればいいのかも。

「窓乃梅酒造」は、九州の酒どころ、佐賀県の蔵。九州の蔵にはよくあることだが、この蔵もご多分に漏れず、焼酎も主力商品のひとつらしい。蔵の歴史は、かなり古く、元禄元年(1688 年)だとのこと。佐賀で現存する最古の酒蔵らしい。藩の余剰米を用いた酒造りを源にしている。風にあおられた梅の花びらが、蔵の窓から入り込み、仕込みの最中の桶に入り込んだ。これは一大事と蔵人は桶に駆け寄るが、とき既に遅し。桶の中は一面の花びら。しかし、その酒を飲んでみると意外にもとても美味であった......という江戸末期のエピソードを元にこの「窓乃梅」の銘柄名としたらしい。

カップお気に入り度:★★

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#cup114:大雪渓:大雪渓酒造

大雪渓(だいせっけい):大雪渓酒造大雪渓(だいせっけい):大雪渓酒造

山の姿を水色と白で描いたさわやかなデザインのカップ酒。蔵から見える北アルプスを描いたもの。中央に大書された「大雪渓」の銘柄名の脇に書かれた「山の酒」の文字がいい。長野ではスーパーとかでもけっこう簡単に手に入るが、その多くは以前紹介した紙カップのタイプ。ガラスのカップの方が好きだけど、「大雪渓」に関しては、紙カップのほうがインパクトがあって、いいデザイン。

山の清水を思わせるさらりとした酒。淡麗辛口。アルコールの香りがツンとくるが、味のまとまりは悪くない。

県産の酒米と北アルプスの清冽な伏流水を使い、普通酒クラスの酒の造りも手を抜かないという姿勢で取り組んでいるとのこと。「大雪渓」は地元の名山、白馬岳の雪渓に因んで命名したものだそうだ。

カップお気に入り度:★

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#cup113:堀の井:高橋酒造店

堀の井(ほりのい):高橋酒造店堀の井(ほりのい):高橋酒造店

「実るほど 頭を垂れる 稲穂かな」をそのままデザインしたような稲穂を描いたカップ酒。実は、この正面の稲穂の裏には、まだ「頭を垂れる」ほどには成長していない稲も 2 つほど描かれていて、稲穂の成長を描いたものなのかも。考えてみると、酒は米がないとできないわけだけど、ダイレクトに稲を描いたデザインのカップ酒って少ないかもしれない。

甘みがあり、アルコールの刺激が感じられる酒。昔ながらの日本酒っぽい味。たぶん熱燗にすると、昭和テイスト満点の仕上がりになりそう。

これも前回の「南部関」に続き、南部杜氏の発祥地からの酒。戦前は大地主で、現在でも数町歩(1 町歩 = 約 10000 m2)の専用田で米を育てているとのこと。伝統的な酒造りをおこない、20 年ほど前に三倍増醸酒から撤退したらしい。「堀の井」の銘柄名は、この堀米で掘った井戸の水で醸した酒が美味だったことによるらしい。奥羽山系の伏流水に恵まれた地ならでは。

JR 花巻駅併設のコンビニで購入したもの。この稲穂のデザインだけでなく、スズランを描いたものあるようだ。

カップお気に入り度:★★

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かみのやま温泉の共同浴場にてカップ発見

  • Posted by: maki
  • May 13, 2008 12:06 AM
  • +topics | cup

カップ@下大湯:上山温泉肘折温泉の帰りに、山形市のすこし南にある上山かみのやま温泉に立ち寄る。ホントは、銀山温泉、蔵王温泉あたりに行きたかったけど、駅からのアクセスが悪そうなので、駅から歩いて遊べそうな上山温泉に。駅から 15 分ほど歩くと、上山城にたどりつく。この城を中心にして、市街の何カ所かに共同浴場や温泉旅館が分散して存在している。ちょっとおもしろい。

時間があまりなかったので、駅の観光案内所の人のオススメの共同浴場に向かう。立ち寄ったのは、下大湯共同浴場。古い建物だけど、なかなか大きな共同浴場。いままでいろんな共同浴場に行ったけど、その中でも大きい部類。熱い湯が楽しめるいい共同浴場(ちなみに入浴料は、100 円♪)。江戸時代の昔から、共同浴場としてやっているらしい。100 円で入浴できるとは、地元の人がうらやましい。

その 2 階が休憩室になっていて、その休憩室もかなり広い。数十畳ぐらいの広さ。休憩室の上座方向には、舞台も用意されていて、地域のちょっとした催し物もやっているみたい。脇に片付けてあった黒板には、こどもの字でクリスマス会と書いてあった。

その休憩室では、持参の食べ物を食べたり、お茶を飲んだりすることができるんだけど、その器としてカップ酒のカップがリユースされていた。それが写真のカップ。奥の青いのは、「米鶴」や「うきたむ」で有名な米鶴酒造の「米鶴」のカップ酒。米鶴酒造は、高畠町ということで、上山温泉のお隣り。ワインで有名。もうひとつが、いままでに見たことのないカップ酒。調べてみると、香坂酒造の「香梅」という酒のようだ。こちらは、米沢の蔵だというから、もうすこし県南。

地酒のカップ酒のカップがこうやって再利用されているのを見るのはなんともうれしい。

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#cup112:南部関:川村酒造店

南部関(なんぶぜき):川村酒造店南部関(なんぶぜき):川村酒造店

白い軍配が中央に配置され、左右に桜の花があしらわれているバランスのいいデザイン。軍配の上に小さく「うまい酒」と書かれているのがいい。

すこし酸味を感じるが、全体的には昔ながらの日本酒らしい味わいの酒。軽い飲み口。もともとはこんなに黄みがかった色の酒ではないみたいだけど、酒販店の保存が長かったのか、こんな色に。なので、フレッシュなときと味わいはすこし変わってしまっているかも。

蔵の住所が石鳥谷だったので、南部杜氏の里(南部杜氏伝承館などという施設もある)だなあ......と思いながら、蔵のサイトを見てみると、なんとこの蔵は、「酉与右衛門よえもん」を醸している蔵だった。「酉与右衛門」(ホントは、最初の 1 字は、「酉」がへんで、「与」がつくり)は、川村家 19 代目の当主の名前。若いころから酒造りに関わり、杜氏に。後に川村酒造店を起こし、「東関」(後に「南部関」に改名)を醸し、造り酒屋に。原点回帰を目指し、「酉与右衛門」の名を冠した地酒造りを始めたとのこと。蔵のサイトに、「NAO 的 日本酒考」というコーナーがあるが、「酒造りとは家業であり、企業では地酒を造れない」との考えを持つ蔵の若旦那の酒造りについての思いを読むことができる。

酉与右衛門(よえもん):川村酒造店......ということで、ついでに「酉与右衛門」も飲んでみる。和紙のラベルに、達筆な文字で「酉与右衛門」と書いてあるのが印象的。光の影響を受けにくいようにと配慮された褐色のガラスカップも好印象。このカップ酒は、18BY の全量山田錦の純米酒。ぜいたくなスペックだ。アルコール分は、すこし高めの 17〜18 度。

とはいえ、アルコール度の高さを感じさせない、きわめてまろやかな味わい。甘辛酸苦の味が渾然一体となったいい感じの酒。舌の上で味わうと、濃醇な味わいが感じられる。その味がさっと消えるような淡麗さとはどこか違う。旨味が残る......感じなのかな。そのあたりがまた好印象。

「酉与右衛門」は前に紹介した大阪の「山中酒の店」で購入したもの(いつか飲もうと思って、取っておいた)。「山中酒の店」は、蔵元との交流もあるようで、蔵のサイトにも何回か登場している。「南部関」は、花巻市の酒販店で入手。舞姫酒造の「翠露」もそうだけど、この川村酒造店の「酉与右衛門」も県外の地酒ファンには有名な銘柄。でも、「舞姫」や「南部関」などの普段遣いの酒は県外にはあまり出回らなかったりする。その辺が地酒旅のおもしろさだったりするんだけど。

カップお気に入り度:★★

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#cup111:秀よし:鈴木酒造店

秀よし(ひでよし):鈴木酒造店秀よし(ひでよし):鈴木酒造店

カップ酒にはめずらしい多色刷りのカップ(大体は、2 色)。昔の蔵の構えを描いたものだろうか。

全体的に薄味の水っぽい感じの味わい。添加された糖類のせいか、うっすらとした甘味も感じられる。普通酒にありがちな刺々しい味ではなく、まろやかな感じでまとまっているのは救い。

創業は、元禄 2 年(1689)というから、江戸時代の前期。相当長い歴史がある。銘柄名の「秀よし」は、それまでの秋田佐竹藩の御用酒「清正」よりも優れていると藩主に評され、「清正」よりも「秀でて良し」ということで、「秀よし」の名を賜ったという。また、「清正」(加藤清正)が「秀吉」(豊臣秀吉)の配下であったことからも、「清正」よりも優れているのであれば、「秀吉」だろう......という意味もあるようだ。

地元の駅やその周辺の土産物屋や酒販店などでこうした地酒カップを買えることが多いけど、このカップ酒を購入したのは、なんと京都! なんで? 「秀よし」(豊臣秀吉)だから?

カップお気に入り度:★

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#cup110:南部美人:南部美人

南部美人(なんぶびじん):南部美人南部美人(なんぶびじん):南部美人

浮世絵風の美人画をプリントしたカップ酒。正面と背面とにひとりずつ。

とてもまろやかですっきりした味わい。すっきりした味わいながら、ボディの力強さもかねそなえている。が、それも強調しすぎるものではなく、口からさっと消えていく。甘すぎず、辛すぎず。なかなかの良酒。本醸造酒の本領発揮といったところだろうか。淡い黄みがかかった酒だなと思っていたのだが、この蔵では炭素濾過をやっていないようだ。

岩手の県北部に位置する二戸市で酒蔵を営む南部美人の代表的な銘柄。岩手ということでもちろん南部杜氏を擁し、雑味の多い甘口の酒が跋扈していた昭和中期以降「南部美人」の銘柄名のもと研鑽を重ねているらしい。蔵のサイトにおもしろい記事が載っていた。「世界最古!? 日本酒の自動販売機」。記事によると、明治の中期から後期に制作されたもので、五銭銅貨を入れると、酒が蛇口から出てくるというもの。蛇口はふたつあって、ひとつは酒が出てくる蛇口。もうひとつは、(とっくり?)すすぎ用の水が出てくるもの。この自販機は、二戸市歴史民俗資料館に寄贈されているようだが、そこの記事も読んでみるとおもしろい。

カップお気に入り度:★

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#cup109:文楽:文楽

文楽(ぶんらく):文楽文楽(ぶんらく):文楽

カーネーションの花だろうか。カップの周囲に花があしらってある。ありがちなフラワーカップの一種。デザインが秀逸なものであれば別だけど、この程度の凡庸さで、銘柄名や蔵に縁のないデザインの場合、ちと寂しい。母の日が近いということで、カーネショーンつながりでひとまずよしとしよう。

味はというと、なんとも言えない薄っぺらい感じ。味はあるにはあるけど、キャップに書かれた酸味料と糖類という添加物がいかにも......という印象。添加アルコールの多そうな味で残念。

元は、「北西酒造」と名乗っていたようだが、蔵の代表銘柄でもある「文楽」と社名を変更したとのこと。創業者が文楽が好きだったこと、文楽の太夫と三味線ひきと人形遣いの三位一体が酒造りの米・水・麹にも通じることなどを社名変更の理由としているようだ。営業担当の社員の女性が書いているブログが読みやすくて、つい読んでしまった......。

カップお気に入り度:ー

  • 株式会社文楽
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール・糖類・酸味料
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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#cup108:奥能登の白菊:白藤酒造店

奥能登の白菊(おくのとのしらぎく):白藤酒造店奥能登の白菊(おくのとのしらぎく):白藤酒造店

ひさしぶりの無印カップ酒(カップにプリントされていないという意味)。カップを縦にぐるりと囲む紙の封が上品な感じ。一昔前の Apple Comuputer の箱のようなイメージ。カップには何もプリントされておらず、封に銘柄名と成分表が印刷されている。

これはおいしい♪甘口の柔らかい味の酒。常温でもいやな甘味が残ることなく、いい感じのアルコールが広がる。封に

軟水の山水を仕込水とした柔らかな甘さのお酒です。

......とある。まさにそんな感じ。

輪島の廻船問屋から始まり、質屋などを生業としていたが、江戸時代末期より造り酒屋としての歴史が始まったらしい。現在の杜氏は、九代目。家族中心の小さな蔵だが、まじめな酒造りをしているという印象。

カップお気に入り度:★★

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カップ地酒は足で稼ぐ

  • Posted by: maki
  • April 30, 2008 1:26 PM
  • +topics | cup

貴娘(きむすめ):貴娘酒造連休前半は、群馬県北部の四万温泉と法師温泉に湯治に出かけた。四万温泉は、JR 吾妻線の中之条駅からバスで 40 分ぐらい山の方に入ったところ。法師温泉は、四万温泉から歩いて山越えするとたどりつける位置関係だが、車で行くには中之条に出てから山越えするか、JR 吾妻線で渋川まで出て、JR 上越線に乗り換え、沼田あたりからバスに乗るのがいい。直線距離だと地図で見ても 6 km ぐらいに見える(登山道を歩くと 12 km ぐらいらしい)が、実は意外に遠い。

四万温泉には何軒か酒販店があるが、探し求めているようなガラスに直接プリントされたようなタイプは置いておらず、四万温泉オリジナルラベルを貼付けたタイプがよく見られる(中身は確認しなかった)。あとは、吾妻エリアの地酒、金星酒造のもの。しかし、中之条にまで出ると、貴娘きむすめ酒造のカップ酒が入手可能。「貴娘」は、四合瓶や一升瓶だったら、四万温泉でも手に入るけど、カップ酒は置いていない(もしかしたら、四万温泉オリジナルラベルのカップ酒は、「貴娘」かも)。写真は、中之条駅のキオスクで買った「貴娘」。

沼田から法師温泉に行くには、猿ケ京温泉、三国峠と伸びる国道 17 号線を進む。このあたりで購入可能なのが、永井本家の「八木節」(けっこうお気に入り)。猿ケ京温泉の酒屋では、新潟が目の前ということで、新潟の酒もいろいろ取り揃えている店があった。

しかし、起点の沼田(猿ケ京温泉まで 25 km 程度)で簡単に手に入るのは、永井酒造の「力鶴」(水芭蕉がプリントされている)だったりする。

けっこう狭い地域で、ピンポイント的に販売されている地酒カップが多く、やはりカップ酒を集めるには地道に「足で稼ぐ」必要があると感じた。

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#cup107:翁鶴:大石酒造

翁鶴(おきなづる):大石酒造翁鶴(おきなづる):大石酒造

川の流れがプリントされ、その上に「保津川下り」と書かれている。京都の北西部の保津川を舟で川下りするのが保津川下り。よく見ると、激流の中に小舟とそれを操る船頭の姿も見える。浮世絵風の波頭がいい感じ。

淡い甘味を感じる。全体的にまろやかな味。酸味や辛味はあまり表にまで出てこない。鼻に抜けるアルコールも軽く感じられる。

蔵元の大石酒造は、嵯峨野トロッコ列車の上流川の起点のある京都府亀岡市にある。蔵の歴史は古く、元禄年間の創業ということなので、300 年以上酒造りをおこなっているようだ。蔵のサイトを見ていると、蔵に併設されている資料館のところに、

『探偵ナイトスクープ』に出演?したマネキンがいます。ここで結婚式を挙げたとか、、、

......と書かれていた。そういえば、こんなのあった、あった。資料館に置いてあるマネキンに一目惚れした女性が、このマネキンと結婚したい......という依頼だった。そうか、ここの蔵だったか。丹波の蔵ということで、杜氏はもちろん丹波杜氏。

カップお気に入り度:★★

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#cup106:蓬萊 小町桜:渡辺酒造店

蓬萊 小町桜(ほうらい こまちざくら):渡辺酒造店蓬萊 小町桜(ほうらい こまちざくら):渡辺酒造店

青をメインにしたプリントでなかなかいいデザイン。大きな山車が描かれている(写真ではわかりにくい......)。この蔵は、飛騨地方にある。飛騨で山車と言えば、飛騨高山の高山祭り。調べてみると、高山祭りというのは、総称のようで、4 月の山王祭りと 10 月の八幡祭りのことらしい。日本の神道でもメジャーな山王信仰と八幡信仰の祭りが春と秋に両方おこなわれるというのもなかなかおもしろい......ということで、このカップ酒デザインは、ローカル色が感じられるという点で、◎。

味はと言うと、普通酒にしては、なかなかおいしいかも。普通酒ということで、アルコール添加されていて、そのアルコール分がすこし邪魔をしている気がするけど、全体的には調和のとれた味。思いのほか、豊かな味わい。

サイトは、けっこうキレイに作ってある。蔵の人たちによるブログなんかも併設されていて、3 人がブログを書いているみたい。代表者 1 名がブログを書くというのはたまにあるけど、3 人も書き手がいるというのは珍しい。最強チラシ集というコーナーがある。ここのチラシは、けっこうユニークでなかなかおもしろい。地元のスーパーに貼ってあるのを見たが、かなりインパクトがあった。

カップお気に入り度:★★

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#cup105:猩々:北村酒造

猩々(しょうじょう):北村酒造猩々(しょうじょう):北村酒造

壷というか瓶というか、そんな枠に囲まれて、銘柄名が書かれている。この壷のような形は何だろうと思っていたところ、蔵のサイトに説明があった。この「猩々」は、謡曲「猩々」に因んだもの。「猩々」は中国の想像上の生き物で、顔は人、体は猿、声はこども声に似ていて、赤ら顔で酒が好きだという。

伝説では・・・
高風という若者が霊夢のお告げで、都へ出て酒を売ったところ、商売は繁盛。
賑わう店の中に、毎晩大酒を呑み、平然と帰る客あり。
在る時、名を尋ねたところ、尋陽江に棲む「猩々」と言う。
「猩々」は、高風の親孝行振りを称えて、舞い踊ると共に「酌めども尽きぬ」酒壺を与えたと。

だとのこと。

カップ酒を飲みはじめたころ(まだこのカップ酒でブログを書こうとは思ってなかったころ)に飲んだ一杯に再会。軽めの辛口。大辛ではない。舌の上で味わうと、醸造アルコールっぽい辛さが感じられる。

カップお気に入り度:★

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ひこにゃんカップ♪

  • Posted by: maki
  • April 20, 2008 3:17 PM
  • +topics | cup

ひこにゃん出張先でのミーティングが終わり、ついでに酒屋を覗く。お♪ こんなカップ酒が存在したとは!

言わずと知れた「ひこにゃん」。地域密着型人気ゆるキャラの代名詞「ひこにゃん」は、なんとカップ酒にも進出! かわいい......。

中に入っているのは、岡村本家の「金龜」(金亀)という酒。かなり黄色い酒。店主に「けっこう黄色いですね」と言うと、「地酒だからね。古いわけじゃないよ。ほら」と言って、製造年月日を見せる。なかなか気さくな人。だてにカップ酒だけで 100 本以上飲んでいるわけではないので、そこまで説明してくれなくても、大丈夫だって、わかってるって。そんな思いを知ってか知らずか、ひこにゃんは相も変わらずほわーんとしている。

やわらかく、まろやかな味。甘味を感じるが、甘すぎたりすることはなく、飲みやすい。

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#cup104:みつくりの里:平和酒造

みつくりの里(みつくりのさと):平和酒造みつくりの里(みつくりのさと):平和酒造

地元の城、伊賀上野城をあしらったデザイン。ほとんどが太めの線で描かれているので、イラストがごちゃごちゃしていないところがいい。

昭和スタイルの日本酒っぽい味。ちょっとクセがあるようにも感じるが、決してイヤな味ではない。ほんの軽く熟成香が感じられる。特別純米酒の実力か。無濾過生原酒だからか、色はかなり黄色い。アルコールは、17 度と軽め。とはいえ、一合飲みきるころには、ほろ酔い気分。

このカップ酒のキャップ部分には、セロテープで小さな紙が貼付けてあり、「みつくり」と書かれていた。この平和酒造で醸している酒は、「みつくりの里」と「富士正宗」。ラベルには「みつくり」としか書かれていなかったが、たぶん「みつくりの里」なんだろう。伊勢神宮の御用達の甘酒なんてのも造っているみたい。伝統的な酒造りを守っているみたい。

大阪の「山中酒の店」で購入したもの。

カップお気に入り度:★

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カップ酒の自販機

  • Posted by: maki
  • April 18, 2008 7:07 AM
  • +topics | cup

カップ酒自販機町の酒屋の自販機コーナーの隅に古そうな縦細の自販機が設置されていることがある。古い設備の温泉宿でもちょくちょくみかける。近づいてみると、硬貨の投入口がビニールテープで塞がれていたり、「故障中」と貼り紙がされていたり、あまり大事にされていないものが多い。中に入っているのは、カップ酒。

このエントリのトップに掲載した写真は、四谷の酒販店「鈴傳」の店頭にあるもの。よく見かける自販機は、「大関」のものが多いけど、ここのは「櫻正宗」。3 種類の商品を入れることができるようだけど、2 つは「櫻正宗」。残りひとつが「八海山」というのがおもしろい。地酒専門店としてのこだわりといったところだろうか。

『カップ酒スタイル』のエントリのときにも書いたことだけど、法改正により新規の設置が認められなくなったらしく、現役の自販機がなくなったら、おしまい......ということらしい。なんとなく昭和テイストの残るアイテムとして、ノスタルジックな思いにひたる。

カップ酒自販機もう 1 枚の写真は、埼玉県の栗橋町で撮影したもの。営業しているのかどうかも定かでない酒屋の店頭に置かれていた「大関」の自販機。この自販機に入っているカップ酒は、「大関」と「静桜」。栗橋は、国内にいくつかある静御前の終焉の地のうちのひとつ。駅のすぐそばには、墓所があり、「静桜」と呼ばれる桜の木があった。これに因んだ地酒ということなのだろう。すこし調べてみたけど、情報はあまりなかった。

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#cup103:舞姫:舞姫酒造

舞姫(まいひめ):舞姫酒造舞姫(まいひめ):舞姫酒造

カップのデザインとしては、あまりおもしろいものではない。銘柄名が正面にあしらわれ、書体が太くないものだから、背景色なしにプリントされているので、すこし読みづらい。

しかし、このカップ酒のデザインのおもしろさは、実は正面ではなく、横にある。一部のかっぷざけに見られる特徴だけど、側面に目盛りがプリントされているものがある。この「舞姫」もそのひとつ。目盛りには数字がついていることと、そうでないことがあるが、その数値や目盛りでおよその飲酒量を知ることができる。あるいは、飲みおわった後に計量カップとして再利用できたり。しかし、この「舞姫」の目盛りにプリントされているのは、数字ではなく、イラスト。いちばん上の目盛りは音符、次はくちびる(あるいは、口)、最後は虎。つまり、飲み進むにしたがって、陽気になって歌いだし、最後には虎になってしまう......というユーモア。なかなかおもしろい。でも、2 番めのくちびるの意味するところがよくわからない。酔っておしゃべりになってしまうということなのか、キス魔になってしまうということなのか......。いずれにしても、非常に特徴的でユーモラス。

舞姫(まいひめ):舞姫酒造県外では「翠露」で有名な蔵。この「舞姫」は、それよりもリーズナブルな価格帯の普段遣いの酒。ひさしぶりに飲んでみたが、なかなかいい。すこしアルコールがきつい気もするけど、飲みやすい。キレがあるけど、味もある。調和のとれた感じ。

舞姫酒造は、諏訪市の中心部、諏訪駅の近くにある。メインストリートの国道 20 号線に面した場所にあるが、この国道 20 号線は、酒屋通りでもある。「真澄」で有名な宮坂醸造をはじめ、麗人酒造(麗人)、舞姫酒造、伊東酒造(横笛)、本金醸造(本金)がずらっと勢揃い。近代では、製糸業で栄えた諏訪が古くからの街だったことの証のようにも思える。

舞姫酒造は、国道沿いに直販店を出しているが、代々の当主が文庫蔵として使っていた蔵をベースにした「和」な雰囲気のいい店。この店でしか買えない限定ものの酒なども販売している。杜氏は、地元の諏訪杜氏。「和醸良酒」をモットーに、甘・酸・渋・辛・苦の 五味の調和がとれた旨口の酒造りをおこなっている。

カップお気に入り度:★

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蒐集するということ

  • Posted by: maki
  • April 16, 2008 6:08 AM
  • +topics | cup

蒐集するということについて考える。小学館の『大辞泉』いわく......

しゅう‐しゅう〔シウシフ〕【収集/×蒐集】
[名]スル
  1. 寄せ集めること。「ごみの―日」
  2. 趣味・研究などのために集めること。また、そのもの。コレクション。「資料を―する」「切手の―家」

つまり、「収集」と「蒐集」は同じだという。漢和辞典的にどんな違いがあるのかはわからないが、やはり「収」の字では、ニュートラルなイメージ。「鬼」の入っている「蒐」とは見た目のインパクトが違う。

うちの近所にカップ麺コレクターがいる。知り合いでもなんでもないが、テレビで見て知った(うちの近所のなんでもない公園でインタビューのロケをやっていたので)。その人は、レギュラー商品や地域限定ものはもちろん、短期間しか発売されていなかったカップ麺とかも数多く蒐集している。当然、新商品はすべて買う。マニアの常道を歩んでいるなあ......と思う。部屋には食べたあとのカップが山積み。もちろんきれいに洗ってあるんだ(ろう)けど、それにしてもすごい量。そんなもんとっといてどないすんねん......ということなんだけど、ふと我が身を振り返ってみれば、五十歩百歩。いまや 100 個近くのカップがうちにはある(これにしてもそんなに多いわけではないんだけど)。

コップとしてリユースできるとか、その日の気分にあわせて使い分ける(苦しい......)ってこともできるけど、たまに、いま死んだらどうしよう......という思いにかられることもある。だからといって、捨てるのももったいない。そんなあいだにもカップは増えていく。押し入れは占拠されていく......こういう思いにとらわれることこそ、蒐集なのか。

まあ、こんな蒐集でもこんな結果もあったりするわけで、悪いものではない。ロングテールな世界、きっと誰かの何かの役には立つのではないだろうか......。

これまでで 100 種類以上のカップ酒を紹介している。カップ酒のカタログとして『The カップ酒 ベストセレクション 900 ー 日本全国カップ酒カタログ』や『カップ地酒と車窓旅』があるが、これまで紹介したカップ酒のうち、いくつがこれらの書籍にも収録されているかを数えてみたが、半数弱は未収録。しかも、それらはすべてプリントタイプ。紙ラベルタイプのものも含めたら、全国で何種類のカップ地酒があるのだろうか......まだまだ蒐集の旅は終わらない。

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#cup102:白露:高野酒造

白露(しらつゆ):高野酒造白露(しらつゆ):高野酒造

白地に青く銘柄名がプリントされている。シンプルですっきりとしてはいるけど、それだけと言えばそれだけのデザイン。もうすこし銘柄名を小さくプリントすればバランスがいいかも。書体に特徴があるので、もうすこし控えめでもいいように思う。

淡麗辛口の新潟らしい味わい。本醸造だとのことだけど、すこし平板な味。もうすこし味の膨らみがほしいところ。

「白露」とは、蔵のサイトによると、二十四節気のひとつで、秋分の直前の期間だとのこと。Wikipedia いわく、

太陽黄経が165度のときで、大気が冷えて来て、露ができはじめるころ。八月節。『暦便覧』では、「陰気やうやく重りて、露こごりて白色となれば也」と説明している

......とのこと。この「白露」は、9 月 8 日ごろから秋分までの約 2 週間で、この 9 月 8 日に生まれた酒ということで、「白露」と名付けたらしい。明治 32 年のこと。

カップお気に入り度:★

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#cup101:竹の露:竹の露

竹の露(たけのつゆ):竹の露竹の露(たけのつゆ):竹の露

黄緑色で竹が描かれたシンプルなデザインのカップ酒。品のいいデザインでもある。一色刷りのもののなかでは、なかなか秀逸なデザイン。

甘口の酒。いやな感じの甘味ではない。しかし、なんかとっても薄味。とても酒を飲んでいる気分にはなれないなあ。同じカップを使って、純米酒なんかも販売されているみたいだけど、普通酒はこんな感じ。純米酒のほうは、評判がいいようなんだけど。

東北における修験道のメッカとも言うべき出羽三山の羽黒山の麓に蔵はある。修験道の行事に供される酒を醸す蔵のうちのひとつが、現在の竹の露合資会社の前身だとのこと。銘柄名の由来についてはよくわからないようだが、蔵の付近は竹の産地としても名高い地域だったようだ。

カップお気に入り度:★★

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酒販店:吉池

  • Posted by: maki
  • April 12, 2008 11:52 PM
  • +topics | cup

吉池・御徒町本店御徒町にある吉池。食料品から衣料品まで取り扱う大型店舗。上の階には、飲食店も入っている。魚には特に力を入れているらしい。

魚以外に力を入れているのは、お酒。2 階のすべてが酒売り場。なんと、フロア面積は200 坪。4000 種の商品を取り扱っているとのこと。取り扱いは、日本酒から焼酎、洋酒、つまみに酒器まで。カップ酒の品揃えも多く、常時 30 種は揃えているんじゃないだろうか。

ここで買えるカップ酒の多くは、新潟のもの。新潟以外のカップ地酒もあるけど、そんなに種類は多くない。やたらと新潟のカップ酒が多いので、ちょっと調べてみたところ、どうも創業者が新潟出身ということがその理由のようだ。新潟第一酒造の「越の白鳥」という酒を「吉池」オリジナルラベルで販売していたりもする。

時間があるときにときどき商品ラインナップを見にいくようにしている。たまに仕入れ商品が変わっているような気がするから。きょうは、特にこれといった収穫はなかったけど。

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#cup100:愛宕の松:新澤酒造店

愛宕の松(あたごのまつ):新澤醸造店愛宕の松(あたごのまつ):新澤醸造店

ついに、ついに、このカップ酒紹介も 100 本め♪ つまり、10 升、1 斗! 飲んだなあ。10 升めの記念カップは、こちら、「愛宕の松」。この銘柄の紹介も 3 本め。最初は、「ブラックカップ」、次が「中取り PLATINUM」、そして最後がこの「フラワーカップ」。

カップの周りに黄色とオレンジの花のイラストがぐるりとプリントされている。このキュートさ、レトロさがたまらなくお気に入り。カップ酒コレクションの原点のひとつともなったカップ(このカップに触発されて買ったのが、このコップ)。

この「フラワーカップ」以外は、特別純米酒だけど、これは本醸造酒。いままでの特別純米酒とは違う味わいだけど、ていねいに造られている。ベースには似たような味があるけど、どこか違う。雑味はなく、旨味のあるいい酒。淡い味のつまみに合いそう。

これも上高田の「味のマチダヤ」にて購入。

カップお気に入り度:★★★

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#cup099:吉の川:吉の川酒造店

吉の川(よしのがわ):吉の川酒造店吉の川(よしのがわ):吉の川酒造店

黄色い水仙がカップをぐるりと囲むデザイン。北国の春を彩る水仙の花を前面に押し出しているのがいい感じ。去年、ゴールデンウィークに肘折温泉に行ったときに川のそばで水仙が咲き誇っていたのを思い出す......が、このカップ酒は、福島は喜多方からのもの。

まろやかな味わい。微妙に甘味を感じるが、甘辛酸の調和のとれた味。悪くない。

綴り違いの新潟の吉乃川は有名だけど、この蔵に関してはあまり情報がない。ぽろぽろと拾ってきた情報をまとめてみると......98 % が地元で消費される地産地消のまさに文字どおりの地酒、地元の居酒屋にならどこにでも置いている地元に愛される酒、昔ながらの伝統的な酒造りをしている、普段遣いの普通酒にも手を抜かない......といったあたり。なかなか、好感が持てる。

カップお気に入り度:★★

  • 合資会社吉の川酒造店
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:±0
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:五百万石・チヨニシキ・桜吹雪
  • 精米歩合:ー

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studio temp.

  • Posted by: maki
  • April 6, 2008 4:30 PM
  • +topics | cup

スタジオ風景 #01きょうは、朝からいい天気。(相当)早起きして、まだ肌寒い中、吉祥寺駅まで出かける。連休の旅行の帰りの新幹線の指定券を予約しに。整理券 3 番をもらう。まだ店も空いていないので、うちの近所までもどって、お気に入りの昭和テイストの喫茶店でサンドイッチとコーヒーを。

家にもどって、自転車のメンテナンス。チェーンがきぃきぃ言うので、潤滑油をささなくては。ギアやディレイラーのあたりがかなり汚れていたので、そこのクリーニングも。やはり暖かくならないと、こういう仕事はできないなあ。ボディも磨いて、ぴかぴか(?)に。

昼過ぎに、予約したチケットの結果を見に、再び吉祥寺に。さすが予約番号 3! 希望どおりの列車で予約完了。

スタジオ風景 #02家にもどって、カップ酒の撮影を。ルーフバルコニーに折りたたみ式のテーブルを出して、その上に撮影用の仮設スタジオを設置。10 分程度の準備でスタジオ完成。厳密に常に同じ条件下で撮影をしたい......というわけではないんだけど、部屋の中だと周囲に写りこむ背景が変わってしまったりするので、それなりに似たような条件で、被写体のカップだけがフィーチャーされた写真を撮るようにしている。きょうは、25 枚程度だったので、らくちん。前回は、100 本近く。キツかった......。ヘンな姿勢で撮影するので、腰が痛くなった。

この仮設スタジオ、Photo Cube Mini という商品で、なかなかのスグレもの。白い布(?)でできているので、光をやわらかくしてくれる。いわゆるディフューザー効果。これ専用のライティング装置もあるんだけど、さすがに高くて、手が出ず。自然光でまかなうことに。スタジオでの撮影が終了すると、直径 20 cm 程度にまるめて収納できるのも気に入っている。

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#cup098:旭興:渡邉酒造

旭興(きょくこう):渡邉酒造旭興(きょくこう):渡邉酒造

とてもシンプルなデザインのカップ酒。水色の地に白字で銘柄名を大書。意外にこういうデザインも好き。たぶん銘柄名の文字が好きなんだろうな。

「芳醇清酒」と書かれているが、確かにそんな感じ。詳しいデータがないけど、これが普通酒だとすれば、普通酒クラスではかなり上位ランキングに入るおいしさではないだろうか。調和のとれた味わい。

詳しいデータがあまり手に入らないが、ちょこちょこみかけるレビューからは、なかなか実力派の蔵のようだ。初代の蔵元は、新潟杜氏でありながら、名水を求めて、栃木に蔵を構えたという。現在の酒造りの陣頭指揮をとるのは、専務の渡辺英憲氏。東京農業大学醸造科を卒業後、群馬の美峰酒造で修行。数年前に蔵元に戻り、精力的に酒造りをしているようだ。

このカップ酒は、那須に遊びにいったときに、たまたま黒磯駅の近くのスーパーで買い求めたもの。こんなカップ酒に出会ったりするもんだから、この趣味はやめられない。

カップお気に入り度:★★

  • 渡邉酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:ー
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:ー

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いただきもの:じょっぱり

  • Posted by: maki
  • April 3, 2008 6:58 AM
  • +topics | cup

じょっぱり(じょっぱり):六花酒造東北出張に出かけた N くんからのいただきもの♪ 青森では、トップクラスのポピュラーな酒。

赤いだるまの顔がインパクトのあるデザイン。怒ってるようにも見えるけど、異様に長い眉毛とつぶらな瞳が妙にユーモラス。

日本酒度は、+7 から +8 あたりの大辛口とのことなんだけど、うっすらと甘みも感じる。ひさしぶりに「じょっぱり」をいただいたが、前に飲んだときより、飲みやすく感じる。

N くんには、「明ヶ烏」をリクエストしていたんだけど、やはり地酒の品揃えのいい店にいかないと、手に入りにくいということを、この「じょっぱり」を買った店の人に言われたらしい。地元でも手に入りにくいんだねぇ、「明ヶ烏」。N くん、ありがとう♪

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#cup097:澤乃泉 :石越醸造

澤乃泉(さわのいずみ):石越醸造澤乃泉(さわのいずみ):石越醸造

白鳥の絵がプリントされたカップ酒。この蔵のある宮城県登米市の伊豆沼は白鳥をはじめとした渡り鳥の飛来地であり、水鳥の聖地。ラムサール条約にも登録された湿地だとのこと。自然の豊かなところなんだろうな。

なかなかに濃い味わい。特別に濃いわけではないけど、純米酒ならではの飲みごたえがある部類。甘味は少なめの辛口。原酒で飲んでみたくなる一杯。そういえば、ここの蔵の酒は、以前いただきもので紹介したことがある。あのときの酒とは、ずいぶん違った味。

県内第 3 位の生産量とはいえ、2000 石。そんなに大きな蔵とは言えない。小さいからこそ地道に酒造りをおこない、鑑評会でも何度も入賞しているようだ。

カップお気に入り度:★★

  • 石越醸造株式会社
  • 種別:特別純米酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:+3.0
  • 酸度:ー
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹
  • 使用米:ー
  • 精米歩合:55 %

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カップ酒でお花見を:その弐

  • Posted by: maki
  • April 1, 2008 6:39 AM
  • cup

初孫と桜土曜日に引き続き、日曜日もお花見。中野の新井薬師まで出かけてみる。新井薬師は境内にも桜の木が多く、裏の公園も桜がたくさん。けっこう花見客が多いので、露店も出ているのがお気に入り。ことしも、花冷えの中、たくさんの人出。

境内の大道芸を楽しんだ後、花見客のレジャーシートの隙間を縫いながら、公園の花を愛でる。公園を出たところに、韓国の人が露店を出していて、キムパブ(김밥:韓国のり巻き)を売っていたので、それを買って、すぐそばの神社の境内で、それをつまみに「初孫」(東北銘醸)で一杯。

中野通りの桜並木もちょうど満開。右を向いても、左を向いても桜、桜、桜。普段はきっとみんな横断歩道を渡ってるんだろうけど、きょうばかりは歩道橋が大人気。手を伸ばせば、すぐそこに桜の花が咲いているし、桜並木を俯瞰できるのがとてもよい。みんな思い思いにカメラやケータイで撮影会。

東光と桜残念ながら、日曜日も土曜日以上に花冷え。ロングスリーブの T シャツにラガーシャツ、パーカーとこの季節にしては重装備で出かけたにもかかわらず、やっぱり寒かった。家に帰るまでは平気だったけど、ぽつりぽつりと小さな雨粒も。夜になったら、しとしとと冷たい雨。花散らしの雨にならなきゃいいけど。

おまけに、土曜日に撮った「東光」(小嶋総本店)も。

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#cup096:緑川:緑川酒造

緑川(みどりかわ):緑川酒造緑川(みどりかわ):緑川酒造

「緑川」の名に違わぬ緑色のカップ。このタイプのデザインのほとんどは、ワンカップ大関を模した青がほとんどで、緑を使ったカップ酒はあまりない。そんなこともあって、お気に入り。とはいえ、実はこのカップは、汎用カップ。同じデザインで別の蔵も使っている(ホントは、カップの下の方に小さなシールが貼ってあって、ここに銘柄名、社名がプリントされている)。

新潟の酒ということで、淡麗辛口だろうと思って飲んだところ、予想を裏切る味わい。濃醇と言うほどではないけど、甘味もすこし残っている。緑川は特定名称酒で評価の高い酒だけど、このカップ酒は普通酒ながら、なかなかのもの。

蔵のサイトがないので、あまり詳しい情報がわからないが、このカップ酒は、栃尾又温泉に遊びにいったときに、最寄り駅の小出駅前の小さな酒屋にて発見したもの。店の主人が、「この町の地酒ですよ」と言って薦めてくれた。確かに車窓から緑川酒造の蔵が見えたな。緑一面の水田の中にぽつんと工場があった。裏には信濃川の支流の魚野川が流れていて、のどかな風景。小出と言えば、日本有数のローカル線である只見線の起点駅でもある。

カップお気に入り度:★★

  • 緑川酒造株式会社
  • 種別:普通酒
  • 容量:180 ml
  • 度数:15 - 16 度
  • 日本酒度:+4.0
  • 酸度:1.5
  • アミノ酸度:ー
  • 原材料:米・米麹・醸造アルコール
  • 使用米:北陸 12 号
  • 精米歩合:65 %
  • カップ地酒と車窓旅』掲載

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カップ酒でお花見を:その壱

  • Posted by: maki
  • March 30, 2008 12:01 AM
  • cup

北雪と菜の花きょうはお休みだったし、ちょうど桜も満開ということで、近所で軽くお花見。おにぎりを作って、スーパーでちょこっとおかずを買って、公園に。その公園には、若い桜の木が何本かある。そんなに大きな木ではないので、桜を愛でて満腹に......というわけにはいかないけど、本格的な団体客が来ないからのんびりとできる。

そこには、花畑もあって、毎年この時期は、菜の花。菜の花をバックに佐渡の「北雪」(北雪酒造)を撮影。カップが緑色で、ラベルには黄色が配色されていて、菜の花畑にぴったり。フォトジェニックなカップ酒。トラッドなラベルデザインもいい。

この花畑は、季節によっていろんな花を育てていて、この菜の花のシーズンが終わりかけのころには、菜の花お持ち帰り放題になる。そうして、次の花を育てるというサイクル。初夏には、桜の木の下で、風に吹かれながら読書をするというのがお気に入り。

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#cup095:日の丸:日の丸醸造

日の丸(ひのまる):日の丸醸造日の丸(ひのまる):日の丸醸造

別名「秋田まつりカップ」。インパクトがあるので、なまはげの写真を掲載したが、このカップには、秋田を代表する祭りが 3 つ描かれている。ひとつが、男鹿のなまはげ。残るふたつは、秋田の「竿燈まつり」、横手の「かまくら」。楽しいデザインでいいんじゃないかな。

冷酒で飲んでも濃い味を感じる。無骨な野武士のようなどっしりとした昔の日本酒のような味。飲んだあとにも口の中にその味が残る。甘味はあまりない辛口で、すこし酸味が感じられる。

とはいえ、勝手に推測して「日の丸」としてみたが、実はこのカップ酒の中身、なんだかわからない。蔵のサイトを見てみたところ、この蔵の主力銘柄は「まんさくの花」。かなり流通している地酒。でも、中身が「まんさくの花」なら、そう書きそうなものだ。しかも、「まんさくの花」のカップは、それとして販売している。『カップ地酒と車窓旅』には、このカップ酒が紹介されていて、本醸造酒であるとあった。この蔵で出している「まんさくの花」でない本醸造酒は、「日の丸」。たぶんあってると思うんだけどな。

カップお気に入り度:★★

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Google Maps マイマップ EXPO 優秀賞、穫ったどー♪

  • Posted by: maki
  • March 28, 2008 11:09 PM
  • cup

Google マイマップ EXPO 優秀賞トロフィー地味に続けていたこのブログに併設されている cup-sake map、Google 主催のマイマップ EXPO なるイベントにエントリーしておいたら、優秀賞穫ったどー♪

きょうは、その授賞式に参加。ホームメイド感覚(?)のなかなかよいイベントだった。受賞作の一覧は、マイマップ EXPO ブログ(トラバできない......)を見ていただくとして、みなさんなかなかの力作。どの作品も「これは!」と思わせるものがある。

写真は、優秀賞トロフィーと特別にいただいた Google 印の桝(このイベントとはまったく関係なくいただいたものだけど、うれしい♪)。ガラスフェチとしては、トロフィーがガラス製でなく、アクリル製なのは残念だけど、1200 件以上のエントリーの中で top 10 入りしたというのは、単純にうれしい♪

以下、受賞作に対する講評。

カップ酒の酒造メーカーの所在地をカップ酒の写真とともに、紹介しています。
そのシンプルで、美しいマップには心が打たれました。
ご自身でカップ酒に 関してのブログも公開しており、そのブログとも連動しています。
プロフェッショナルなマイマップという印象をうけました。

面映い......。

以前からの知り合いともひさしぶりにお話しできたり、新しくお近づきになれた人もあり、なかなかの収穫。

※ 手羽先アイス、おいしくない......。

※関連記事:
 マイマップ EXPO AWARD (授賞式)開催いたしました(Google Japan Blog)
 個性的な地図が集まった「Google マイマップ EXPO」、受賞作品発表(INTERNET Watch)

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#cup094:玉菊:玉泉洞酒造

玉菊(たまぎく):玉泉洞酒造玉菊(たまぎく):玉泉洞酒造

いままでに見たことのないタイプのデザインのカップ酒。木版画のような書体のローマ字で銘柄名がプリントされ、「i」の点が、菊の花になっている。

香りも味も薄い酒。軟水仕込みだろうか、かなり柔らかい味。雑味はほとんどなく、とてもすっきりしてる。そのためか、かなり飲みやすく気がついたらなくなっていた......。

岐阜県南部の昔で言う美濃国は、菊の産地らしい。それもあってか、昭和 32 年に蔵元が銘柄名を公募した際に生まれたのがこの「玉菊」ブランドということらしい。現在の主力銘柄は、「美濃菊」。高級酒のブランドとして「醴泉」というのもある。蔵のサイトには、「玉菊」の文字は見当たらない(いまも「玉菊」が出荷されているのかどうかよくわからない)。玉泉洞酒造は、養老の滝の近くにある、創業 200 年超の酒蔵だとのこと。

このカップ酒は、いつも髪を切ってもらっている H さんにいただいたもの。髪を切ってもらっているあいだに、カップ酒の話をしていたのを覚えてくれていて、帰省したときに買ってきてくれたらしい。感謝♪

カップお気に入り度:★★

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#cup093:鬼剣舞:喜久盛酒造

鬼剣舞(おにけんばい):喜久盛酒造鬼剣舞(おにけんばい):喜久盛酒造

和装の男たちが面をつけて踊っている。これは、岩手県北上市周辺の伝統芸能である「鬼剣舞」の様子を描いたもの。修験道の始祖、役小角えんのおづぬの念仏踊りに起源を持つらしい。踊り手の面には 5 色の色があり、青、赤、白、黒、黄......と陰陽五行の 5 色を踏襲している。「鬼剣舞」とは言うものの、踊り手の面の意味するところは、降三世明王(青)、軍茶利明王(赤)、大威徳明王(白)、金剛夜叉明王(黒)、不動明王(黄)......ということで、「鬼」ではなく「仏」......なので、面には角がないとのこと。

銘柄名の脇に「登録 男の酒」とプリントされているが、そのとおりの辛口。昔ながらの日本酒らしい味わいも微妙に残っている。地元の普段遣いの酒といったところだろうか。

蔵元の喜久盛酒造は、酒造会社らしくない、かなり特異なサイトを開設している(と言っても、特異なのはトップページだけみたいだけど)。かなりいいデザイン。きっと社長が若いんだろうなあ......と思って調べてみたら、1972 年生まれだそう。若い。伝統の銘柄「鬼剣舞」や「喜久盛」はさておき、「電氣菩薩」(純米大吟醸)、「タクシードライバー」(純米原酒)などという酒も造っている。確かにこの酒、見かけた。なんとも不思議な感性。

このカップ酒は、去年の夏に夏油温泉に行ったときに買い求めたもの。宿の外には、「鬼剣舞」専用自販機も。

カップお気に入り度:★★

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大収穫の木曽、飛騨遠征〜その弐

  • Posted by: maki
  • March 24, 2008 7:20 AM
  • +topics | cup

飛騨・東濃のカップ酒各種初日は、木曽エリアで、思いがけず新種(酒?)を 5 種の捕獲に成功。2 日めは、下呂の街を散策。風がとても強かったが、朝からぶらぶらと。宿の周囲から、メインストリート、温泉街から、果ては非観光エリア(市役所とか現地の街の人のための商店)まで酒屋を捜してうろうろ。締めは、駅前。

収穫は、まずまず。清酒の「蓬萊」と、そのにごり酒。合掌造りの家のイラストがいい。ちょとまえに紹介した「久寿玉」の本醸造と上撰本醸造(デザイン違い)、あとは「白真弓」。なかなかの収穫。下呂の街は、あまりおもしろくなかったが、カップ酒にはまずまず恵まれた。まさに地元の蔵ということで言えば、天領酒造高木酒造があるが、天領酒造はプリントタイプのカップ酒を造っていないので、とりあえず放置。高木酒造は、「奥飛騨」で紹介済み。

最終日に昼食に立ち寄った店には、「七笑」しかなく、おなかもすいていなかったので、また周囲を散策。歩いていると、中津川温泉の日帰り温泉施設の「クアリゾート 湯船沢」を発見。あればいいな......程度の期待で店を冷やかすと、「恵那山」というカップ酒を発見♪ そのあとで立ち寄った馬籠宿にも「木曽路」なるカップ酒が。うれしい、うれしい。

......とはいえ、カップ酒も 12 本も買えば、かなり重い。確実に一升瓶一本以上の重さ。まあ、なれっこなんだけど。

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#cup092:鶴齢:青木酒造

鶴齢(かくれい):青木酒造鶴齢(かくれい):青木酒造

小さいカップに薄いピンク色の花がプリントされたかわいいデザイン。何の花だろうか。

キレのあるすっきりした味。完全にアルコール発酵させたかのような淡麗さ。もうすこし味わいがほしいところだけど、新潟地酒らしいと言えば、そうなのかな。

蔵元は、新潟の中でも有数の米どころ、魚沼にある。車窓から眺めていても、一面が水田。これが全部コシヒカリなんだろうなあ、さすが魚沼......と思った。鶴齢は、蔵元の青木酒造のフラッグシップブランド。ここの純米大吟醸は、しっかりした味ですばらしい食中酒。

越後湯沢の駅にある酒販店で購入したもの。越後湯沢駅には、「ぽんしゅ館」という新潟の地場物産を扱う大きな店があり、そこに利き酒コーナーが併設されている。有料だけど、これだけの数の酒の中から好みの酒を探して利き酒できるというのは、おもしろい(カウンターでお金を払って、コインを 5 枚もらう。そのコインを好きな酒、気になる酒のベンディングマシンに投入して利き酒する......というシステム)。

カップお気に入り度:★★

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大収穫の木曽、飛騨遠征〜その壱

  • Posted by: maki
  • March 22, 2008 9:18 PM
  • +topics | cup

木曽のカップ酒各種休みを利用して、木曽から美濃へ遠征。バスツアーで下呂温泉に行ってきた。いままでに長野に行くことはちょくちょくあったけど、県南の木曽エリアはいままでに未踏の地。目的地ではなく、通過点なのでどれほどカップ酒探しができるかはほとんど期待していなかった。

最初の訪問地、飯田。飯田市の郊外のバスツアーでいかにも行きそうな食事処兼土産物屋的なところ。食事も早々に土産物屋部門をチェック。不作。紙ラベルのカップ酒はあるが、お目当てのプリントタイプのものはない。仕方なく、周囲をぶらぶらと散策。

道路沿いにすこし歩いていると、長野のワインを売っているお店を発見。幟旗に引き寄せられて行ってみると、思いのほか品揃えのいい酒屋。地酒も充実。

カップ酒は......と店内をぶらぶらしていると、あるある♪ 長野では、「真澄」と並び、あるいはそれ以上(?)に出回っている「七笑」。このカップ酒は、そのほとんどが紙カップ。なので、いままではほとんどノーチェックだったけど、ようやくガラスカップを発見! ガラスカップがあるのは知っていたけど、ようやく遭遇。しかも、清酒とにごりの両方とも。あとは「姨捨正宗」のカップ酒。これも前から欲しかったもの。

他にもいままで知らなかった「今錦」というカップ酒にも遭遇でき、大満足。妻籠宿でも「中乗さん」といういかにも木曽らしいカップ酒も。

大豊作♪

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#cup091:太冠:太冠酒造

太冠(たいかん):太冠酒造太冠(たいかん):太冠酒造

力強い文字で中央に「太冠」と大書したトラディショナルなカップ酒デザイン。でもその背景には、細かく風景がプリントされている。写真ではよくわからないと思うが、険しい山肌が描かれている。地元の名勝地「昇仙峡」だとのこと。滝の絵のようには見えなかったので、「覚円峰」と呼ばれる昇仙峡の見どころのひとつを描いたものではないかと思われる。

微妙な甘味の残る辛口の酒。うすっぺらい味というわけではないけど、雑味が残っているかな。香りは薄い。

南アルプスの豊かな水の恵みを受けての酒造りをおこなっているようだ。銘柄名の由来はと言うと、

出世した武官が前途を祝うときにかむられたという「太冠」から命名されている。祝い事に合う様にとそのように名づけられた

......とのこと。

山梨のカップ酒は、紙のラベルを貼付けたものが多く、このようなプリントされたタイプは少ないので、これを見つけたときはうれしかった。JR 山梨駅の売店で購入。山梨らしいなあと思うのだが、山梨ではいろんなところでワインのカップ酒を売っている。去年の夏に山梨に行ったときは、紙カップのカップ酒ワインを飲んだな。

カップお気に入り度:★

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#cup090:久寿玉:平瀬酒造店

久寿玉(くすだま):平瀬酒造店久寿玉(くすだま):平瀬酒造店

カップ酒 9 升めの記念カップは、「久寿玉」。カップ酒のコレクションを始めるきっかけともなった一品。お気に入りのデザイン。カップにあしらわれたイラストは、蔵元のある飛騨高山地方の民芸玩具さるぼぼ。Wikipedia には、

飛騨弁では、赤ちゃんのことを「ぼぼ」と言い、「さるぼぼ」は「猿の赤ん坊」という意味である。災いが去る(猿)、家内円(猿)満になるなど、縁起の良い物とされ、お守りとしても使われている。

......とあった。このさるぼぼが腹掛けをしているのだが、小さく「久」、「寿」、「玉」と銘柄名の一字ずつを使っているのがかわいらしい。「久寿玉」のカップ酒は、上撰と佳撰の 2 種類があるが、こちらは、上撰のほう。

飲みやすい酒。甘過ぎず、辛すぎず。燗をつけてみたところ、柔らかい味がふくらんだ。若干酸味が出てきたような気もするけど、特筆すべきレベルではない。普段遣いの酒にふさわしいクセのなさ。

記録に残っている限りでは、1623 年には酒蔵として存在していたようなので、相当の歴史のある蔵。清酒を造りはじめたのは、大正時代に入ってからのことらしいが、その清酒「灘流正宗」は好評だったようで、それ以降、石高を増やしていったようだ。現在は、特定名称酒(普通酒は造らない)だけを造っている。蔵は、高山城の近く。高山の街の中心部のようなので、高山に行ったときには散策がてら見学に行ってみてもいいかもしれない。

カップお気に入り度:★★

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#cup089:花の関:花関酒造

花の関(はなのせき):花関酒造花の関(はなのせき):花関酒造

この「花の関」は、本社住所こそ福岡市になっているが、工場は太宰府市にあるようだ。太宰府でこの梅をあしらったデザインということになれば、やはり菅原道真。「東風こち吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」の一句が思い出される(最近は、「春を忘るな」と書かれているものをよく目にするようになった気がするが、やっぱり「春な忘れそ」がいいな。「な〜そ」 = 「〜しないでください」、係り受け)。カップ酒のデザインには、あまり何も考えてないようなものもあるけど、この「花の関」みたいに、ちょっとでも「ご当地」性の謎かけ(......というほどでもないけど)があると、好感が持てるなあ。写真ではすこしわかりにくいが、紅白の梅があしらわれている。

しっかりとしたボディが感じられる。本醸造の実力といったところか。酸と旨みのある昔ながらの骨太タイプ。燗にすると、辛口の味わいが急に増してくる。

九州北部ということで、焼酎大国の九州の中では、まだ日本酒の蔵も存在しているエリア。九州の日本酒の蔵には、焼酎も造っているところが多いけど、この花関酒造も例に漏れず、いくつかの銘柄で麦焼酎と米焼酎を造っている。「天神さま」、「管公さま」という焼酎があるようだ。こっちはダイレクトに「ご当地」系。

カップお気に入り度:★★

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#cup088:菊正宗:菊正宗酒造

菊正宗(きくまさむね):菊正宗酒造菊正宗(きくまさむね):菊正宗酒造

ここで取り上げるカップ酒としては珍しいナショナルブランドクラスの酒。ナショナルブランドのカップ酒は、紙のラベルを貼ったものが多いけど、この「菊正宗」は、プリントタイプ。中央に「正宗」の文字が配置され、臙脂色と白抜きの文字のコントラストがいい感じのデザイン。上のほうに「キクマサムネ」と小さくプリントされているのもかわいい。

燗にすると、強いアルコールの香りが立ちそうな日本酒らしい香り。全体的に味は濃い感じだけど、「正宗」という名にあるとおり、切れはあるので、濃醇というのとは違う。すこし後味が口にのこるのがいまひとつ。

データを調べているときに、地図を見たところ、この菊正宗酒造のご近所には、白鶴酒造、櫻正宗酒造に剣菱酒造。さすが灘。大手酒造メーカーが林立している。菊正宗酒造の商品ラインナップを見て、意外に感じたのだが、この蔵は総合酒造メーカーではなく、焼酎も出しているようだけど、それ以外はすべて日本酒。へぇ、そうなんだ。

カップお気に入り度:★★

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酒販店:山中酒の店

  • Posted by: maki
  • March 8, 2008 8:51 PM
  • +topics | cup

カップ酒いろいろ先週は、京都まで出張。金曜日の出張だったので、自腹で一泊。翌日は前から行ってみたかった大阪のとある酒屋に行ってきた。「山中酒の店」。最寄り駅は、JR 今宮(環状線)、JR 芦原橋(環状線)とか地下鉄大国町(御堂筋線・四つ橋線)。どの駅もあまり観光客の訪れるようなところではない。EZ ナビウォークを頼りにとぼとぼ歩いていく。日差しは暖かいが、風は冷たかった。ナビが目的地に着いたと知らせてくるが、通り沿いには酒屋らしき店はない。しばし、周辺をうろつく。一本通りを入ってみるが、やはりそれっぽい店がない。困ったなあ......と思っていると、1 階が倉庫になった建物を発見。中を見ると、一升瓶を入れる木箱が並んでいる。その倉庫の脇に 2 階に上がっていく階段が。そこにあまり目立たない看板があった♪

店舗は 2 階。さっそく 2 階に上がってみる。階段を上がりきると薄暗い店舗がガラス張りの壁越しに見える。入り口までの通路の脇には吹き抜けがあって、空に向かって竹が何本か伸びているのが見える。あ、これは店のサイトで見た、見た。メインの売り場は、3 階だけど、カップ酒売り場は 2 階。わぁ、レアなカップ酒がたくさんある〜。「秋鹿」の純米酒カップはネット通販でも簡単に手に入るけど、純米吟醸のカップ酒となるとほとんど扱っている店がないんだなあ。「竹泉」の純米酒カップも入手は簡単だけど、普通酒のほうはなかなかない。パンダカップで有名な「御代櫻」は普通酒は簡単に入手できるけど、純米カップはほとんど売ってない。来てよかったなあ。他にもよさそうなカップ酒も一升瓶も四合瓶もあったけど、荷物を持ってのこれから先の徒歩+電車移動を考えると無茶はできない。帰りの新幹線のお供に「開運」と「るみ子の酒」を買って、大阪に敬意を表し池乃めだか風に「今日はこれぐらいにしといたるわ」ということに。

店のサイトにも表れているが、店舗の建築デザインは一見の価値あり。もちろん酒の品揃えも申し分ない。酒販店の経営だけでなく、直営の居酒屋も何店舗も大阪府下に展開しているなかなか積極的。通販もやっていて、そこの品揃えを見てみれば、どんな店かがなんとなくわかるかも。

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#cup087:墨廼江:墨廼江酒造

墨廼江(すみのえ):墨廼江酒造墨廼江(すみのえ):墨廼江酒造

正面から見るとシンプルに「すみのえ」と銘柄名がプリントされているだけだけど、ちょっと回すとくじらのイラストが特徴のカップ酒。蔵のある宮城県石巻市は、捕鯨をやっている街なのかと思い、調べてみたところ、ビンゴ。沿岸小型捕鯨の基地としての役割を果たしていたらしい。

酒の味は、くじらとは関係ないようだ。基本的には淡い味わいながら、すこし後口に酸味の感じられると同時に辛口の味わいがさっと消えていく。

小さな蔵だけど、伝統的な手法に基づいてマジメな造りをしているらしい。

カップお気に入り度:★★

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